秦蒼汰の悩み事

夜坂真白

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ほんとうの気持ち気づく瞬間、開始。

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そしてとある夢を見た。俺がシンデレラに魔法をかける魔法使い。俺は女の子に魔法をかけ、カボチャの馬車を作り、12時まで戻ってこないと魔法が解けてしまうと話した。その子の王子様はもちろんあいつ、真人。俺は笑顔で送り出す。
そしたら、もう1人魔法使いが現れて、俺に告げるんだ。
奪わなくていいのか、と。
「奪えるなら奪いたいよ、そりゃ。」
(なら奪ってしまえばいい)
「それじゃダメなんだよ。あいつが笑顔になれない。あいつを笑顔できるのはあの子だけなんだから。」
だから、俺はこの役で充分。求めるな。
(…そうか、それが貴様の言い訳か)
「言い訳?この俺が?」
(気づかないのも今のうち、後になればなるほど後悔するぞ)
「・・・うるせ、もう後悔は飽きるほどしてんだよ。」
(生意気なその口、いつまで続くかな。)
「っだから、俺は!!」
(さらば見苦しき少年、また会う時まで・・・。)



「・・むなくそわりぃ夢。」
その日は何度も夢の中にあらわれた魔法使いのことを考えてた。
言い訳・・・。俺の心を読まれてるみたいだ。
確かに俺は真人に対して抱いているこの感情は友情という言葉で一括りできるほど簡単なものではないことはわかっている。それに対して俺がまだ答えを出していないのも俺が一番分かっている。
俺だって。俺が、俺が一番、、、
「んなの知りてえよ。」
「何が知れてえんだよ。」
この声・・・。
「えっ、、?卓也?なんでここに?」
「それはこっちがしりたいっつーの。なんでこんな公園に蒼汰がいるんだよ。」
卓也に言われて俺が公園ににいるということを知った。
「なんで、公園、、、。」
「さあね。、、、、、、小さい頃母さんとよく来たからじゃね。思い出の場所っていうの?」
「ははっ、それ似たようなこと真人にも言われた。」
弟にまで若干感づかれてる。俺は理想の弟にも兄にもなり切れないダメなやつなんだな」
そんなこと考えてたら、急に卓也が大きな声を張って言った。
「バカ言ってんじゃねえよ!!!お前なんかが理想の兄であってたまるか!!」
どうやら俺は声に出してしまっていたらしい。
「うん、、でも
「でもじゃねえ!俺の兄貴の秦蒼汰な、ドジでバカであほで感情がよく顔に出て少女漫画的思考で童貞で、」
「、、うんそれ悪口・・・。」
「でもなそれの倍ぐらいいいとこあんだよ!!勝手に自分のことダメダメな奴にすんなよ!ほんとにお前はバカだよ!?でもな少しぐらい吐き出してもいいんじゃねえの!!?だって兄弟じゃん!ちょっとは頼れよ、、、。バカ兄貴。」
・・・・・。
どうやら俺は知らず知らずのうちに弟を傷つけてしまっていたらしい。てか、卓也が俺にこんなこと言うのはじめてなんじゃねーの?なんか感動、現在ただいま兄貴感動中です。
「わかったか、、、。」
よく見ると卓也は泣いていた。ったく今日初めて見る、知る卓也多すぎだろ。ブラコンなめんなよ。感動だよ。
「うん、ありがとう。俺もう少し、素直になってみるわ。ほんとありがとな、卓也。」
「わかればいいってもんよ。バアカなあ・に・き?」
「・・・・・。」
前言撤回。やっぱりこいつうざい。

でも、なんか今思ってること、言い訳しないこと。ためないこと。本音ぶつけること。
今の俺に必要なものなのかもしれない。
今まで人に言わなかった。まだ大丈夫だからって言い分けつけて。でもわかった。自分の気持ちに白黒はっきりつけるのが怖かったんだ。この感情に名前をつけるのが怖かったんだ。
今だからはっきり言える。これはきれいな友情なんかじゃない。

醜くく脆いー恋心ーだ。
さあなずけてしまったからには仕方ない。
始めるか、長い長い闘いを。

・・・いったいいつになったらかなうんだろ、俺の初恋、、、、。
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