16 / 30
16 魔族の契約 *
しおりを挟む
食事を終えて宿へ戻ると、女主人がニコニコと手招きした。
「見てください。お腹いっぱいになって、眠っちゃったんです。可愛い」
膝の上で丸くなる様は、どう見ても猫である。毛の艶が良くなっていた。
「よほど良い物を食べさせてくださったんですね。ツヤツヤしている」
「これは、洗ってあげたんです」
ええっ。と俺は驚いて女主人を見た。普通に生きている。ゾンビ化したり、取り憑かれたりもしていない。
「引っ掻かれたりしませんでしたか?」
俺は、恐る恐る訊いた。女主人は嬉しそうに猫を撫でた。
「ゾーイちゃん、とても賢いですね。ちゃんと私の言葉を分かって、大人しくしてましたよ。奮発して、干し肉なんかも食べさせちゃいました。お代は結構ですからね」
「ご親切に、ありがとうございます。ちょっと、シャワーを浴びてきてしまっても大丈夫でしょうか?」
女主人が、猫から離れがたそうだったので、俺は提案してみた。
「どうぞどうぞ」
喜んで送り出された。そのまま宿屋の看板猫になればいいのに。
だが、俺がシャワーから戻ると、黒猫は起き上がって待っていた。俺は仕方なく引き取って部屋へ行く。
部屋の扉を閉めるなり、猫を放り投げた。魔族は猫らしく、ベッドの上へ着地した。
「乱暴はよせ」
黒猫が言った。
「話の続きだ。お前、何を企んでいるか、素直に吐け」
「前にも言ったが、オレは記憶を取り戻したくてお前に頼ったんだ。オレが魔族だって言うなら、オレはもうお前と主従関係になっているぞ」
「何だって?」
「さっき、オレに名前つけただろう。オレはお前によって、ゾーイという存在になったんだ。魔族の名付けには、そういう意味がある、という知識も思い出した。やはり、お前と一緒にいて正解だ。もう、嫌でも離れられんが」
「俺に従属しているなら、命令すれば離れられるだろう」
「うわあ、勘弁してください。なんでも言うこと聞きますから」
急に言葉遣いが丁寧に変わった。猫の顔で、人間みたいに泣きそうな様子を見せる。
「それなら、俺が死ねって言ったら死ぬのか?」
黒猫は、ガタガタ震え出した。
「命令、なさるので?」
「今は、聞いているだけだ。正直に答えろ」
ここの女主人の猫好き度合いを見るに、明日の朝になって猫が死体で見つかったら、宿を追い出されるだけでなく、要注意人物の回状が発行されそうだ。
「死ぬと思います。そういう場面を見た記憶を思い出しました」
「分かった。必要なら命じる」
「ふええ」
猫が腰を抜かした。俺がベッドへ近付くと、前足だけで必死に逃れようとする。
「俺はそこで寝る。邪魔だ、どけ」
「は、はい」
腰が抜けて思うように動けないようだ。俺は放り出そうと猫を摘み上げ、止めた。
もふもふだった。
思わず撫でてしまいそうになる。撫でたって死にやしないが、負ける気がする。俺は、布団へ潜り込んだ。
「おやすみ」
「え? お、お休みなさいませ」
戸惑った猫の声を聞き、しまった、と思う。つい、習慣で言ってしまった。今更取り消せない。
久々の布団の心地よさに、俺はたちまち眠りへ引き摺り込まれた。
木の上で眠っていたら、枝に絡まった。狭い。重い。鬱陶しい。
俺は目を開けた。
黒髪の少女が絡まっていた。
脳内を目まぐるしく記憶が駆け巡る。
ゾーイだ。寝る前に、黒猫だった奴だ。こっちが本体なのか。人型魔族となると、ヒエラルキーの上位にいそうなものだが、魔力をほとんど感じない。サキュバスにしては、色気もない。
「う~ん。むにゃん」
猫だか人だかわからない寝言を言いながら、ゾーイが絡めた手足に力を込めた。自然と体が密着する。
俺は、目覚めたばかりである。奴は、全裸だ。俺の息子が奴の割れ目を擦ってしまったのは、不可抗力であった。
「あんっ」
思いもかけずエロい声を耳元で出され、俺の腰がびくりと反応した。
「あっ」
ゾーイがあそこを押し付けてきた。擦られた俺の陰茎が、一層固くなる。胸をまさぐってみたが、大きくなる気配はない。やっぱり淫魔の類ではなさそうだ。
「はあっ、はあっ」
彼女の息が荒くなる。うっかり乳首を弄っていた。小指の先ほどの小さな乳首が固く尖り、俺の指先にまとわりつく。
「うあ?」
ゾーイの手が、俺の勃起したモノを掴み出した。そのまま割れ目に当て、ディルドみたいにグイグイ性器へ押し当てる。
しかし、ここまでやってまだ寝ぼけているのか、単に不慣れなのか、膣には入らない。
俺は、下へ手を伸ばし、クリトリスを弄ってみた。たちまち膨れる感触があった。粘り気のある液体が指を濡らす。
「はあん。ご主人様、挿れて欲しいです」
ゾーイが薄目を開けていた。俺は我に返った。
「それなら、うつ伏せになれ。声を抑えろ」
彼女は素直に従った。俺は、高々と突き出された小さな尻に、イキリたった俺自身を埋め込んだ。
「あうう~んんっ」
にゅっぽりと根元まで呑み込んだ膣をヒクヒクさせて、嬌声を必死に堪えるゾーイ。
中はじっとりと濡れている。俺は、慎重に出入りした。
危なかった。うっかりキスするところだった。相手は魔族だ。キスで吸血とか吸精をされるかもしれないし、首筋を噛まれるかもしれない。
そんな相手に挿入して大丈夫か、という問題はあるが、そこは成り行きである。警戒しつつ、小刻みに膣内を刺激してやるうちに、蜜が溢れ、吐息に艶が増した。
「んむっ、はあっ、あっ」
シーツを掴み、懸命に堪えていたゾーイの快感が、高まってくるのを感じた。俺は、思い切り奥へ突き入れた。
「おはようございますう、って、あれ? 誰もいない」
女主人が勢いよく扉を開けた時、俺たちは猫と服を着たその飼い主に戻っていた。
「おはよう、ございます?」
俺は、戸惑いつつも、挨拶を返した。もうチェックアウトの時間なのだろうか。そこで思い出した。
「ちょうど良かった。しばらく、ここへ連泊したいのですが、よろしいでしょうか?」
あのフクロウが戻るまで、この街に滞在することにしたのだ。部屋は早めに押さえておきたい。
女主人は、躊躇った。黒猫姿のゾーイが、なーご、と絶妙な甘え声を出す。
ハッとした女主人は、猫を抱き上げ、尻を覗き込んだ。
「さすがに、それはないか」
「何がです?」
さっきまでじゅぽじゅぽ出し入れしていた穴は、今は猫らしく閉じている。
平静な口調と表情を保つ陰で、俺はどきどきしていた。
女主人は、猫を床へ下ろし、咳払いをした。
「ええっと。うちは、連れ込み禁止です。娼婦とか」
「はい」
「ご自分でなさる時は、声を抑えてくださいね」
「え? はい」
「ベッドの軋みがうるさいって、階下のお客様から苦情がありまして」
やっと事情がわかった。次回は立位にしよう。もしかして、獣姦を疑っていたのか。ある意味、間違ってはいないのだが。
「連泊は可能ですか?」
俺は、事務的に尋ねた。
「はい。支払いは一泊毎になります」
と、女主人は手を出した。
フクロウは、数日で戻ってきた。
「お連れ様も、ご同行願います」
意外な伝言だった。それまでに、ゾーイと俺は何発もヤリまくっていて、多少の情が湧いていなくもなかった。
弱々しく見えても、従属の契約が成立していると言われても、殺すとなれば、簡単にはいかない気がする。
フクロウの伝言は、俺にも都合が良かった。
「わかった」
「では、あちらでお待ちしております」
言うだけ言って、さっさと飛び立つフクロウ。指定地点までは、自力で行けと言うことだ。
俺は、翌朝宿を発った。
「ザックさん。また、お立ち寄りくださいね」
連泊中に、女主人とも一発ヤッていた。俺とゾーイの声に聞き耳を立てて、興奮してしまったらしい。
最後まで彼女は、俺が一人エッチで二人分の声色を使うのだと信じていた。ゾーイが人間の姿を見せないようにしていたし、猫姿になると尻の穴が閉じる。その辺りが妥当な解釈だろう。
俺は曖昧に微笑んだ。
「みゃあ」
ゾーイが毛を逆立てて威嚇した。こちらは、俺が女主人を抱いてから、彼女に抱かれるのを嫌がるようになったのだ。
この状態が長く続いたら、宿を追い出されたかもしれない。
潮時だった。
「見てください。お腹いっぱいになって、眠っちゃったんです。可愛い」
膝の上で丸くなる様は、どう見ても猫である。毛の艶が良くなっていた。
「よほど良い物を食べさせてくださったんですね。ツヤツヤしている」
「これは、洗ってあげたんです」
ええっ。と俺は驚いて女主人を見た。普通に生きている。ゾンビ化したり、取り憑かれたりもしていない。
「引っ掻かれたりしませんでしたか?」
俺は、恐る恐る訊いた。女主人は嬉しそうに猫を撫でた。
「ゾーイちゃん、とても賢いですね。ちゃんと私の言葉を分かって、大人しくしてましたよ。奮発して、干し肉なんかも食べさせちゃいました。お代は結構ですからね」
「ご親切に、ありがとうございます。ちょっと、シャワーを浴びてきてしまっても大丈夫でしょうか?」
女主人が、猫から離れがたそうだったので、俺は提案してみた。
「どうぞどうぞ」
喜んで送り出された。そのまま宿屋の看板猫になればいいのに。
だが、俺がシャワーから戻ると、黒猫は起き上がって待っていた。俺は仕方なく引き取って部屋へ行く。
部屋の扉を閉めるなり、猫を放り投げた。魔族は猫らしく、ベッドの上へ着地した。
「乱暴はよせ」
黒猫が言った。
「話の続きだ。お前、何を企んでいるか、素直に吐け」
「前にも言ったが、オレは記憶を取り戻したくてお前に頼ったんだ。オレが魔族だって言うなら、オレはもうお前と主従関係になっているぞ」
「何だって?」
「さっき、オレに名前つけただろう。オレはお前によって、ゾーイという存在になったんだ。魔族の名付けには、そういう意味がある、という知識も思い出した。やはり、お前と一緒にいて正解だ。もう、嫌でも離れられんが」
「俺に従属しているなら、命令すれば離れられるだろう」
「うわあ、勘弁してください。なんでも言うこと聞きますから」
急に言葉遣いが丁寧に変わった。猫の顔で、人間みたいに泣きそうな様子を見せる。
「それなら、俺が死ねって言ったら死ぬのか?」
黒猫は、ガタガタ震え出した。
「命令、なさるので?」
「今は、聞いているだけだ。正直に答えろ」
ここの女主人の猫好き度合いを見るに、明日の朝になって猫が死体で見つかったら、宿を追い出されるだけでなく、要注意人物の回状が発行されそうだ。
「死ぬと思います。そういう場面を見た記憶を思い出しました」
「分かった。必要なら命じる」
「ふええ」
猫が腰を抜かした。俺がベッドへ近付くと、前足だけで必死に逃れようとする。
「俺はそこで寝る。邪魔だ、どけ」
「は、はい」
腰が抜けて思うように動けないようだ。俺は放り出そうと猫を摘み上げ、止めた。
もふもふだった。
思わず撫でてしまいそうになる。撫でたって死にやしないが、負ける気がする。俺は、布団へ潜り込んだ。
「おやすみ」
「え? お、お休みなさいませ」
戸惑った猫の声を聞き、しまった、と思う。つい、習慣で言ってしまった。今更取り消せない。
久々の布団の心地よさに、俺はたちまち眠りへ引き摺り込まれた。
木の上で眠っていたら、枝に絡まった。狭い。重い。鬱陶しい。
俺は目を開けた。
黒髪の少女が絡まっていた。
脳内を目まぐるしく記憶が駆け巡る。
ゾーイだ。寝る前に、黒猫だった奴だ。こっちが本体なのか。人型魔族となると、ヒエラルキーの上位にいそうなものだが、魔力をほとんど感じない。サキュバスにしては、色気もない。
「う~ん。むにゃん」
猫だか人だかわからない寝言を言いながら、ゾーイが絡めた手足に力を込めた。自然と体が密着する。
俺は、目覚めたばかりである。奴は、全裸だ。俺の息子が奴の割れ目を擦ってしまったのは、不可抗力であった。
「あんっ」
思いもかけずエロい声を耳元で出され、俺の腰がびくりと反応した。
「あっ」
ゾーイがあそこを押し付けてきた。擦られた俺の陰茎が、一層固くなる。胸をまさぐってみたが、大きくなる気配はない。やっぱり淫魔の類ではなさそうだ。
「はあっ、はあっ」
彼女の息が荒くなる。うっかり乳首を弄っていた。小指の先ほどの小さな乳首が固く尖り、俺の指先にまとわりつく。
「うあ?」
ゾーイの手が、俺の勃起したモノを掴み出した。そのまま割れ目に当て、ディルドみたいにグイグイ性器へ押し当てる。
しかし、ここまでやってまだ寝ぼけているのか、単に不慣れなのか、膣には入らない。
俺は、下へ手を伸ばし、クリトリスを弄ってみた。たちまち膨れる感触があった。粘り気のある液体が指を濡らす。
「はあん。ご主人様、挿れて欲しいです」
ゾーイが薄目を開けていた。俺は我に返った。
「それなら、うつ伏せになれ。声を抑えろ」
彼女は素直に従った。俺は、高々と突き出された小さな尻に、イキリたった俺自身を埋め込んだ。
「あうう~んんっ」
にゅっぽりと根元まで呑み込んだ膣をヒクヒクさせて、嬌声を必死に堪えるゾーイ。
中はじっとりと濡れている。俺は、慎重に出入りした。
危なかった。うっかりキスするところだった。相手は魔族だ。キスで吸血とか吸精をされるかもしれないし、首筋を噛まれるかもしれない。
そんな相手に挿入して大丈夫か、という問題はあるが、そこは成り行きである。警戒しつつ、小刻みに膣内を刺激してやるうちに、蜜が溢れ、吐息に艶が増した。
「んむっ、はあっ、あっ」
シーツを掴み、懸命に堪えていたゾーイの快感が、高まってくるのを感じた。俺は、思い切り奥へ突き入れた。
「おはようございますう、って、あれ? 誰もいない」
女主人が勢いよく扉を開けた時、俺たちは猫と服を着たその飼い主に戻っていた。
「おはよう、ございます?」
俺は、戸惑いつつも、挨拶を返した。もうチェックアウトの時間なのだろうか。そこで思い出した。
「ちょうど良かった。しばらく、ここへ連泊したいのですが、よろしいでしょうか?」
あのフクロウが戻るまで、この街に滞在することにしたのだ。部屋は早めに押さえておきたい。
女主人は、躊躇った。黒猫姿のゾーイが、なーご、と絶妙な甘え声を出す。
ハッとした女主人は、猫を抱き上げ、尻を覗き込んだ。
「さすがに、それはないか」
「何がです?」
さっきまでじゅぽじゅぽ出し入れしていた穴は、今は猫らしく閉じている。
平静な口調と表情を保つ陰で、俺はどきどきしていた。
女主人は、猫を床へ下ろし、咳払いをした。
「ええっと。うちは、連れ込み禁止です。娼婦とか」
「はい」
「ご自分でなさる時は、声を抑えてくださいね」
「え? はい」
「ベッドの軋みがうるさいって、階下のお客様から苦情がありまして」
やっと事情がわかった。次回は立位にしよう。もしかして、獣姦を疑っていたのか。ある意味、間違ってはいないのだが。
「連泊は可能ですか?」
俺は、事務的に尋ねた。
「はい。支払いは一泊毎になります」
と、女主人は手を出した。
フクロウは、数日で戻ってきた。
「お連れ様も、ご同行願います」
意外な伝言だった。それまでに、ゾーイと俺は何発もヤリまくっていて、多少の情が湧いていなくもなかった。
弱々しく見えても、従属の契約が成立していると言われても、殺すとなれば、簡単にはいかない気がする。
フクロウの伝言は、俺にも都合が良かった。
「わかった」
「では、あちらでお待ちしております」
言うだけ言って、さっさと飛び立つフクロウ。指定地点までは、自力で行けと言うことだ。
俺は、翌朝宿を発った。
「ザックさん。また、お立ち寄りくださいね」
連泊中に、女主人とも一発ヤッていた。俺とゾーイの声に聞き耳を立てて、興奮してしまったらしい。
最後まで彼女は、俺が一人エッチで二人分の声色を使うのだと信じていた。ゾーイが人間の姿を見せないようにしていたし、猫姿になると尻の穴が閉じる。その辺りが妥当な解釈だろう。
俺は曖昧に微笑んだ。
「みゃあ」
ゾーイが毛を逆立てて威嚇した。こちらは、俺が女主人を抱いてから、彼女に抱かれるのを嫌がるようになったのだ。
この状態が長く続いたら、宿を追い出されたかもしれない。
潮時だった。
30
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる