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5 シスターの懺悔 *
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シスターに案内された部屋は、聖職者が入る方の部屋だった。
本当に、狭い。痩せた司祭やシスター以外は、入れそうにない。
剥がれた箇所は、懺悔者と聖職者を隔てる壁の下部で、小窓の下に棚のような手を置く台がついているため、屈んで作業すると頭をぶつけそうだった。
「これを、どうしろと?」
さすがに、言葉遣いがキツくなる。だが、シスターは全く動じなかった。
「きっと、狭くて足をぶつけるから、取れてしまったんです。そこに、これをはめ込んでもらえませんか? 念のため、裏に接着剤も塗れば、頑丈になるかと思います」
いつの間にか小脇に抱えていた、額縁のような物を出してきた。分厚い刺繍の布が嵌め込まれている。よく見ると、壁の方には、一回り大きい枠が取り付けてあった。
途中までは、大工が頑張ったのかもしれない。
「わかりました。やってみましょう」
「ありがとうございます」
作業を始めてみて、これが素人仕事だ、とすぐにわかった。大工の仕事ではない。
外枠は、額縁の周囲を綺麗に縁取っただけで、はめ込み式にはなっていない。位置決めと滑り止め程度にしか役立たなかった。
ここは全面的に、接着剤に頼るしかない。俺でも屈んで作業が難しく、仰向けになって天を支えるみたいに板を押さえる羽目となった。
「何か、押さえる物はありませんか?」
塗った量も多く、乾いて接着するまで時間がかかる。事前に用意させるべきだった。
「えーと。探してみます」
シスターが踵を返すと、スカートの下に、白い物が見えた気がした。焦って目を逸らす。
猫人シスターは、なかなか戻ってこない。今手を離したら、固まりかけた部分が毛羽立って、接着剤を塗り直す前に、剥がす作業が必要になる。
早く終わらせるには、このまま押さえ続けるしかない。
「じゃあ、スコットさん。私でよければ、お話をお聞きしますね。懺悔室の前でお待ちください」
シスターの明るい声がした。
え、懺悔って、互いに知らない同士という設定じゃないのか?
そりゃ、狭い村の中だから、声聞いただけでわかっちゃうだろうけど、思いきり身元確認していたよな。
第一、懺悔室は使えないだろうに。俺がいるから。ここを使うなら、俺を追い出すより先に、重しをくれ。
混乱する間に、シスターが走り込んできた。
後ろ手に扉を閉めて、真っ暗になる。慌て過ぎて、俺を追い出すのを忘れたようだ。忘れるか、普通?
「はーい。どうぞ!」
俺は、息が止まるかと思った。いや、止めた。
シスターは、俺の顔を跨いで、膝立ちしたのである。
俺の周囲は、修道服のスカートで覆われた。分厚く暗色の生地は、暗幕の役割を果たした。
これぞ、真の闇かと思いきや、眼前に、微かな白い光のようなものが浮かび上がる。
触れていない。両頬は、膝に挟まれているが、顔面は、触れていない。
だが、わかる。俺にはわかる。
真っ暗な中、俺の鼻先に突き出されている物。白い布に包まれたそれは、匂いで存在を主張していた。
それに、もふもふのうねうね動く奴。猫の尻尾だ。
「ようこそ、勇気を出していらっしゃいました。ここでのお話が、外に知られることはありません。どうか、安心して、お悩みをお話しください」
一転して落ち着いた声音で話すシスター。真面目に仕事に取り組んでいるのだ。うっかり懺悔の中身を喋ってしまったりもするけれど。
「ありがとうございます。実は、誰にも打ち明けられず、長年悩んでいたことがあって」
おいおいおい。
俺は、焦って鼻から息が漏れた。俺にまとわりつく尻尾が、ぴくんと震える。
そんな重大な告白を、俺が聞いてしまっていい訳がない。
「あっ」
「どうしたのですか?」
「だ、大丈夫です。どうぞ、続けてください」
鼻息で、布のそよぎを感じた。部屋へ入る時、俺の存在に気付かなかった、ということはないと思うのだが。
匂いが強くなった。
この場を離れたいのは山々だが、音を立てずに外へ出るのは難しい。扉が開けば、光を通して懺悔者にも出入りが知れる。
秘密である筈の懺悔室に、第三者の存在があったら、教会側にとっても、まずいだろう。
それに、まだ接着剤が乾いていないであろうことは確実で、これまでの苦労が水の泡となってしまう。
再び息を止めるために、息を吸い込んだら、音を立ててしまいそうだった。
俺は、静かに呼吸を続けることにした。なるべく正面に息が届かないように。
そんなことが可能かどうかはともかくとして。
「はい。ええと、その悩みというのは、ある女性のことで」
スコットは、村長の息子だ。移住当初、親の方には世話になったが、息子の方はよく知らない。結婚しても良い年頃ではある。
「彼女はとても魅力的で、誰とでも分け隔てなく接する人で、僕にも優しくしてくれます。結婚したいくらいです。でも、親に反対されていて」
結構深刻な恋愛相談である。聞いちゃいけない、と焦るほど、耳の穴が広がったみたいに、スコットの呼吸までよく聞こえてしまう。
「うちは鰐だから、竜とか、蛇の家系を選ばないと、苦労するって。特に猫は相性が悪いとか」
人間と結婚したら、子供に人間か獣人が生まれるように、違う獣人同士で結婚した場合も、人間が生まれることがある、と聞いた覚えがある。
こうして側から見る限り、獣人と人間の生活には、ほとんど差がないように思える。
俺だって、虎人のアデラとセックスして何の不都合もなかった。鹿人のウィロウとは子作りまでした。
「その人のお父上にも、反対されてしまいました。仕事柄、娘さんは結婚自体をすべきでない、とお考えなのです」
ひゅう、とシスターの息を吸う音が聞こえた。ここまで彼女は、ひたすら同情的な相槌を打つだけだった。何か心当たりでもあるのかもしれない。
その音が聞こえたのかどうか、スコットの声には、ますます熱が籠る。
「でも、諦めきれないんです。その人のことを考えるだけで、心だけでなく、体も苦しくなってしまいます。今も苦しくて仕方がありません。どうか、僕の苦しみを憐んでください」
ガサゴソ、と衣擦れの音がして、何かが台に載せられた。
「スコ」
シスターが思わず懺悔者の名前を呼びそうになり、同時に俺の上にパンツが降ってきた。うおっ、息が詰まる。だが、手が離せない。俺は頭を左右に動かした。
尻尾が顔を撫でて、くすぐったい。
「んあっ」
「ああ、ありがたい」
男女の声が重なった。俺は声を出せない。
余計まずいことになった。顔に被さった下着がずれて、中身が剥き出しとなってしまったのだ。顔に、縮毛がわさわさと触れて、くすぐったい。くしゃみが出そうだ。それに尻尾もダブルで攻めてくる。
俺は、舌で毛を鼻から遠ざけようとした。
「あっ」
「ああ、もっと強く憐んでください」
上で何が行われているのか、修道服に包まれた俺には、全く見ることができない。
とにかく顔面の毛をどうにかしたい。できれば尻尾も。
丁寧に舌を動かしより分けても、次から次へと違う毛が張り付いてくる。唇で寄せれば片付くだろうか。俺は、ゆっくりと口を開いてみた。
「はあっ」
「もっと激しく、お願いします」
シスターが腰をうねらせ、俺の顔に体をこすりつけ出した。いつの間にか粘液が出て、ペタペタする。尻尾が俺の首に巻き付いた。絶妙な動きに、背筋がぞわぞわする。
これは、さすがにまずい。
俺は、遅まきながら事態の深刻さに気付いた。顔を背けようとするが、シスターのアレが追いかけてくる。狭い室内で、左右にズレる余裕はない。
手を離して起き上がればいい。わかっちゃいるが、上ではスコットが懺悔中なのだ。
上でもニチャニチャ湿った音がするのだが、どうなっているのか。
顔をずらしたせいで、毛が口に入ってきた。舌で掻き出す。毛と舌の攻防戦である。
「あんっ」
「ホリーさん、僕、もうっ」
ぼたぼたっ、と頭上の布に何かが垂れる音がした。
「はあっ、はあっ。あ、ありがとうございました」
「いえ、お役に立てて、よかったです」
また衣擦れの音がして、壁の向こう側の扉が開く音がした。俺たちは、その場でじっとしていた。
スコットが教会を出たのを確認した後、シスターが漸く腰を上げた。
「ザックさん、ごめんなさい。作業中でしたのに。お詫びに、何かお手伝いします」
と指したのは、俺の膨らんだ股間である。開いた扉から差し込む光に、シスターの修道服が白く反射する。スカート部分に、飛沫がかかったみたいな染みができていた。
生臭い匂いが、部屋の外へ逃げていく。
「いえ。結構です。次から、別の人に頼んでください」
俺は壁から手を離した。接着剤は乾き切っていた。
本当に、狭い。痩せた司祭やシスター以外は、入れそうにない。
剥がれた箇所は、懺悔者と聖職者を隔てる壁の下部で、小窓の下に棚のような手を置く台がついているため、屈んで作業すると頭をぶつけそうだった。
「これを、どうしろと?」
さすがに、言葉遣いがキツくなる。だが、シスターは全く動じなかった。
「きっと、狭くて足をぶつけるから、取れてしまったんです。そこに、これをはめ込んでもらえませんか? 念のため、裏に接着剤も塗れば、頑丈になるかと思います」
いつの間にか小脇に抱えていた、額縁のような物を出してきた。分厚い刺繍の布が嵌め込まれている。よく見ると、壁の方には、一回り大きい枠が取り付けてあった。
途中までは、大工が頑張ったのかもしれない。
「わかりました。やってみましょう」
「ありがとうございます」
作業を始めてみて、これが素人仕事だ、とすぐにわかった。大工の仕事ではない。
外枠は、額縁の周囲を綺麗に縁取っただけで、はめ込み式にはなっていない。位置決めと滑り止め程度にしか役立たなかった。
ここは全面的に、接着剤に頼るしかない。俺でも屈んで作業が難しく、仰向けになって天を支えるみたいに板を押さえる羽目となった。
「何か、押さえる物はありませんか?」
塗った量も多く、乾いて接着するまで時間がかかる。事前に用意させるべきだった。
「えーと。探してみます」
シスターが踵を返すと、スカートの下に、白い物が見えた気がした。焦って目を逸らす。
猫人シスターは、なかなか戻ってこない。今手を離したら、固まりかけた部分が毛羽立って、接着剤を塗り直す前に、剥がす作業が必要になる。
早く終わらせるには、このまま押さえ続けるしかない。
「じゃあ、スコットさん。私でよければ、お話をお聞きしますね。懺悔室の前でお待ちください」
シスターの明るい声がした。
え、懺悔って、互いに知らない同士という設定じゃないのか?
そりゃ、狭い村の中だから、声聞いただけでわかっちゃうだろうけど、思いきり身元確認していたよな。
第一、懺悔室は使えないだろうに。俺がいるから。ここを使うなら、俺を追い出すより先に、重しをくれ。
混乱する間に、シスターが走り込んできた。
後ろ手に扉を閉めて、真っ暗になる。慌て過ぎて、俺を追い出すのを忘れたようだ。忘れるか、普通?
「はーい。どうぞ!」
俺は、息が止まるかと思った。いや、止めた。
シスターは、俺の顔を跨いで、膝立ちしたのである。
俺の周囲は、修道服のスカートで覆われた。分厚く暗色の生地は、暗幕の役割を果たした。
これぞ、真の闇かと思いきや、眼前に、微かな白い光のようなものが浮かび上がる。
触れていない。両頬は、膝に挟まれているが、顔面は、触れていない。
だが、わかる。俺にはわかる。
真っ暗な中、俺の鼻先に突き出されている物。白い布に包まれたそれは、匂いで存在を主張していた。
それに、もふもふのうねうね動く奴。猫の尻尾だ。
「ようこそ、勇気を出していらっしゃいました。ここでのお話が、外に知られることはありません。どうか、安心して、お悩みをお話しください」
一転して落ち着いた声音で話すシスター。真面目に仕事に取り組んでいるのだ。うっかり懺悔の中身を喋ってしまったりもするけれど。
「ありがとうございます。実は、誰にも打ち明けられず、長年悩んでいたことがあって」
おいおいおい。
俺は、焦って鼻から息が漏れた。俺にまとわりつく尻尾が、ぴくんと震える。
そんな重大な告白を、俺が聞いてしまっていい訳がない。
「あっ」
「どうしたのですか?」
「だ、大丈夫です。どうぞ、続けてください」
鼻息で、布のそよぎを感じた。部屋へ入る時、俺の存在に気付かなかった、ということはないと思うのだが。
匂いが強くなった。
この場を離れたいのは山々だが、音を立てずに外へ出るのは難しい。扉が開けば、光を通して懺悔者にも出入りが知れる。
秘密である筈の懺悔室に、第三者の存在があったら、教会側にとっても、まずいだろう。
それに、まだ接着剤が乾いていないであろうことは確実で、これまでの苦労が水の泡となってしまう。
再び息を止めるために、息を吸い込んだら、音を立ててしまいそうだった。
俺は、静かに呼吸を続けることにした。なるべく正面に息が届かないように。
そんなことが可能かどうかはともかくとして。
「はい。ええと、その悩みというのは、ある女性のことで」
スコットは、村長の息子だ。移住当初、親の方には世話になったが、息子の方はよく知らない。結婚しても良い年頃ではある。
「彼女はとても魅力的で、誰とでも分け隔てなく接する人で、僕にも優しくしてくれます。結婚したいくらいです。でも、親に反対されていて」
結構深刻な恋愛相談である。聞いちゃいけない、と焦るほど、耳の穴が広がったみたいに、スコットの呼吸までよく聞こえてしまう。
「うちは鰐だから、竜とか、蛇の家系を選ばないと、苦労するって。特に猫は相性が悪いとか」
人間と結婚したら、子供に人間か獣人が生まれるように、違う獣人同士で結婚した場合も、人間が生まれることがある、と聞いた覚えがある。
こうして側から見る限り、獣人と人間の生活には、ほとんど差がないように思える。
俺だって、虎人のアデラとセックスして何の不都合もなかった。鹿人のウィロウとは子作りまでした。
「その人のお父上にも、反対されてしまいました。仕事柄、娘さんは結婚自体をすべきでない、とお考えなのです」
ひゅう、とシスターの息を吸う音が聞こえた。ここまで彼女は、ひたすら同情的な相槌を打つだけだった。何か心当たりでもあるのかもしれない。
その音が聞こえたのかどうか、スコットの声には、ますます熱が籠る。
「でも、諦めきれないんです。その人のことを考えるだけで、心だけでなく、体も苦しくなってしまいます。今も苦しくて仕方がありません。どうか、僕の苦しみを憐んでください」
ガサゴソ、と衣擦れの音がして、何かが台に載せられた。
「スコ」
シスターが思わず懺悔者の名前を呼びそうになり、同時に俺の上にパンツが降ってきた。うおっ、息が詰まる。だが、手が離せない。俺は頭を左右に動かした。
尻尾が顔を撫でて、くすぐったい。
「んあっ」
「ああ、ありがたい」
男女の声が重なった。俺は声を出せない。
余計まずいことになった。顔に被さった下着がずれて、中身が剥き出しとなってしまったのだ。顔に、縮毛がわさわさと触れて、くすぐったい。くしゃみが出そうだ。それに尻尾もダブルで攻めてくる。
俺は、舌で毛を鼻から遠ざけようとした。
「あっ」
「ああ、もっと強く憐んでください」
上で何が行われているのか、修道服に包まれた俺には、全く見ることができない。
とにかく顔面の毛をどうにかしたい。できれば尻尾も。
丁寧に舌を動かしより分けても、次から次へと違う毛が張り付いてくる。唇で寄せれば片付くだろうか。俺は、ゆっくりと口を開いてみた。
「はあっ」
「もっと激しく、お願いします」
シスターが腰をうねらせ、俺の顔に体をこすりつけ出した。いつの間にか粘液が出て、ペタペタする。尻尾が俺の首に巻き付いた。絶妙な動きに、背筋がぞわぞわする。
これは、さすがにまずい。
俺は、遅まきながら事態の深刻さに気付いた。顔を背けようとするが、シスターのアレが追いかけてくる。狭い室内で、左右にズレる余裕はない。
手を離して起き上がればいい。わかっちゃいるが、上ではスコットが懺悔中なのだ。
上でもニチャニチャ湿った音がするのだが、どうなっているのか。
顔をずらしたせいで、毛が口に入ってきた。舌で掻き出す。毛と舌の攻防戦である。
「あんっ」
「ホリーさん、僕、もうっ」
ぼたぼたっ、と頭上の布に何かが垂れる音がした。
「はあっ、はあっ。あ、ありがとうございました」
「いえ、お役に立てて、よかったです」
また衣擦れの音がして、壁の向こう側の扉が開く音がした。俺たちは、その場でじっとしていた。
スコットが教会を出たのを確認した後、シスターが漸く腰を上げた。
「ザックさん、ごめんなさい。作業中でしたのに。お詫びに、何かお手伝いします」
と指したのは、俺の膨らんだ股間である。開いた扉から差し込む光に、シスターの修道服が白く反射する。スカート部分に、飛沫がかかったみたいな染みができていた。
生臭い匂いが、部屋の外へ逃げていく。
「いえ。結構です。次から、別の人に頼んでください」
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