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第一章
023 母の愛
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──悔やんでも悔やんでも、どうすることもできない。
──Aに会いたい。
──Aは死んだ。自殺した。
──俺も死にたい。なぜ俺が生きているのか。
──神でも悪魔でも、なぜ男を犠牲にしてこんなことを望むのか。
・
・
・
・
──何度も何度も悪魔へ祈った。望みを教えてほしいと。
──学園の秘密がある。学園のどこかに骨がある。悪魔にとって大切だった人。悪魔は神の御子ではない俺に夢の中で伝えた。
──Aに会いたい。最期に会いたかった。
・
・
・
・
日記はそこで終了した。彼がどうなったのか誰にも判らない。
ずず……と鼻をすすると、リチャードに箱ティッシュを渡された。
「骨ってなんだ? 祀っているのか?」
リチャードを見やるが、彼は首を振っている。
「聞いたこともない。日記の主は神の御子に選ばれなかったが、悪魔の声を聞いたことになる。信憑性があるのかどうかだ」
「そもそも予備生なんて、独断で勝手に選んでるだけじゃん。僕やアーサーよりも適性がある男なんて山ほどいる」
「山ほどいるのか判らんが、一理ある。だがお前は適性がある」
「……………………」
一応睨んでみるが、リチャードは知らんぷりを決めている。
「ここまで洗いざらい書いておいて、悪魔の話を嘘つく理由はないと思いますけど。気持ちを吐き出しつつ教団への怨みを書いたのが前半、悪魔を夢に見た件は誰かに知ってほしかったんじゃないかと思います。呪われた学園の謎を解いてほしいと」
「……崇拝しているのは悪魔だって知ってたんだな。ウィルは何も驚かないし」
「ごめん、隠してたわけじゃないんだ」
「別にいいよ。僕だって隠してることもあるし」
「隠し事はずっと隠したままでいい。一番の望みはクリスが健康で幸せに生きてくれることだ」
もしかしたら神の御子に選ばれたことも知っているのでは、と口から出そうになる。そうだとしても、隠し通せとウィルは言った。話すのは勇気もいるし寿命を削るほど心が痛む。
「学園のどこかに骨……か。調べてみる必要があるな。だがすでになくなっている可能性が高い」
「僕もそう思うよ。本部に秘密の部屋とかないのか?」
「図書室もあるし教祖様しか入れない部屋もある。ただこの日記のことは教祖様も知らない。なんせ鍵がかかっていて、埃まみれだ。誰かが触れた形跡すらない」
「遺骨がどこかにある話も、知らないってこと?」
「おそらくは。俺の家系は代々教団にお仕えする家柄だが、遺骨の話は聞いたことがない。祀っている話も含めてだ。信頼できる者にも聞いてみよう」
次の儀式のとき、悪魔に聞いてみようとクリスは考えた。呼びかけるなど今までしなかったのは、いざ交合が始まればそれどころではなかったからだ。
リチャードをちら見して口を開こうとするが、止めた。ウィルのいるところてでしていい話ではない。
九月に入り、今月の託宣の儀式がやってきた。
ベッドの上で向かい合うと、
「どうした?」
優しい声で頬を撫でられた。
「日記の件を考えていたんだ。僕が悪魔へ呼びかけてみるのはどうだろう」
「怖いんじゃなかったのか?」
「そりゃあ……少しは。でも誰かがやらなきゃならないんだ。あの日記を暴いたのは僕で、それなら責任を取る」
「そうだな。お前にしかできないことだ。俺に乗り移ったら、声をかけてみてくれ」
リチャードは必ずキスをする。交合のときの習わしなのか、リチャードの趣味や性癖なのかは聞いたことがない。交合の勉強を中等部で習ったが、口づけを交わすなど聞いたことがない。
「あの……さ、」
「今日はやけに落ち着かないな」
「その…………、キスって、誰にでもするものなのか?」
リチャードは体勢を整え、座り直した。
「誰とでもするわけがないだろう。お前は俺がサイラスともすると思っているのか?」
「違う、そういう意味じゃなくって! 交合のとき、誰でもするのか判らなくて。中等部にいた頃は習わなかったんだ。学園とリチャードの教えと、どっちが正しいのかな……って」
「簡単な話だ。学園で教えるのは方法のみ。俺は方法にプラス愛がある」
「あ、愛?」
「そうだ。儀式や性欲処理のためだけに口づけなどわざわざしない。よって、どちらも正しいと言える。満足したか?」
「……余計に頭を悩ますんだけど。前に協定を組むって話したけど、リチャードにうまみがあるとは思えないんだ。僕ばかりが守ってもらっているみたいで」
「協定などあってないようなものだ。たとえお前が協定を組まないと言っても、俺の意思は変わらなかった」
「守り通してたってこと?」
「そうだ」
「そろそろ理由を教えてほしいんだよね。どうしてそこまでしてくれるのか」
「お前は自分の親を気にしたことはないか?」
「気にならないと言えば嘘になる。僕らの父は教祖だって教えられるけど、生物学的に血の繋がりのある両親は別にいるはずだ」
「本来なら学園の生徒には教えられない話ではあるが、お前の母親についてだ」
蝋燭の火が大きく燃え上がる。悪魔に早くしろと急かされているようだった。
「お前の母親はクリスを生んで教団に取り上げられた。学園に送る子供が取り上げられるのは別に珍しいことじゃない。親が余計なことを言わないようにし、教団の色に染め、洗脳するためだ。俺はお前の母親に『どうしても息子を抱きたい。会いたい』と懇願された。赤ん坊は厳重に管理されていたが、俺は教団のありとあらゆるコンピューターの電源を落とした。その隙をついて部屋に忍び込み、クリスを抱いて母親へ渡すことに成功した。だがほんの数分足らずだった。お前の母親に物陰に隠れるよう言われ、俺は言われた通りにした。教団の連中に見つかり、彼女は『息子を学園に送るのはまっぴらだ。この子は渡さない』と言った。お前は取り上げられ、彼女は……」
「どうなったんだ?」
「亡くなった。最後に『この子を守って』が彼女の最期の言葉だった。目の前で亡くなったのに、俺は何もできなかった。物陰に隠れて、俺がコンピューターを落としたことも赤子のクリスを連れ去ったことも、言えなかった。陰に隠れて怯えていたんだ」
亡くなった、とは殺された、に置き換えられる。彼の優しさだ。
「母さんの想いを叶えてくれてありがとう。きっと後悔していないと思うよ。会った記憶がないけどさ、それは断言できる」
「…………クリス」
「だから思いつめなくて大丈夫だよ。僕はリチャードを怨んだりしないし、むしろよくしてくれて嬉しい。僕が執着されている気がしたのは、そういうことだったのか。納得した」
「その言葉で救われた気がする。それともう一つ。母方の家系はシャドウ・ディテクティヴの称号を持つ一家だ」
「探偵? 僕の家が?」
「手先が器用なのも血だろうと思った」
「前にバッジはつけないのかって僕に言ったよな? そういうことだったのか」
「あれはつい口が滑ってしまった。それとお前に執着しているのは負い目だけではないぞ」
「どういうこと?」
「言っただろう。キスをするのは交合に愛があるからだと」
リチャードが覆い被さってきた。下半身が触れ合うと、熱がこもっていることが判る。
親のように見守ってくれ、惜しみない愛を注ぐ彼に、恋をしている気がした。
──Aに会いたい。
──Aは死んだ。自殺した。
──俺も死にたい。なぜ俺が生きているのか。
──神でも悪魔でも、なぜ男を犠牲にしてこんなことを望むのか。
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──何度も何度も悪魔へ祈った。望みを教えてほしいと。
──学園の秘密がある。学園のどこかに骨がある。悪魔にとって大切だった人。悪魔は神の御子ではない俺に夢の中で伝えた。
──Aに会いたい。最期に会いたかった。
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日記はそこで終了した。彼がどうなったのか誰にも判らない。
ずず……と鼻をすすると、リチャードに箱ティッシュを渡された。
「骨ってなんだ? 祀っているのか?」
リチャードを見やるが、彼は首を振っている。
「聞いたこともない。日記の主は神の御子に選ばれなかったが、悪魔の声を聞いたことになる。信憑性があるのかどうかだ」
「そもそも予備生なんて、独断で勝手に選んでるだけじゃん。僕やアーサーよりも適性がある男なんて山ほどいる」
「山ほどいるのか判らんが、一理ある。だがお前は適性がある」
「……………………」
一応睨んでみるが、リチャードは知らんぷりを決めている。
「ここまで洗いざらい書いておいて、悪魔の話を嘘つく理由はないと思いますけど。気持ちを吐き出しつつ教団への怨みを書いたのが前半、悪魔を夢に見た件は誰かに知ってほしかったんじゃないかと思います。呪われた学園の謎を解いてほしいと」
「……崇拝しているのは悪魔だって知ってたんだな。ウィルは何も驚かないし」
「ごめん、隠してたわけじゃないんだ」
「別にいいよ。僕だって隠してることもあるし」
「隠し事はずっと隠したままでいい。一番の望みはクリスが健康で幸せに生きてくれることだ」
もしかしたら神の御子に選ばれたことも知っているのでは、と口から出そうになる。そうだとしても、隠し通せとウィルは言った。話すのは勇気もいるし寿命を削るほど心が痛む。
「学園のどこかに骨……か。調べてみる必要があるな。だがすでになくなっている可能性が高い」
「僕もそう思うよ。本部に秘密の部屋とかないのか?」
「図書室もあるし教祖様しか入れない部屋もある。ただこの日記のことは教祖様も知らない。なんせ鍵がかかっていて、埃まみれだ。誰かが触れた形跡すらない」
「遺骨がどこかにある話も、知らないってこと?」
「おそらくは。俺の家系は代々教団にお仕えする家柄だが、遺骨の話は聞いたことがない。祀っている話も含めてだ。信頼できる者にも聞いてみよう」
次の儀式のとき、悪魔に聞いてみようとクリスは考えた。呼びかけるなど今までしなかったのは、いざ交合が始まればそれどころではなかったからだ。
リチャードをちら見して口を開こうとするが、止めた。ウィルのいるところてでしていい話ではない。
九月に入り、今月の託宣の儀式がやってきた。
ベッドの上で向かい合うと、
「どうした?」
優しい声で頬を撫でられた。
「日記の件を考えていたんだ。僕が悪魔へ呼びかけてみるのはどうだろう」
「怖いんじゃなかったのか?」
「そりゃあ……少しは。でも誰かがやらなきゃならないんだ。あの日記を暴いたのは僕で、それなら責任を取る」
「そうだな。お前にしかできないことだ。俺に乗り移ったら、声をかけてみてくれ」
リチャードは必ずキスをする。交合のときの習わしなのか、リチャードの趣味や性癖なのかは聞いたことがない。交合の勉強を中等部で習ったが、口づけを交わすなど聞いたことがない。
「あの……さ、」
「今日はやけに落ち着かないな」
「その…………、キスって、誰にでもするものなのか?」
リチャードは体勢を整え、座り直した。
「誰とでもするわけがないだろう。お前は俺がサイラスともすると思っているのか?」
「違う、そういう意味じゃなくって! 交合のとき、誰でもするのか判らなくて。中等部にいた頃は習わなかったんだ。学園とリチャードの教えと、どっちが正しいのかな……って」
「簡単な話だ。学園で教えるのは方法のみ。俺は方法にプラス愛がある」
「あ、愛?」
「そうだ。儀式や性欲処理のためだけに口づけなどわざわざしない。よって、どちらも正しいと言える。満足したか?」
「……余計に頭を悩ますんだけど。前に協定を組むって話したけど、リチャードにうまみがあるとは思えないんだ。僕ばかりが守ってもらっているみたいで」
「協定などあってないようなものだ。たとえお前が協定を組まないと言っても、俺の意思は変わらなかった」
「守り通してたってこと?」
「そうだ」
「そろそろ理由を教えてほしいんだよね。どうしてそこまでしてくれるのか」
「お前は自分の親を気にしたことはないか?」
「気にならないと言えば嘘になる。僕らの父は教祖だって教えられるけど、生物学的に血の繋がりのある両親は別にいるはずだ」
「本来なら学園の生徒には教えられない話ではあるが、お前の母親についてだ」
蝋燭の火が大きく燃え上がる。悪魔に早くしろと急かされているようだった。
「お前の母親はクリスを生んで教団に取り上げられた。学園に送る子供が取り上げられるのは別に珍しいことじゃない。親が余計なことを言わないようにし、教団の色に染め、洗脳するためだ。俺はお前の母親に『どうしても息子を抱きたい。会いたい』と懇願された。赤ん坊は厳重に管理されていたが、俺は教団のありとあらゆるコンピューターの電源を落とした。その隙をついて部屋に忍び込み、クリスを抱いて母親へ渡すことに成功した。だがほんの数分足らずだった。お前の母親に物陰に隠れるよう言われ、俺は言われた通りにした。教団の連中に見つかり、彼女は『息子を学園に送るのはまっぴらだ。この子は渡さない』と言った。お前は取り上げられ、彼女は……」
「どうなったんだ?」
「亡くなった。最後に『この子を守って』が彼女の最期の言葉だった。目の前で亡くなったのに、俺は何もできなかった。物陰に隠れて、俺がコンピューターを落としたことも赤子のクリスを連れ去ったことも、言えなかった。陰に隠れて怯えていたんだ」
亡くなった、とは殺された、に置き換えられる。彼の優しさだ。
「母さんの想いを叶えてくれてありがとう。きっと後悔していないと思うよ。会った記憶がないけどさ、それは断言できる」
「…………クリス」
「だから思いつめなくて大丈夫だよ。僕はリチャードを怨んだりしないし、むしろよくしてくれて嬉しい。僕が執着されている気がしたのは、そういうことだったのか。納得した」
「その言葉で救われた気がする。それともう一つ。母方の家系はシャドウ・ディテクティヴの称号を持つ一家だ」
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「手先が器用なのも血だろうと思った」
「前にバッジはつけないのかって僕に言ったよな? そういうことだったのか」
「あれはつい口が滑ってしまった。それとお前に執着しているのは負い目だけではないぞ」
「どういうこと?」
「言っただろう。キスをするのは交合に愛があるからだと」
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