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できるまでやればできるようになるし、ソシャゲで欲しいキャラは出るまで回せば出る
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「これが……わたし?」
小川さんは、目を閉じることも忘れて、鏡に映る自分に見入っていた。
彼女の中にある自分のイメージと、今目の前に写っている自分とのギャップに混乱しているらしい。
小川さんは、はじめて鏡を見た猫みたいに鏡の裏を確認した。そして、鏡を手でごしごしと擦る。しかし、なにをしたところで自分を映しているのは種も仕掛けもない、ただの鏡だ。
彼女はおそるおそる自分の頬へと手を伸ばして、ぺたぺたと触れる。
「あっ、あっ、ランドール様……きゃ、きゃっこいい……」
息を荒くして鏡に映る自分へ自画自賛をするのも、事実なのでしょうがない。
「ちなみにこれが、メイクする前にとったあんたの写真」
七瀬が、自分のスマホの画面を向けた。
「な、なんというかび、微妙ですね……」
小川さんはそう評価したが、これが微妙と言ってしまったらクラスの女子たちが戦争を起こしそうなレベルには整った顔をしていると思うけど。二次元にハマりすぎて感覚が麻痺してるんじゃないだろうか。
「ねえ、あんたさ。そもそもなんで自分に自信が持てないか考えたことある?」
スマホをしまった七瀬がおもむろにそう尋ねる。
「それは、自分がダメなやつだから……。いくら外見を良くしたって、中身がこれじゃあなにをやっても醜いままですから……」
鏡を見ても「今の自分はこんなに可愛いんだ、自信がついた!」と、そう簡単にはいかないようで。自分の容姿を確認しても小川さんは未だにネガティブだった。
「違うわよ。あんたに自信がないのは、自分にできることをすべてやりきってないから。あんたさ、どうせ自分は~って言って、化粧も、オシャレも、美容ケアも、なんにもしてないんでしょ?」
「は、はい」
七瀬は「やっぱりね」と舌打ちをした。
「私はね、自分のすっぴんが大嫌いなのよ。なにもしてない自分を見ると吐き気がするぐらいに。だから化粧を死ぬほど勉強して、化粧をした自分の顔は舐め回したいくらい好きになったわ」
唐突な話だったが、自分大好き他人大嫌いって感じの七瀬が、自分の顔が嫌いというのは意外だった。まあ、化粧をした自分は舐め回したいとか言っているあたりはイメージ通りだけど。
「だから、あんたみたいのを見てるとイライラすんのよ。ダメなやつはどうせなにをやってもダメだからって努力をしなくてもいいの? そんなわけないじゃない。ダメなやつこそ、休む暇なんてなくて、常に常人の何倍も頑張らなきゃいけないんじゃないわけ?」
七瀬の話を聞いて、小川さんがぐっと下唇を噛み締めた。それは、小川さんだけじゃなくて僕にも刺さる話だった。ぼくも、どうせ自分はダメだからと、努力することから逃げたまま死んでしまった人間だったから。
昔から髪型を決めたり、服やアクセサリーに金と時間を使う奴らを見て、馬鹿な奴らだと軽蔑していた。けれど今思うと、努力から逃げていたぼくとは違って、彼らは少なくとも、自分を周りに良く見せる努力を欠かさなかったのだ。そのことを七瀬に指摘された気がして、ぼくはとても恥ずかしい気持ちになった。
小川さんも今、同じような気持ちなのかもしれない。
「そうやって、できる努力をサボりまくってるやつが、ランドール様みたいになりたいって言っても、そりゃあ都合が良いにもほどがあるでしょ。“自分なんか”っていうのは、ただの努力から逃げるための言い訳よ」
そう言われて、小川さんはぎゅっと太ももに載せている手を握りしめた。
「全部、全部七瀬さんの言う通りです……」
そして、目を伏せて、絞り出すようにそう答えた。
「だからね、あんたがランドール様みたいになりたいっていうなら、これからは全部やりなさい」
「え?」
七瀬は今にも泣き出しそうになっていた小川さんの肩に手を添えながら声をかける。
「今からあんたにこの世の真理を教えてあげる。いい?よく聞きなさい」
とそんな大げさな言い回しをする七瀬に、小川さんは「は、はい!」と姿勢を正してこの世の真理が語られるのを待った。
「できるようになるまでやれば、できるようになるのよ」
いざ七瀬の口から語られたのは、根性論だった。
「あんたが、ランドール様にふさわしくなろうとダイエットしたのと同じ。あんたが自分を磨こうとした努力は、絶対あんたを裏切らない。読モにスカウトされたのだって偶然なんかじゃない。あんたが痩せてきれいになったから声をかけられたのよ」
「そう、なんでしょうか……?」
七瀬にそう言われても、小川さんはまだ信じきれない様子だった。
「そうに決まってるでしょ?化粧だって、何度もやってりゃできるようになるわ。人と話せないって言うなら、話せるようになるまで徹底的にシュミレートすればいい。劇が無理っていうなら、できるようになるまで練習すればいい。それだけよ。ちょうど受け答えができる練習台もそこにいることだし。」
七瀬は、クイッと顎でぼくの方を指し示した。え?ここでぼくに振んの?
「ま、まかせたまえ」
一応これでもリーダーなので、ぼくはそう答えて胸をドンっと叩いた。
「私もね、はじめてのメイクはそりゃひどいもんだった。でも今ではそこのじゃがいもみたいな顔の男子も「誰がじゃがいもだコラ」……あのうるさいじゃがいもも、そこらへんのちょっと可愛いくらいの女子よりも可愛くできる自信があるわ」
言い直してもじゃがいもなのかよ!
「今の自分が嫌なんでしょ?なら、変わる努力をし続けなきゃダメよ。服も、化粧も、言葉遣いも全部完璧にするの。そうすればあんたがやってきた努力が全部、臆病なあんたを守る鎧になるから」
努力して身につけた、臆病な自分を守る鎧。そんなことを言う七瀬も今、その鎧を纏っているのだろうか。いくら見ても目に見えるものではないけど、ぼくは彼女をじっと見つめた。
「何見てんのよ気持ち悪いわね。殴るわよ」
七瀬はそんなぼくを睨んで拳を握りしめた。
いや、やっぱり無い無い。どう見ても彼女は鎧なんかで守らなきゃいけないほどか弱くはない。
「わたしも練習ならいくらでも付き合ってあげるから」
「……なんで七瀬さんは私にこんなに優しくしてくれるんですか?」
ふいに小川さんがそんな疑問を投げかけた。
確かに。そんなことをしたところで七瀬にはなんのメリットもありはしない。こう言ってはなんだが、劇を成功させるためなら小川さんを役から外して、別の人にやってもらえばいいだけなのだから。
「さっき言ったでしょ?イライラすんのよ。あんたのこと見てると。イライラしてイライラして、胃に穴が空きそうなの。だから、私の胃のためにもさっさも変わりなさい」
なんでもないように、七瀬はそう答えた。
……普通の人は目障りなものが現れたとき、変わらせようなんて風には思わない。排除しよう、見なかったことにしようと思うものだ。七瀬はムカつくやつではあるけれど、当たり前のようにそんな思考ができるところを、ぼくはとても眩しく感じたのだった。
「わたし、変われると思いますか?ランドール様みたいになれると思いますか?」
「寝言言ってんじゃないわよ。そんなの私にわかるわけないでしょ」
すがるように聞く小川さんを、七瀬は冷たくあしらった。
「……でも、変われるまで諦めなきゃいつかはランドール様みたいになれるかもしれないんじゃない?」
俯く小川さんに、七瀬はそう付け足した。
素直じゃないやつだ。はっきり最初から変われると思うって言ってあげればいいのに。こういうのをツンデレというのだろう。
「僕は小川さん、演じる才能あると思うよ。ランドール様のことはじめて聞いたとき、小川さんっぽいなーって思ったし」
ぼくがそう声をかけるも、小川さんはうつむいたままだった。
どれだけ時間が経ったか、小川さんはすっと顔をあげた。
「わたしやってみます」
そして、まっすぐと七瀬の目を見据えてそう言い放った。たぶん、彼女が自分から七瀬としっかりと目を合わせたのはこれがはじめてだった。
彼女の心の中でどんな葛藤があったのか僕には知る由もない。ただ、太ももに載せた震える握り拳を見れば、それが容易い決断でなかったことは確かだった。
「なら、今度の補習までに演技も対人スキルの方も、なんとかした方がいいかもな。みんなそのタイミングで小川さんと劇について話をするつもりらしいよ」
「はい。それまでになんとかこの緊張グセも、マイナス思考も克服してみせます」
正直時間に余裕はないけど、小川さんはは力強く頷いた。
小川さんは、目を閉じることも忘れて、鏡に映る自分に見入っていた。
彼女の中にある自分のイメージと、今目の前に写っている自分とのギャップに混乱しているらしい。
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彼女はおそるおそる自分の頬へと手を伸ばして、ぺたぺたと触れる。
「あっ、あっ、ランドール様……きゃ、きゃっこいい……」
息を荒くして鏡に映る自分へ自画自賛をするのも、事実なのでしょうがない。
「ちなみにこれが、メイクする前にとったあんたの写真」
七瀬が、自分のスマホの画面を向けた。
「な、なんというかび、微妙ですね……」
小川さんはそう評価したが、これが微妙と言ってしまったらクラスの女子たちが戦争を起こしそうなレベルには整った顔をしていると思うけど。二次元にハマりすぎて感覚が麻痺してるんじゃないだろうか。
「ねえ、あんたさ。そもそもなんで自分に自信が持てないか考えたことある?」
スマホをしまった七瀬がおもむろにそう尋ねる。
「それは、自分がダメなやつだから……。いくら外見を良くしたって、中身がこれじゃあなにをやっても醜いままですから……」
鏡を見ても「今の自分はこんなに可愛いんだ、自信がついた!」と、そう簡単にはいかないようで。自分の容姿を確認しても小川さんは未だにネガティブだった。
「違うわよ。あんたに自信がないのは、自分にできることをすべてやりきってないから。あんたさ、どうせ自分は~って言って、化粧も、オシャレも、美容ケアも、なんにもしてないんでしょ?」
「は、はい」
七瀬は「やっぱりね」と舌打ちをした。
「私はね、自分のすっぴんが大嫌いなのよ。なにもしてない自分を見ると吐き気がするぐらいに。だから化粧を死ぬほど勉強して、化粧をした自分の顔は舐め回したいくらい好きになったわ」
唐突な話だったが、自分大好き他人大嫌いって感じの七瀬が、自分の顔が嫌いというのは意外だった。まあ、化粧をした自分は舐め回したいとか言っているあたりはイメージ通りだけど。
「だから、あんたみたいのを見てるとイライラすんのよ。ダメなやつはどうせなにをやってもダメだからって努力をしなくてもいいの? そんなわけないじゃない。ダメなやつこそ、休む暇なんてなくて、常に常人の何倍も頑張らなきゃいけないんじゃないわけ?」
七瀬の話を聞いて、小川さんがぐっと下唇を噛み締めた。それは、小川さんだけじゃなくて僕にも刺さる話だった。ぼくも、どうせ自分はダメだからと、努力することから逃げたまま死んでしまった人間だったから。
昔から髪型を決めたり、服やアクセサリーに金と時間を使う奴らを見て、馬鹿な奴らだと軽蔑していた。けれど今思うと、努力から逃げていたぼくとは違って、彼らは少なくとも、自分を周りに良く見せる努力を欠かさなかったのだ。そのことを七瀬に指摘された気がして、ぼくはとても恥ずかしい気持ちになった。
小川さんも今、同じような気持ちなのかもしれない。
「そうやって、できる努力をサボりまくってるやつが、ランドール様みたいになりたいって言っても、そりゃあ都合が良いにもほどがあるでしょ。“自分なんか”っていうのは、ただの努力から逃げるための言い訳よ」
そう言われて、小川さんはぎゅっと太ももに載せている手を握りしめた。
「全部、全部七瀬さんの言う通りです……」
そして、目を伏せて、絞り出すようにそう答えた。
「だからね、あんたがランドール様みたいになりたいっていうなら、これからは全部やりなさい」
「え?」
七瀬は今にも泣き出しそうになっていた小川さんの肩に手を添えながら声をかける。
「今からあんたにこの世の真理を教えてあげる。いい?よく聞きなさい」
とそんな大げさな言い回しをする七瀬に、小川さんは「は、はい!」と姿勢を正してこの世の真理が語られるのを待った。
「できるようになるまでやれば、できるようになるのよ」
いざ七瀬の口から語られたのは、根性論だった。
「あんたが、ランドール様にふさわしくなろうとダイエットしたのと同じ。あんたが自分を磨こうとした努力は、絶対あんたを裏切らない。読モにスカウトされたのだって偶然なんかじゃない。あんたが痩せてきれいになったから声をかけられたのよ」
「そう、なんでしょうか……?」
七瀬にそう言われても、小川さんはまだ信じきれない様子だった。
「そうに決まってるでしょ?化粧だって、何度もやってりゃできるようになるわ。人と話せないって言うなら、話せるようになるまで徹底的にシュミレートすればいい。劇が無理っていうなら、できるようになるまで練習すればいい。それだけよ。ちょうど受け答えができる練習台もそこにいることだし。」
七瀬は、クイッと顎でぼくの方を指し示した。え?ここでぼくに振んの?
「ま、まかせたまえ」
一応これでもリーダーなので、ぼくはそう答えて胸をドンっと叩いた。
「私もね、はじめてのメイクはそりゃひどいもんだった。でも今ではそこのじゃがいもみたいな顔の男子も「誰がじゃがいもだコラ」……あのうるさいじゃがいもも、そこらへんのちょっと可愛いくらいの女子よりも可愛くできる自信があるわ」
言い直してもじゃがいもなのかよ!
「今の自分が嫌なんでしょ?なら、変わる努力をし続けなきゃダメよ。服も、化粧も、言葉遣いも全部完璧にするの。そうすればあんたがやってきた努力が全部、臆病なあんたを守る鎧になるから」
努力して身につけた、臆病な自分を守る鎧。そんなことを言う七瀬も今、その鎧を纏っているのだろうか。いくら見ても目に見えるものではないけど、ぼくは彼女をじっと見つめた。
「何見てんのよ気持ち悪いわね。殴るわよ」
七瀬はそんなぼくを睨んで拳を握りしめた。
いや、やっぱり無い無い。どう見ても彼女は鎧なんかで守らなきゃいけないほどか弱くはない。
「わたしも練習ならいくらでも付き合ってあげるから」
「……なんで七瀬さんは私にこんなに優しくしてくれるんですか?」
ふいに小川さんがそんな疑問を投げかけた。
確かに。そんなことをしたところで七瀬にはなんのメリットもありはしない。こう言ってはなんだが、劇を成功させるためなら小川さんを役から外して、別の人にやってもらえばいいだけなのだから。
「さっき言ったでしょ?イライラすんのよ。あんたのこと見てると。イライラしてイライラして、胃に穴が空きそうなの。だから、私の胃のためにもさっさも変わりなさい」
なんでもないように、七瀬はそう答えた。
……普通の人は目障りなものが現れたとき、変わらせようなんて風には思わない。排除しよう、見なかったことにしようと思うものだ。七瀬はムカつくやつではあるけれど、当たり前のようにそんな思考ができるところを、ぼくはとても眩しく感じたのだった。
「わたし、変われると思いますか?ランドール様みたいになれると思いますか?」
「寝言言ってんじゃないわよ。そんなの私にわかるわけないでしょ」
すがるように聞く小川さんを、七瀬は冷たくあしらった。
「……でも、変われるまで諦めなきゃいつかはランドール様みたいになれるかもしれないんじゃない?」
俯く小川さんに、七瀬はそう付け足した。
素直じゃないやつだ。はっきり最初から変われると思うって言ってあげればいいのに。こういうのをツンデレというのだろう。
「僕は小川さん、演じる才能あると思うよ。ランドール様のことはじめて聞いたとき、小川さんっぽいなーって思ったし」
ぼくがそう声をかけるも、小川さんはうつむいたままだった。
どれだけ時間が経ったか、小川さんはすっと顔をあげた。
「わたしやってみます」
そして、まっすぐと七瀬の目を見据えてそう言い放った。たぶん、彼女が自分から七瀬としっかりと目を合わせたのはこれがはじめてだった。
彼女の心の中でどんな葛藤があったのか僕には知る由もない。ただ、太ももに載せた震える握り拳を見れば、それが容易い決断でなかったことは確かだった。
「なら、今度の補習までに演技も対人スキルの方も、なんとかした方がいいかもな。みんなそのタイミングで小川さんと劇について話をするつもりらしいよ」
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