俺にはラブラブな超絶イケメンのスパダリ彼氏がいるので、王道学園とやらに無理やり巻き込まないでくださいっ！！

本編

堂山レオンの昔話⑤

週明けの月曜日、僕の方から小太郎くんの中学校に行った

今覚えば、あの時の僕は行動力の鬼だったと思う

「あのっ！すみません！」

僕の顔をチラチラ見てた女子生徒に話しかける

「えっ！何かな？」
「ここの一年生で、笹島小太郎くんっていると思うんですけど､､､読んできてもらえませんか？」

きっと、僕の顔でなければ門前払いだっただろう



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「レオン！！！！！」
「小太郎くん！」

また会えた
嬉しい

そんな気持ちが心の中に溢れる

「びっくりしたよ！知らない先輩が天使みたいな男の子って言ってたから､､､レオンかっ？！って思ったけど、まさかこっちまできてくれるとは､､､！」
「ごめんなさい､､､迷惑でしたか？」
「いや嫌！！そんなまさか！

､､､また会えて嬉しい！！」

同じこと思ってくれて、素直に言葉にしてくれる小太郎くんがとても輝いて見えた

「じゃあ、今日もレオンの家まで送るよ！」
「えっ！家に入らないんですか？」
「あー､､､今日ちょっと姉ちゃんに付き合わなくちゃいけなくてさー」
「あ､､､なら僕はもう帰り､､､」
「いやいや！わざわざきてくれたし！それに俺も話したかったし！
散歩みたいな感じだよ！！」


ニコニコ笑ってくれる

あぁ､､､この人の隣はなんで息がしやすいんだろう

問答無用で家に入ってくるクラスメイトとは違う
勝手に想像して僕のイメージを語る女子とは違う
不躾な目線で僕を物色する周りとは違う



小太郎くんは、言葉で全てを伝えてくれる


そんな、当たり前で当たり前でないようなことが、とても心地よかった










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過去編もう少し続きます！長くなってしまって申し訳ないです🙇‍♀️

どうかお付き合いいただけると嬉しいです😃



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