最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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雷帝・第2王国

二百七話 圧倒と惨め

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シャル・エクサルシスvs王井貴史

(コイツ、バケモンか?いや狂人ギルドだから当たり前なのかもしれないが、俺がアイツらより弱いだと………?有り得ねぇ、ぶった斬ってやる)

「おぉ~?やる気になってくれたぁ~?」

「切り刻んでやるよ、気持ちよさが無くなるまでなァ!」

「どぉ~ぞぉ~、でもぉ~、斬るスピードが遅いかなぁ~」

「は?ッ!」

     斬り掛かってくる剣を弾き返したと同時に複数の斬撃を飛ばした、シャルは敵との差を見せつけた。今、どれだけ斬るスピードが遅いのかを教えてあげた。仲間になっても進化し続けるシャル・エクサルシスと進化が遅い王井貴史じゃ、格が違う。シャルはレンを守ると誓った、危ない時に必ず助けに行く
      復活するまで必ず時間を稼ぐ、仲間になった以上、この件は放っておく訳には行かない。仲間を大切にするようになったシャルは仲間をちゃんと守る。守れるくらいの強さは十分にある、だから今度は戦うのではなく、守れる存在になる

複数の斬撃を受けた

「かハッ…………馬鹿なっ………」

莉乃香side

シャルの強さを目の当たりにする、莉乃香達

「なんかどんどん成長しているわね、全く別人じゃない」

「成長して行ってますね、頼もしい仲間です」

「ええ、本当に」

(シャルさん、あんなに強くなってたんだ………)

シャルside

「どうしたのぉ~?苦しいぃ~?でもね~、レン君の方が100倍苦しんでるんだよぉ~」

「勝手に苦しんでるだけだろうが…………!」

「へぇ~そんな事言うんだぁ~、君はぁ~痛みっていうのを知らないみたいだねぇ~?」

「痛み?俺は誰にも負けたこともねぇから知らねぇなァ!」

「じゃぁ~、今初めて負ける時だねぇ~」

「は?ッ!」

     ぶっとい斬撃を飛ばしたシャル、そのぶっとい斬撃は王井貴史を真っ二つに切り裂いた。初めての敗北を味合わせたが、これは幻想斬撃に過ぎない、本当は死んでいない。ここで殺してしまったら、レンが戦えないため、殺すことは避けた
     幻想斬撃を受けた王井貴史は尻餅を着いた、元狂人がここまで変わることにも驚くが、ここまで強敵を圧倒するのにも驚いた。狂人は狂う、気持ちよくなりたがるだけではなく、実力もちゃんとあり、仲間思いな一面もあった

王井貴史の発言について、シャルは許せなかった。だから脅し用に幻想斬撃を使った

すると、前から何者かが現れてきた

「お前がそこまでカスだったとはな、見損なった」

「、、、、オズワルド・エデン!なんでここに………!」

「知り合いなのぉ~?」

「私と殺りあった、闇に堕ちた英雄………」

「ふん、随分と久しいな、あの時の少女」

「てめ………なんでっ………ここに………!」

「貴様が勝手に出動したせいで、アーク様が怒っている」

「んなっ…………」

     この戦いは王井貴史が勝手に出動したことによって起こった戦い、それに対してブラックナイトのトップ、デヴォント・アークが怒っていたとのこと。莉乃香達はまだ、ブラックナイトにどんなメンバーが居るのかは知らない、知っているのはレンのみ。
      デヴォント・アークは王井貴史を連れ、消えていった。これは任務達成になるのだろうか。王井貴史が倒せないまま、この戦いは終わった。王井美紀は莉乃香達によって倒された、ブラックナイトのNo.0は一人のみになった

クエスト10-9「ブラックナイトNo.0を撃破せよ」をクリアしました

レンside

「これでクリア判定になるのね…………」

「No.0を撃破するだけだからねぇ~、で、レン君はどう~?」

「レンは…………」

「ん~そろそろ立ち直らないとぉ~レンをってばぁ~」

「はっ…………あれ、俺、何してたっけ」

「ようやく気が付きましたね。大丈夫でしたか?」

「あぁ………なんか、気持ち悪い…………吐きそう………」

「無理矢理自分を壊そうとするからよ、そんな事する必要ないわよ、私達にもその重さを背負わせて」

       重さは分からない、背負うほど軽い重さでは無い。家族に裏切れる、仲間に裏切れる、自分をぶっ壊す覚悟が無い、その重さは誰にも背負えない、背負わせたくない。背負いたい気持ちは有難いかもしれないが、この問題は一人で解決したかった
       仲間には頼りたくなかった、また自分に責任がのしかかった。せっかく復活したのに、また下に落ちた。怖気付いてしまったのだろうか、自分の重さを背負って欲しくなかった、仲間に頼りたくなかった、気持ちが前に戻ってしまった

また心が地に落ちてしまった

なんで、こんなにも弱いのだろうか

「弱い………多分、心が弱いんだと思う。みんなに頼りたくない、またそう思ってきた………自分に自信が無くなってきた、進化する自分に恐怖を感じた」

「お兄ちゃん…………」

「進化に恐怖を感じているのは私達も同じよ、これ以上強くなったら、人間に戻れなくなるんじゃないかって思っているわ」

「私は怖くないけどぉ~、でも~、強くなりたいんだったらぁ~覚悟は必要だと思うよぉ~?」

「それはそうだけど…………でもそうだよな、覚悟は必要か。あの時人間離れしたなって思って、正気に戻った時、怖かった」

     人間が人間離れした時が一番怖い、そんなのは誰でも一緒、怖いもの知らずなんて居ない、そんなのは異世界チートの人だけ。レンはチートでは無い、極普通の英雄、誰にも英雄と言われたくない、目立ちたくない派のボッチ英雄
      だが成長を怖がって英雄の道へと届かない、英雄って何なんだろう、英雄ってどうやってなれるんだろうか、どんな結末が待ち受けているのだろうか。人間離れが英雄になれるだろうか、英雄の称号、それはなんなのか

それ以上の進化は覚悟が必要、それは人間では簡単なことじゃ、なかった

「なあ、まだ日本に居た方がいいか?帰り方知らないんだが」

「私も知らないわよ?シャルは?あんた、空間から来たのよね?」

「ん~もう帰り方ないよぉ~、ここにまだ残るしかないねぇ~」

「えぇー!帰り方ないの!?」

「無いよ~」

「「そんなぁ~」」

     がっくりする紫織とクレア、そう、シャルが使った空間は一度しか使うことが出来ない。一度しか使えないため、みんなもシャルも帰ることが出来ない。レン達は日本から帰る方法が無い、完全に閉じ込められてしまった。レッドゾーンドラゴンが居ないため、レン達はどうしたらいいのか分からない
      このまま帰る方法が無いまま、日本に過ごさなきゃいけないのだろうか、まだキャシーも救っていないのに日本に留まっちゃダメだ、帰る方法を探さなくちゃ、救えない。まだブラックナイトとの戦いも終わっていない

クエストが発生しました

クエスト10-10「100ステージ、全てのボスを撃破せよ」

「100ステージ?ちょっと待て、いきなりなんなんだ?」

「そんなのが来たのぉ~?」

「ええ、今来たわ。なんなのよ………これ」

「どうやら、倒すしかないみたいですね」

「マジかよ、この100ステージをクリアしなきゃ帰れないってか?勘弁してくれ………」

     これから始まるのは100ステージ、そうレンが言っていた通り、この100ステージをクリアしなきゃ、ここからは出られない事になっている。死んだら終わりのデスゲーム、いくら最強でも勝てないことはある、なんせ、全てのボスは滅級以上のモンスターなのだから、滅級以上のモンスターが現れてくる
       この困難を乗り越えた者にはちゃんと報酬が与えられる、生きて帰りたくば、この100ステージをクリアしてから、死ぬかもしれないこのデスゲームに勝てるのだろうか

いよいよ”ゲーム”が始まる

デスゲームの開幕
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