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第一章
025 それぞれの結託
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夏期休暇が終わり、九月を迎えた。
来年三月まで、あと七回の儀式がある。それまでに教団へはなんとかばれずに終わりたいと願いつつ、クリスは夢ができたと話した。
生徒を食い物にする儀式に繋がっているであろう遺骨を見つけ出し、埋葬したいと言った。自分の代で終わらせ、神の御子となった生徒を解放したいと、真剣な眼差しで見上げてきた。
リチャードも「まずは自分の心配をしてくれ」と伝えたが、心では彼が気高く成長してくれたことを嬉しく思った。
本部へ行く前、まずはジルの家へ立ち寄った。腰に入れた刺青の状態を確認してもらうためだ。
「よう、元気そうでなにより。クリスの様子はどう?」
「今のところは問題なく過ごしている。わけあって教祖の息子だとばれた」
「げ、まじでか」
「いろいろ思うところはあっただろうが、落ち込んでいる様子もない」
「それなら良かったじゃんか。自暴自棄になって余計なことをされるよりはいい。はい、服を脱いで横になって」
下着も脱いで、うつ伏せになった。
ジルは腰の辺りに触れ、彫った跡を確認していく。
「さすが俺。天才。滲みもないし、状態も良好だよ」
「天才なのは認める。随一の彫り師だ」
「滅多に褒めないお前に褒められると変な気持ちになるね。茶を出すから先にリビングへ行ってて」
「いや、もう本部へ行く。教祖様直々に夕食会へ招待されているからな。遅れるわけにはいかん」
「立場もあるから早めに到着したいって?」
「一応、楽しみにしていたとアピールの意味も込めてな。また来る」
随一の彫り師なのは本当だ。彼の父も腕は良いが、どちらに安心して任せたいかという答えは一つだ。信頼も腕の一部である。
夕食会の誘いを受けたのは、アメデオの動向を探るためだ。教祖側もクリスの様子を探りたく、わざわざ本社へ呼びつけるのだろう。いわば腹の探り合いだ。
スーツに着替えていると、兄のロジェがやってきた。
「夕食前に話しておかねばならないことがある。位の転換が生じ、アメデオ様が本妻になられた」
「……リンダ様はどうした?」
「リンダ様は愛人という立ち位置になられた。非常に荒れていて、ビル内の部屋を破壊するほど見境なく暴れ回っていらっしゃる」
教祖になるには人よりも並外れた性欲がなければなれない。年齢とともに衰えていくが、子を作るために薬を飲んででも行わなければならないのだ。
「教祖様は夜になると必ずアメデオ様を呼びつけ、リンダ様や他の愛人たちから不平不満の声が漏れた。そんな状況が続いた中で、教祖様からお達しがあったのだ」
「教祖様の一存でお決めになられた。覆ることはない」
「確かにその通りだ。わざわざそのようなことを話すためにお前を呼びつけたわけじゃない」
「俺は教団の信者だ。教団のためになるならば何でもする。教祖様のお声が教団に楯突いたとすれば敵にも回る」
「教祖様ではなく、あくまで教団側についているって言いたいわけか」
兄といえど、敵に回ることはある。最初から味方だとも思っていない。クリスの敵は、リチャードの敵だ。
「事情は把握した。感謝する」
「気をつけろよ」
最悪の状況は想定していた。こうなることも含めてだ。
恥を欠かされたアメデオは、どんな手を使ってでもクリスへ対抗しようとするだろう。
続々と従者たちも現れ、一人一人挨拶を交わす。
最後はアメデオと教祖だ。顔を伏せ、許しを得られるまでこの場にいる人間は全員動かなかった。
「顔を上げよ。皆の者、よく集まってくれた。今宵の馳走を存分に楽しむが良い」
「教祖様、発言の許可を頂きたく存じます」
「構わぬ」
リチャードは一度アメデオを見てから、教祖へ視線を戻した。
「アメデオ様が教祖様の本妻になられたことは伺いました。ですが、教祖様の本妻は我々が集まるような食事会へは参加してはならないと掟があります」
「聞いていたのなら話は早い。元々は女が食事会へ参加不可であるとは知っているな」
「存じております」
「アメデオは見ての通り男だ。何も問題がないと思い、私が許した」
「掟が書かれた法解釈の本には、男であれば問題ないと書かれておりません。私は断固として反対です」
「リチャード卿、言葉を慎め」
従者の一人が声を荒げた。リチャードはすかさず男を睥睨した。従者はたじろぎ、椅子へ座り直した。
「勘違いをおいでのご様子ですが、私は教団に仕える身です。憚りながら、教祖様へ仕えているわけではございません」
場は静寂に包まれた。従者たちは末恐ろしいものを見るかのような目をリチャードへ向けるなか、教祖は口角が上がっている。
「お前はどうするつもりだ?」
「アメデオ様へ出ていけなどと言える立場ではございません故、私がお暇致します」
リチャードは立ち上がり、教祖へ向けて深く頭を下げた。
「それは困るな。私はお前に話があって呼んだのだ」
「では、食事会が終わるまで私は部屋で待機をしております。遅くなるようでしたら、明日にでも」
「そうか。ではリチャードの食事は部屋へ運んでやれ」
どちらかともなく二人は目を合わせた。上下関係がはっきりした瞬間だった。教祖は長年教祖に仕えてきたナイトの称号を持つ人間より、アメデオを選んだ。それが判っただけでも、ここへ来た甲斐がある。
リチャードは家族の住む部屋ではなく、個人で所有する部屋へ戻った。状況を手短にサイラスへメールし、ネクタイを緩めた。
運ばれてきた食事に手をつける気にはならなかったが、教祖の手前、食べるしかなかった。
朝食後、教祖に呼ばれ祭壇の間へ入る。
教祖一人待ち構えていて、アメデオはいなかった。
「託宣の儀式のことだ。実はサイラスには本部へ戻ってもらい、アメデオの身の回りの世話を頼みたいと思っている」
「サイラスをですか?」
「ああ見えてアメデオは他人を信用しないところがある。サイラスならば学園で世話になったらしく、彼なら任せたいと言うのだ」
「左様でございますか」
「代わりに私の従者を一人、学園へ送る。それで構わないか?」
「御意」
答えなど決まっている。拒否権はない。
サイラスと結託していると考えた教祖は、何が何でも離そうとアメデオを手を組んでいるのだ。すべてはクリスを神の御子にするために。
「教祖様、シンヴォーレ学園の生徒が神に選定される理由をご存じですか?」
「さあ……判らぬな」
「とても不思議なことです。異国ではこのような現象は見られず、我が学園のみに起こっています」
「神にとって何か特別な場所なのだろうか」
「調査の権利をお許し下さい」
「お前が自ら行うのか?」
「もちろん、託宣の儀式に支障のない範囲で行います。実は、この話を持ちかけてきたのは教祖様の御子息でいらっしゃいますウィリアム様です」
「なるほど、そういうことか。あの子は唯一の愛息子で、次期教祖候補だ。よろしく頼む」
「もちろんでございます」
「学園の謎について、調べる許可を出そう。まずは何からするつもりだ?」
「お許しを頂く限り、学園で開かずの間となっている部屋を調べたいのです。それと、本部にある図書室もです」
「好きにして構わぬ。ただし、持ち出しは禁止だ」
「恐れ入ります」
ウィリアムの名前を出せば、教祖は許可を出すことは判っていた。愛息子にクリスの名がないのは、神の御子にならない子はいらないのだろう。
来年三月まで、あと七回の儀式がある。それまでに教団へはなんとかばれずに終わりたいと願いつつ、クリスは夢ができたと話した。
生徒を食い物にする儀式に繋がっているであろう遺骨を見つけ出し、埋葬したいと言った。自分の代で終わらせ、神の御子となった生徒を解放したいと、真剣な眼差しで見上げてきた。
リチャードも「まずは自分の心配をしてくれ」と伝えたが、心では彼が気高く成長してくれたことを嬉しく思った。
本部へ行く前、まずはジルの家へ立ち寄った。腰に入れた刺青の状態を確認してもらうためだ。
「よう、元気そうでなにより。クリスの様子はどう?」
「今のところは問題なく過ごしている。わけあって教祖の息子だとばれた」
「げ、まじでか」
「いろいろ思うところはあっただろうが、落ち込んでいる様子もない」
「それなら良かったじゃんか。自暴自棄になって余計なことをされるよりはいい。はい、服を脱いで横になって」
下着も脱いで、うつ伏せになった。
ジルは腰の辺りに触れ、彫った跡を確認していく。
「さすが俺。天才。滲みもないし、状態も良好だよ」
「天才なのは認める。随一の彫り師だ」
「滅多に褒めないお前に褒められると変な気持ちになるね。茶を出すから先にリビングへ行ってて」
「いや、もう本部へ行く。教祖様直々に夕食会へ招待されているからな。遅れるわけにはいかん」
「立場もあるから早めに到着したいって?」
「一応、楽しみにしていたとアピールの意味も込めてな。また来る」
随一の彫り師なのは本当だ。彼の父も腕は良いが、どちらに安心して任せたいかという答えは一つだ。信頼も腕の一部である。
夕食会の誘いを受けたのは、アメデオの動向を探るためだ。教祖側もクリスの様子を探りたく、わざわざ本社へ呼びつけるのだろう。いわば腹の探り合いだ。
スーツに着替えていると、兄のロジェがやってきた。
「夕食前に話しておかねばならないことがある。位の転換が生じ、アメデオ様が本妻になられた」
「……リンダ様はどうした?」
「リンダ様は愛人という立ち位置になられた。非常に荒れていて、ビル内の部屋を破壊するほど見境なく暴れ回っていらっしゃる」
教祖になるには人よりも並外れた性欲がなければなれない。年齢とともに衰えていくが、子を作るために薬を飲んででも行わなければならないのだ。
「教祖様は夜になると必ずアメデオ様を呼びつけ、リンダ様や他の愛人たちから不平不満の声が漏れた。そんな状況が続いた中で、教祖様からお達しがあったのだ」
「教祖様の一存でお決めになられた。覆ることはない」
「確かにその通りだ。わざわざそのようなことを話すためにお前を呼びつけたわけじゃない」
「俺は教団の信者だ。教団のためになるならば何でもする。教祖様のお声が教団に楯突いたとすれば敵にも回る」
「教祖様ではなく、あくまで教団側についているって言いたいわけか」
兄といえど、敵に回ることはある。最初から味方だとも思っていない。クリスの敵は、リチャードの敵だ。
「事情は把握した。感謝する」
「気をつけろよ」
最悪の状況は想定していた。こうなることも含めてだ。
恥を欠かされたアメデオは、どんな手を使ってでもクリスへ対抗しようとするだろう。
続々と従者たちも現れ、一人一人挨拶を交わす。
最後はアメデオと教祖だ。顔を伏せ、許しを得られるまでこの場にいる人間は全員動かなかった。
「顔を上げよ。皆の者、よく集まってくれた。今宵の馳走を存分に楽しむが良い」
「教祖様、発言の許可を頂きたく存じます」
「構わぬ」
リチャードは一度アメデオを見てから、教祖へ視線を戻した。
「アメデオ様が教祖様の本妻になられたことは伺いました。ですが、教祖様の本妻は我々が集まるような食事会へは参加してはならないと掟があります」
「聞いていたのなら話は早い。元々は女が食事会へ参加不可であるとは知っているな」
「存じております」
「アメデオは見ての通り男だ。何も問題がないと思い、私が許した」
「掟が書かれた法解釈の本には、男であれば問題ないと書かれておりません。私は断固として反対です」
「リチャード卿、言葉を慎め」
従者の一人が声を荒げた。リチャードはすかさず男を睥睨した。従者はたじろぎ、椅子へ座り直した。
「勘違いをおいでのご様子ですが、私は教団に仕える身です。憚りながら、教祖様へ仕えているわけではございません」
場は静寂に包まれた。従者たちは末恐ろしいものを見るかのような目をリチャードへ向けるなか、教祖は口角が上がっている。
「お前はどうするつもりだ?」
「アメデオ様へ出ていけなどと言える立場ではございません故、私がお暇致します」
リチャードは立ち上がり、教祖へ向けて深く頭を下げた。
「それは困るな。私はお前に話があって呼んだのだ」
「では、食事会が終わるまで私は部屋で待機をしております。遅くなるようでしたら、明日にでも」
「そうか。ではリチャードの食事は部屋へ運んでやれ」
どちらかともなく二人は目を合わせた。上下関係がはっきりした瞬間だった。教祖は長年教祖に仕えてきたナイトの称号を持つ人間より、アメデオを選んだ。それが判っただけでも、ここへ来た甲斐がある。
リチャードは家族の住む部屋ではなく、個人で所有する部屋へ戻った。状況を手短にサイラスへメールし、ネクタイを緩めた。
運ばれてきた食事に手をつける気にはならなかったが、教祖の手前、食べるしかなかった。
朝食後、教祖に呼ばれ祭壇の間へ入る。
教祖一人待ち構えていて、アメデオはいなかった。
「託宣の儀式のことだ。実はサイラスには本部へ戻ってもらい、アメデオの身の回りの世話を頼みたいと思っている」
「サイラスをですか?」
「ああ見えてアメデオは他人を信用しないところがある。サイラスならば学園で世話になったらしく、彼なら任せたいと言うのだ」
「左様でございますか」
「代わりに私の従者を一人、学園へ送る。それで構わないか?」
「御意」
答えなど決まっている。拒否権はない。
サイラスと結託していると考えた教祖は、何が何でも離そうとアメデオを手を組んでいるのだ。すべてはクリスを神の御子にするために。
「教祖様、シンヴォーレ学園の生徒が神に選定される理由をご存じですか?」
「さあ……判らぬな」
「とても不思議なことです。異国ではこのような現象は見られず、我が学園のみに起こっています」
「神にとって何か特別な場所なのだろうか」
「調査の権利をお許し下さい」
「お前が自ら行うのか?」
「もちろん、託宣の儀式に支障のない範囲で行います。実は、この話を持ちかけてきたのは教祖様の御子息でいらっしゃいますウィリアム様です」
「なるほど、そういうことか。あの子は唯一の愛息子で、次期教祖候補だ。よろしく頼む」
「もちろんでございます」
「学園の謎について、調べる許可を出そう。まずは何からするつもりだ?」
「お許しを頂く限り、学園で開かずの間となっている部屋を調べたいのです。それと、本部にある図書室もです」
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