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第二章
雪中四友 〜蠟梅の咲く頃〜 《六》
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金角と銀角の持つ刀は、短柄武器の刀の中でも代表的な柳葉刀だった。刀と言えば “青龍刀” を思い浮かべることも多いが、一般に刀とは “柳葉刀” のことを指す。
刀刃が細長く湾曲していて柳の葉に似ていることからこの名前がつく柳葉刀は、“刀身” “刀盤(鍔)” “刀柄” “刀首” の四つの部分からなり、刀身はさらに “刀尖” “刀刃” “刀背” “血槽”に分けることができる。
二人の子供が持つ柳葉刀は、玄奘の持つ双剣と同じように双刀だった。双刀は、左右の手に同じ刀を持って戦う武器で、両方の刀を重ね合わせて持つため、“柄” や “鍔” “刀首” も “単刀” を真っ二つにしたような形状になる。
玄奘の持つ双剣は天上の桜の鍵が姿を変えたもので、帯革の尾錠から現れるが、普通の双剣や双刀は一本の鞘に二つの刀が収まるのだ。金角が持つ双刀の片方には刀首に金色の細い組紐で玉浄瓶と言う小さな瓶が付けられており、銀角の持つ双刀の片方にも刀首に銀色の細い組紐に紅葫蘆と言う小さな瓢箪が付けられていた。
「君達、危ないから刀をおろして」
「そうだぞ。ガキがそんな物騒なもん、振り回すもんじゃねぇ」
子供が持つにしては大きめの双刀を、二人はまるで自分の手の一部であるかのように軽やかに振り回しながら玄奘達に近づいてくる。そんな金角と銀角に、八戒と悟浄が窘めるように言えば、その言葉を聞いた金角と銀角が如何にも納得できないと言うように、ぷぅーと頬を膨らませ
「おれらは、ガキじゃないからな!」
「いざ、じんじょうにしょうぶしろ!」
と叫び、刀尖をビシッと玄奘達に向けた。
「何が、いざ尋常に勝負しろだ。怪我をする前に、とっとと親元に帰って母親にでも甘えてろ」
玄奘は、まるで自分達には関係ないと言わんばかりに踵を返し、背中を見せ歩き始める。それに続くように八戒が背中を見せ、悟浄も “やれやれ” と呟きながら玄奘のあとを追う。
「お前ら、迷子にならないように帰れよ」
「ぴゅー!」
悟空が片手を振って言えば、その肩に乗っていた玉龍も “気をつけて帰れよ!” と叫んだ。玄奘達の二人を気にも留めない態度に、金角と銀角は眉間にシワを寄せると
「ちょっとまて、おまえら!!」
「オレらのあいてしろー!!」
と、その場で飛び跳ねながら叫ぶ。
「きんかく!」
「ぎんかく!」
二人は顔を見合わせ頷き合うと両手の刀を持ち直し、“やぁー!!” と言って玄奘達に斬りかかった。
「危ねぇだろうが、このガキども!」
「怪我をしたらどうするんですか、刀を鞘に収めなさい!」
この妖怪の子供達がただの妖怪でないことは、悟浄にも八戒にもわかっている。もちろん、それは前を歩いている玄奘も同じことだ。片方の睛眸とは言えど、金睛と銀睛を持つ子供達。それは、多種多様な色を持つ妖怪達の中でもかけ離れている。
火眼金睛を持つ悟空の力が如何ほどのものか。そしてまた、邪神達が使う斑と言われる様々な色を合わせ持つ者達の力。それは、玄奘達が何よりもよく知っている。悟空や斑達には及ばなかったとしても、この子供達には普通の妖怪以上の力がある。
「げんじょうさんぞー、オレらとたたかえ!」
「何故この私が、お前達と戦わなければならない」
「てんじょうのさくらのカギを、てにいれるためだ!」
「なん、だと」
妖怪の子供から出るには不釣り合いな天上の桜の鍵と言う言葉を聞いて、玄奘は振り返り金角と銀角を見た。
「お前達のような子供が、天上の桜の何を知っていて鍵が欲しいなどと喚く」
「ねがいをかなえるためだ」
「そのためには、てんじょうのさくらのカギがいる」
金角と銀角は、軽やかに舞うように間合いを詰めると、迷いなくその双刀を玄奘に向け振るう。だが、その刀を受け止めたのは、二人の持つ刀よりも大きく力強い刀。
「だから、危ねえって言ってるだろうが」
悟浄は、金角と銀角が刀を振り上げた時、すぐさま右手で己の左腕上腕にある臂釧に触れた。臂釧は、悟浄が何を言わずとも、その意を感じ形を変える。
現れた刀の紅葉色の組紐で巻かれた柄を握れば、それはまるで長年使い込んだ武器のように悟浄の手に馴染み、刀首にはめ込まれた星型の白い花がキラリとひかり、その端にある団錦結びが揺れて、難なく双刀を受け止めた。
「刀はな、ガキの遊び道具じゃないんだよ」
悟浄の言葉に、金角と銀角は “ふん” と言うと、くるりと回って距離を取る。
「それで、とめたつもりか」
「そんなんじゃ、オレらはとめられないからな」
二人は、再び舞うよにくるくると回りながら刀を振り回し、距離を詰めて玄奘達に近づいて行く。俊敏な動きで、二人の身体と刀が時に重なり合いながら、時に離れては玄奘達の間合いに入り込んで来る。
「玄奘」
八戒が玄奘を庇うように前に出て
「オレが行く」
と、悟空が如意金箍棒を持ち悟浄に歩みよった。
「子供の遊びじゃない、と言うわけか」
玄奘の呟きは、僅かなものだった。いくら妖怪と言えど、子供あいてに武器を振り戦う。金角と銀角の考えが変わらなければ、自分達はこの二人を斬り倒すしかないだろう。そこに、相手の歳など関係はない。それが、天上の桜を守ると言うことだ。
玄奘は “ふっ” と乾いた笑みを見せると、己の帯革の尾錠に両手を近づけた。玄奘には人に戦わせておいて、自分は高みの見物を決め込むなどと言う趣味はない。
「天上の桜の鍵が欲しいなら、かかってこい」
********
湾曲→弓なりに曲がること
鞘→一般に刀剣•槍などの身を入れる細長い筒を指す
物騒→よくない事が起きたり、起こしたりしそうな、危険な感じがすること。また、そのさま
窘める→よくない点に対して注意を与える
如何にも→程度、状態のはなはだしいことを表す。どう考えても。全く。実に
尋常→普通であること。当たり前。尋常に勝負しろの尋常は、素直•潔いといった意味
踵→かかと
火眼金睛→炎を連想させる金色の虹彩を備えた赤い眼球のこと
如何ほど→物事の分量や程度などが多い意を表す。物事の程度•分量•値段などを問う意味を表す。どれくらい
不釣り合い→つりあわないこと
喚く→大声で叫ぶ。大声をあげて騒ぐ
間合い→隔たり。ころあい
団錦結び→漢の時代より培われてきた伝統の中国結びで、調和を表す「花團錦簇」からついた名称。家族団欒の意味を持つ
乾いた笑み→人間味や人情の温かみを感じさせない笑みや笑い声。冷たい感じの笑い方などを形容する表現
次回投稿は15日か16日が目標です。
刀刃が細長く湾曲していて柳の葉に似ていることからこの名前がつく柳葉刀は、“刀身” “刀盤(鍔)” “刀柄” “刀首” の四つの部分からなり、刀身はさらに “刀尖” “刀刃” “刀背” “血槽”に分けることができる。
二人の子供が持つ柳葉刀は、玄奘の持つ双剣と同じように双刀だった。双刀は、左右の手に同じ刀を持って戦う武器で、両方の刀を重ね合わせて持つため、“柄” や “鍔” “刀首” も “単刀” を真っ二つにしたような形状になる。
玄奘の持つ双剣は天上の桜の鍵が姿を変えたもので、帯革の尾錠から現れるが、普通の双剣や双刀は一本の鞘に二つの刀が収まるのだ。金角が持つ双刀の片方には刀首に金色の細い組紐で玉浄瓶と言う小さな瓶が付けられており、銀角の持つ双刀の片方にも刀首に銀色の細い組紐に紅葫蘆と言う小さな瓢箪が付けられていた。
「君達、危ないから刀をおろして」
「そうだぞ。ガキがそんな物騒なもん、振り回すもんじゃねぇ」
子供が持つにしては大きめの双刀を、二人はまるで自分の手の一部であるかのように軽やかに振り回しながら玄奘達に近づいてくる。そんな金角と銀角に、八戒と悟浄が窘めるように言えば、その言葉を聞いた金角と銀角が如何にも納得できないと言うように、ぷぅーと頬を膨らませ
「おれらは、ガキじゃないからな!」
「いざ、じんじょうにしょうぶしろ!」
と叫び、刀尖をビシッと玄奘達に向けた。
「何が、いざ尋常に勝負しろだ。怪我をする前に、とっとと親元に帰って母親にでも甘えてろ」
玄奘は、まるで自分達には関係ないと言わんばかりに踵を返し、背中を見せ歩き始める。それに続くように八戒が背中を見せ、悟浄も “やれやれ” と呟きながら玄奘のあとを追う。
「お前ら、迷子にならないように帰れよ」
「ぴゅー!」
悟空が片手を振って言えば、その肩に乗っていた玉龍も “気をつけて帰れよ!” と叫んだ。玄奘達の二人を気にも留めない態度に、金角と銀角は眉間にシワを寄せると
「ちょっとまて、おまえら!!」
「オレらのあいてしろー!!」
と、その場で飛び跳ねながら叫ぶ。
「きんかく!」
「ぎんかく!」
二人は顔を見合わせ頷き合うと両手の刀を持ち直し、“やぁー!!” と言って玄奘達に斬りかかった。
「危ねぇだろうが、このガキども!」
「怪我をしたらどうするんですか、刀を鞘に収めなさい!」
この妖怪の子供達がただの妖怪でないことは、悟浄にも八戒にもわかっている。もちろん、それは前を歩いている玄奘も同じことだ。片方の睛眸とは言えど、金睛と銀睛を持つ子供達。それは、多種多様な色を持つ妖怪達の中でもかけ離れている。
火眼金睛を持つ悟空の力が如何ほどのものか。そしてまた、邪神達が使う斑と言われる様々な色を合わせ持つ者達の力。それは、玄奘達が何よりもよく知っている。悟空や斑達には及ばなかったとしても、この子供達には普通の妖怪以上の力がある。
「げんじょうさんぞー、オレらとたたかえ!」
「何故この私が、お前達と戦わなければならない」
「てんじょうのさくらのカギを、てにいれるためだ!」
「なん、だと」
妖怪の子供から出るには不釣り合いな天上の桜の鍵と言う言葉を聞いて、玄奘は振り返り金角と銀角を見た。
「お前達のような子供が、天上の桜の何を知っていて鍵が欲しいなどと喚く」
「ねがいをかなえるためだ」
「そのためには、てんじょうのさくらのカギがいる」
金角と銀角は、軽やかに舞うように間合いを詰めると、迷いなくその双刀を玄奘に向け振るう。だが、その刀を受け止めたのは、二人の持つ刀よりも大きく力強い刀。
「だから、危ねえって言ってるだろうが」
悟浄は、金角と銀角が刀を振り上げた時、すぐさま右手で己の左腕上腕にある臂釧に触れた。臂釧は、悟浄が何を言わずとも、その意を感じ形を変える。
現れた刀の紅葉色の組紐で巻かれた柄を握れば、それはまるで長年使い込んだ武器のように悟浄の手に馴染み、刀首にはめ込まれた星型の白い花がキラリとひかり、その端にある団錦結びが揺れて、難なく双刀を受け止めた。
「刀はな、ガキの遊び道具じゃないんだよ」
悟浄の言葉に、金角と銀角は “ふん” と言うと、くるりと回って距離を取る。
「それで、とめたつもりか」
「そんなんじゃ、オレらはとめられないからな」
二人は、再び舞うよにくるくると回りながら刀を振り回し、距離を詰めて玄奘達に近づいて行く。俊敏な動きで、二人の身体と刀が時に重なり合いながら、時に離れては玄奘達の間合いに入り込んで来る。
「玄奘」
八戒が玄奘を庇うように前に出て
「オレが行く」
と、悟空が如意金箍棒を持ち悟浄に歩みよった。
「子供の遊びじゃない、と言うわけか」
玄奘の呟きは、僅かなものだった。いくら妖怪と言えど、子供あいてに武器を振り戦う。金角と銀角の考えが変わらなければ、自分達はこの二人を斬り倒すしかないだろう。そこに、相手の歳など関係はない。それが、天上の桜を守ると言うことだ。
玄奘は “ふっ” と乾いた笑みを見せると、己の帯革の尾錠に両手を近づけた。玄奘には人に戦わせておいて、自分は高みの見物を決め込むなどと言う趣味はない。
「天上の桜の鍵が欲しいなら、かかってこい」
********
湾曲→弓なりに曲がること
鞘→一般に刀剣•槍などの身を入れる細長い筒を指す
物騒→よくない事が起きたり、起こしたりしそうな、危険な感じがすること。また、そのさま
窘める→よくない点に対して注意を与える
如何にも→程度、状態のはなはだしいことを表す。どう考えても。全く。実に
尋常→普通であること。当たり前。尋常に勝負しろの尋常は、素直•潔いといった意味
踵→かかと
火眼金睛→炎を連想させる金色の虹彩を備えた赤い眼球のこと
如何ほど→物事の分量や程度などが多い意を表す。物事の程度•分量•値段などを問う意味を表す。どれくらい
不釣り合い→つりあわないこと
喚く→大声で叫ぶ。大声をあげて騒ぐ
間合い→隔たり。ころあい
団錦結び→漢の時代より培われてきた伝統の中国結びで、調和を表す「花團錦簇」からついた名称。家族団欒の意味を持つ
乾いた笑み→人間味や人情の温かみを感じさせない笑みや笑い声。冷たい感じの笑い方などを形容する表現
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