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1章スローライフ準備編
44 打ち上げ
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「なんでお前らまでいるんだよ!」
一応この辺りでは最難関と呼ばれる迷宮を踏破したのだ。
まぁいつもの二人でのミラ母さんの手料理による食事に変わりはないのだが、打ち上げをすることになった。が、僕らの帰還を聞いて駆けつけてきてくれた、ラルフとオスカーも一緒に打ち上げに参加することにアセナは何故か不満そうだ。
「いーじゃん、いーじゃん。飲も?」
険悪ムードになりかけたアセナに無理やり飲ませる。
「わざわざありがとう。打ち上げに来てくれて」
「いいのいいの、良かったじゃん。二人またこうしてできて」
確かにこの二人様々なのだ。
って、なんかこの二人、前より仲良くなってね?今だって肩組んで飲んでるし。たまに、「これうまいよ?」とか言ってお互いに食べさせたりしてるし。
距離感がなくなってる。
「何かあった?」
「あぁバレた?俺らね、ちょっと付き合ってみるかって」
オスカーも頷いている。
へぇー。
「きっかけは?」
「聞いちゃう??」
アセナをそっちのけにしているお詫びに酒を継ぎ足し、ラルフの話を聞く。
「まぁ幼馴染だからパーティ組んで冒険者してたんだけど。ある日、絶世の美貌を持つ人を見つけたわけ」
ほうほう。
この村にそんな人がいるのか。僕も一度は見てみたいなぁ。
「で、まぁお互いがお互いを利用しつつ、その人をものにしようとしたわけだけど。敵わない相手が現れて、さらにその子もその人と想いあってるときた。まぁなんというか、二人で打ちひしがれたわけだが、実は結構お互いに気が合うんじゃないかとヤケクソで付き合うことになった。今のところ意外と、長続きしてるわけだが」
確かに無口なオスカーが今までにない穏やかな顔をしている気がする。もともとパーティー組むだけあって仲はいいんだろうな。
「お幸せに」
「お互いな」
そう言われて、初めてアセナと付き合っている実感が湧き、なんとも恥ずかしいようなよくわからない気持ちになった。
「頼もう!!」
客だろうか?
扉の方を見るとあのオリさんがいた。
「ああ?」
「アセナ殿!!ハァハァ」
えっ、なんかアセナを見るなり目つきが変わった。
「チッ」
「オレとアキトの楽しい時間を邪魔すんじゃ、ねぇ!!!!」
ノシノシとアセナがオリさんの元に歩いて行き、いきなり殴った。
「グハッ///」
シラフの人が見たらどう思っただろうか?
殴られているのに、ニコニコしながら、血ではなく涎を口から垂らしながら倒れていくオリバーを見るのは"酔っている"僕らには酒の余興に見えた。
アセナは普段殴る攻撃はしないのに、殴ったということは、本気で殺すようなつもりはないということなのだろう。
何も見なかったかのようにアセナは席に戻ると、一口酒を飲んだ。
「おい!お前ちょっとここに来い」
酔っても健在な怪力で腰に腕を回され、膝の上に無理やり座らされられる。
そして肩に頭を乗せられる。
「なななな」
やばい。この感じ、、、よし、飲むぞ。
この感情に任せて村を5周ぐらい走りたくなったが、飲んで誤魔化すことにした。
横でピコピコと頬を撫でてくる耳に、煩悩に負けないようにジョッキを手にした。
「おぉいい飲みっぷりだねぇ」
もういい、明日を気にせず飲むぞー!
「ああ?何飲んでんだ、お前はこれでのめやぁ!」
そう言ってアセナが持っていたジョッキを口元に持ってこられ無理やり飲まされる。
これはアセナとの関節、、では、、、
酒のせいかアセナのせいかわからないが、顔が熱い。
この後、酔っている二人とミラ母さんとオリバーは酔った二人が口移しで酒を飲ませ合うとかいう地獄を見せられるのであった。
一応この辺りでは最難関と呼ばれる迷宮を踏破したのだ。
まぁいつもの二人でのミラ母さんの手料理による食事に変わりはないのだが、打ち上げをすることになった。が、僕らの帰還を聞いて駆けつけてきてくれた、ラルフとオスカーも一緒に打ち上げに参加することにアセナは何故か不満そうだ。
「いーじゃん、いーじゃん。飲も?」
険悪ムードになりかけたアセナに無理やり飲ませる。
「わざわざありがとう。打ち上げに来てくれて」
「いいのいいの、良かったじゃん。二人またこうしてできて」
確かにこの二人様々なのだ。
って、なんかこの二人、前より仲良くなってね?今だって肩組んで飲んでるし。たまに、「これうまいよ?」とか言ってお互いに食べさせたりしてるし。
距離感がなくなってる。
「何かあった?」
「あぁバレた?俺らね、ちょっと付き合ってみるかって」
オスカーも頷いている。
へぇー。
「きっかけは?」
「聞いちゃう??」
アセナをそっちのけにしているお詫びに酒を継ぎ足し、ラルフの話を聞く。
「まぁ幼馴染だからパーティ組んで冒険者してたんだけど。ある日、絶世の美貌を持つ人を見つけたわけ」
ほうほう。
この村にそんな人がいるのか。僕も一度は見てみたいなぁ。
「で、まぁお互いがお互いを利用しつつ、その人をものにしようとしたわけだけど。敵わない相手が現れて、さらにその子もその人と想いあってるときた。まぁなんというか、二人で打ちひしがれたわけだが、実は結構お互いに気が合うんじゃないかとヤケクソで付き合うことになった。今のところ意外と、長続きしてるわけだが」
確かに無口なオスカーが今までにない穏やかな顔をしている気がする。もともとパーティー組むだけあって仲はいいんだろうな。
「お幸せに」
「お互いな」
そう言われて、初めてアセナと付き合っている実感が湧き、なんとも恥ずかしいようなよくわからない気持ちになった。
「頼もう!!」
客だろうか?
扉の方を見るとあのオリさんがいた。
「ああ?」
「アセナ殿!!ハァハァ」
えっ、なんかアセナを見るなり目つきが変わった。
「チッ」
「オレとアキトの楽しい時間を邪魔すんじゃ、ねぇ!!!!」
ノシノシとアセナがオリさんの元に歩いて行き、いきなり殴った。
「グハッ///」
シラフの人が見たらどう思っただろうか?
殴られているのに、ニコニコしながら、血ではなく涎を口から垂らしながら倒れていくオリバーを見るのは"酔っている"僕らには酒の余興に見えた。
アセナは普段殴る攻撃はしないのに、殴ったということは、本気で殺すようなつもりはないということなのだろう。
何も見なかったかのようにアセナは席に戻ると、一口酒を飲んだ。
「おい!お前ちょっとここに来い」
酔っても健在な怪力で腰に腕を回され、膝の上に無理やり座らされられる。
そして肩に頭を乗せられる。
「なななな」
やばい。この感じ、、、よし、飲むぞ。
この感情に任せて村を5周ぐらい走りたくなったが、飲んで誤魔化すことにした。
横でピコピコと頬を撫でてくる耳に、煩悩に負けないようにジョッキを手にした。
「おぉいい飲みっぷりだねぇ」
もういい、明日を気にせず飲むぞー!
「ああ?何飲んでんだ、お前はこれでのめやぁ!」
そう言ってアセナが持っていたジョッキを口元に持ってこられ無理やり飲まされる。
これはアセナとの関節、、では、、、
酒のせいかアセナのせいかわからないが、顔が熱い。
この後、酔っている二人とミラ母さんとオリバーは酔った二人が口移しで酒を飲ませ合うとかいう地獄を見せられるのであった。
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