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第一章
027 クリストファー
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「ターヴィにとっても、それが支えになると思います」
「であればいいんですがね。信者としても生徒を苦しませるシステムに違和感を感じ、目が覚めたような気持ちです。このような事情がありますので、リチャード様が大切にされていらっしゃいますクリス様を私は守りたいと思っています」
「ありがとうございます。いやリチャードが僕を大切かどうか判りませんけど」
「あなた様が思っている以上に命をかけていますよ。では、コーヒーを飲みましたらお隣の部屋でお休み下さい。催淫剤入りの蝋燭もすべて消しています。時間がきましたら起こしますので」
「ありがとうございます。じゃあ……お休みなさい」
「ゆっくりお休み下さいませ」
とりあえず今日は乗り越えられた。リチャードも誰かと過ごしているだろう。おそらくサイラスではないかと予想できる。
もう一度、おやすみなさいと告げ、クリスはベッドへ横になった。
十月に入ると本格的に寒さが訪れ、潮風がいっそう肌に突き刺さる季節となった。木々の青さは朽ちていき、予備生としての終わりも近づいている。
「いかがなさいましたかな」
図書室の窓からぼんやりと外を眺めていると、カイが胡散臭い笑みを浮かべながら入ってきた。
「すっかり嫌われてしまいましたな。それほど話したことはないですがね」
「僕は誰に対してもまずは警戒感を持つ。別にあなただけが特別じゃない。非礼を詫びたい」
「私の風貌が怪しいのは自覚しております。クリストファー様のせいではありません。よく図書室へ足を運ばれていらっしゃるようですね」
「本を読むのが好きなんだ」
「これはまた珍しいものをお読みになる」
「教団の本だし、別に珍しくもなんともないだろう」
「私はそのようなものはいっさい目にしないタイプでしてね。クリストファー様のようなお若い方だとなおさらでしょう」
「元クラスメイトでも読んでいる人は何人かはいた」
「とても信仰深い方もいらっしゃるようで」
カイはオーバーなリアクションをする。
「あなただって教祖様直々の従者だ。熱心な信者は他にもいるし、別におかしくはないかと。それより、何か用か?」
「クリストファー様は神が愛した御子をご存じですかな?」
「神が愛した御子……?」
「失礼。本部にある禁断の地下室には、我々教団の歴史がつまった部屋がございます。そちらにたくさんの史録がありまして、」
「ちょっと待て。なぜそれを僕に言うんだ?」
「おや、気になるのではありませんか?」
本日、リチャードはいない。公休で学園の外にいる。下手な言動で迷惑をかけたくはないが、気にならないといえば嘘になる。
「こんにちは。よう、クリス」
図書室に似つかわしくない大きな声で入ってきたのはウィルだ。
クリスのほっとした様子を見て、ウィルはすぐに悟ったようだった。
「これはこれは……気高き血のお二方が揃うと、畏怖の念を抱きますな」
気高き血。この男はすべてを知っている。ウィルと兄弟であり、教祖を父に持つと。
クリスとは対照的に、ウィルは大きな口を開けて白い歯を見せた。
「俺はただの生徒ですけど、こいつは予備生なんで気高き血ってのも判ります。それよりどうしたんです? 珍しい組み合わせだなあ」
「僕が本を読んでいたらカイが入ってきたんだ。それだけ」
「寄宿舎に戻るなら送っていこうか? いろいろ世間話もしたいし」
「うん。そろそろ帰るよ」
カイは追いかけてこなかった。彼の側は酸素が薄くなった気さえして、心臓が警鐘を鳴らし出す。
「あの人、そんなに悪い人じゃないと思うよ」
「本気で言ってる? 教祖様自ら送ってきた人なんだぞ……って、ごめん」
「いや、いいよ。言いたくなる気持ちは予備生を経験してるクリスにしか判らないことだってあるんだし。何を話したんだ?」
「本部の地下に、史録があるって。きっと知りたかったものが載ってる」
「そんなことを言ってたのか。それは本部に行かないとどうにもならないな。リチャードさんに伝えよう」
「……俺の知らないところで、皆がいろいろ動き回ってる。それが苦しくなるんだ。特にリチャードは、涼しい顔をして俺を支えようとする。最初は有り難かったけど、今は苦しさの方が勝ってる」
「大事な存在になればなるほど、同等の立場でいたくなる。年齢や立場が違うし、素直に甘えた方がいいぞ。甘えればリチャードさんは絶対に喜ぶ」
「僕の気持ち、知ってたんだ」
「見てれば判るよ。ずっと可愛いお前のことを見守ってたんだ」
リチャードに恋をしていることは、ウィルにはばれていたようだ。少しずつ生み出された気持ちは高揚させるが、その分、危惧もつきまとう。一番恐ろしいのは、回りが見えなくなることだ。恋愛は厄介なものである。
「ウィルは? アーサーに告白しないのか?」
「っ…………」
「あ、あたり?」
「クリスだけ話すのは不公平だよな」
見えない重みがのしかかり、自分だけが重力の違う世界にいる気さえした。
「今さ、……っ……振られたみたいな気持ちになってる」
「俺が誰と恋愛をしようが、誰を好きになろうが、クリスがとても大切なのは変わらないよ」
この年齢になっても、ウィルに頭を撫でられるのが好きだ。きっと一生好きだと思う。
「我儘だよな。リチャードもウィルも独占したいだなんて。まだまだ子供だ」
「その気持ちをリチャードさんに伝えてごらん。きっと喜ぶ。それに俺もクリスと二人だけの時間はほしくなる。独占したいのは俺も同じだ」
ウィルを抱きしめると、同じくらいウィルも強く抱き返してくれた。
これからは身の振り方を考えなければならない。
カイという人物は、内に秘めたものは出さない狡猾な男という印象だった。甘いものをこよなく愛し、外から持ってきたドーナツやシフォンケーキなどを食べ、甘ったるいコーヒーを飲み干す。甘いものが苦手な守衛はバターの香りに鼻が痛いとクレームを出すほどだった。
学園で珍しくは組み合わせだが、カイとウィリアムが談笑しているのを見かけた。ウィリアムは「本当に教祖様の従者なんですかね」と疑問を口にした。ウィリアムは表面だけで判断するようなタイプではなく、むしろ根っこにあるものをしっかりと見据えている。教祖の従者は、信仰に厚い人物でなければなれない。そんな彼が言うものだから、気持ちが片寄る部分もある。だがクリスの敵であると認識しておかなければ、いざというとき判断が鈍る。
リチャードは公休中に本部へ行き、地下にある扉を開いた。歴代の神の御子に関しての史書がしまわれている場所だ。普段は立ち入り禁止だが、教祖の許可を取った今では堂々と中へ入ることができる。
早急に調べなければならないことは、初代の神の御子に関してだ。悪魔がクリスに執着する理由と判ると推論を出した。
古くなってしまい、写真は残されていないものもある。
表紙に文字も書かれていないシンプルな書物を手に取った。
白黒の写真に残されていたのは、クリスと瓜二つの顔だ。髪は肩よりも伸びている。写真の下にはクリストファーと書かれ、名前まで同じだ。
神の御子の歴史はここから始まったのだ。リチャードはこっそりと写真をポケットにしまい、扉を施錠した。
悪魔は名前も同じで顔も似ているクリスに執着している。それほど初代のクリストファーへの愛が強かった。彼の代わりを探していたのなら納得がいく。
「であればいいんですがね。信者としても生徒を苦しませるシステムに違和感を感じ、目が覚めたような気持ちです。このような事情がありますので、リチャード様が大切にされていらっしゃいますクリス様を私は守りたいと思っています」
「ありがとうございます。いやリチャードが僕を大切かどうか判りませんけど」
「あなた様が思っている以上に命をかけていますよ。では、コーヒーを飲みましたらお隣の部屋でお休み下さい。催淫剤入りの蝋燭もすべて消しています。時間がきましたら起こしますので」
「ありがとうございます。じゃあ……お休みなさい」
「ゆっくりお休み下さいませ」
とりあえず今日は乗り越えられた。リチャードも誰かと過ごしているだろう。おそらくサイラスではないかと予想できる。
もう一度、おやすみなさいと告げ、クリスはベッドへ横になった。
十月に入ると本格的に寒さが訪れ、潮風がいっそう肌に突き刺さる季節となった。木々の青さは朽ちていき、予備生としての終わりも近づいている。
「いかがなさいましたかな」
図書室の窓からぼんやりと外を眺めていると、カイが胡散臭い笑みを浮かべながら入ってきた。
「すっかり嫌われてしまいましたな。それほど話したことはないですがね」
「僕は誰に対してもまずは警戒感を持つ。別にあなただけが特別じゃない。非礼を詫びたい」
「私の風貌が怪しいのは自覚しております。クリストファー様のせいではありません。よく図書室へ足を運ばれていらっしゃるようですね」
「本を読むのが好きなんだ」
「これはまた珍しいものをお読みになる」
「教団の本だし、別に珍しくもなんともないだろう」
「私はそのようなものはいっさい目にしないタイプでしてね。クリストファー様のようなお若い方だとなおさらでしょう」
「元クラスメイトでも読んでいる人は何人かはいた」
「とても信仰深い方もいらっしゃるようで」
カイはオーバーなリアクションをする。
「あなただって教祖様直々の従者だ。熱心な信者は他にもいるし、別におかしくはないかと。それより、何か用か?」
「クリストファー様は神が愛した御子をご存じですかな?」
「神が愛した御子……?」
「失礼。本部にある禁断の地下室には、我々教団の歴史がつまった部屋がございます。そちらにたくさんの史録がありまして、」
「ちょっと待て。なぜそれを僕に言うんだ?」
「おや、気になるのではありませんか?」
本日、リチャードはいない。公休で学園の外にいる。下手な言動で迷惑をかけたくはないが、気にならないといえば嘘になる。
「こんにちは。よう、クリス」
図書室に似つかわしくない大きな声で入ってきたのはウィルだ。
クリスのほっとした様子を見て、ウィルはすぐに悟ったようだった。
「これはこれは……気高き血のお二方が揃うと、畏怖の念を抱きますな」
気高き血。この男はすべてを知っている。ウィルと兄弟であり、教祖を父に持つと。
クリスとは対照的に、ウィルは大きな口を開けて白い歯を見せた。
「俺はただの生徒ですけど、こいつは予備生なんで気高き血ってのも判ります。それよりどうしたんです? 珍しい組み合わせだなあ」
「僕が本を読んでいたらカイが入ってきたんだ。それだけ」
「寄宿舎に戻るなら送っていこうか? いろいろ世間話もしたいし」
「うん。そろそろ帰るよ」
カイは追いかけてこなかった。彼の側は酸素が薄くなった気さえして、心臓が警鐘を鳴らし出す。
「あの人、そんなに悪い人じゃないと思うよ」
「本気で言ってる? 教祖様自ら送ってきた人なんだぞ……って、ごめん」
「いや、いいよ。言いたくなる気持ちは予備生を経験してるクリスにしか判らないことだってあるんだし。何を話したんだ?」
「本部の地下に、史録があるって。きっと知りたかったものが載ってる」
「そんなことを言ってたのか。それは本部に行かないとどうにもならないな。リチャードさんに伝えよう」
「……俺の知らないところで、皆がいろいろ動き回ってる。それが苦しくなるんだ。特にリチャードは、涼しい顔をして俺を支えようとする。最初は有り難かったけど、今は苦しさの方が勝ってる」
「大事な存在になればなるほど、同等の立場でいたくなる。年齢や立場が違うし、素直に甘えた方がいいぞ。甘えればリチャードさんは絶対に喜ぶ」
「僕の気持ち、知ってたんだ」
「見てれば判るよ。ずっと可愛いお前のことを見守ってたんだ」
リチャードに恋をしていることは、ウィルにはばれていたようだ。少しずつ生み出された気持ちは高揚させるが、その分、危惧もつきまとう。一番恐ろしいのは、回りが見えなくなることだ。恋愛は厄介なものである。
「ウィルは? アーサーに告白しないのか?」
「っ…………」
「あ、あたり?」
「クリスだけ話すのは不公平だよな」
見えない重みがのしかかり、自分だけが重力の違う世界にいる気さえした。
「今さ、……っ……振られたみたいな気持ちになってる」
「俺が誰と恋愛をしようが、誰を好きになろうが、クリスがとても大切なのは変わらないよ」
この年齢になっても、ウィルに頭を撫でられるのが好きだ。きっと一生好きだと思う。
「我儘だよな。リチャードもウィルも独占したいだなんて。まだまだ子供だ」
「その気持ちをリチャードさんに伝えてごらん。きっと喜ぶ。それに俺もクリスと二人だけの時間はほしくなる。独占したいのは俺も同じだ」
ウィルを抱きしめると、同じくらいウィルも強く抱き返してくれた。
これからは身の振り方を考えなければならない。
カイという人物は、内に秘めたものは出さない狡猾な男という印象だった。甘いものをこよなく愛し、外から持ってきたドーナツやシフォンケーキなどを食べ、甘ったるいコーヒーを飲み干す。甘いものが苦手な守衛はバターの香りに鼻が痛いとクレームを出すほどだった。
学園で珍しくは組み合わせだが、カイとウィリアムが談笑しているのを見かけた。ウィリアムは「本当に教祖様の従者なんですかね」と疑問を口にした。ウィリアムは表面だけで判断するようなタイプではなく、むしろ根っこにあるものをしっかりと見据えている。教祖の従者は、信仰に厚い人物でなければなれない。そんな彼が言うものだから、気持ちが片寄る部分もある。だがクリスの敵であると認識しておかなければ、いざというとき判断が鈍る。
リチャードは公休中に本部へ行き、地下にある扉を開いた。歴代の神の御子に関しての史書がしまわれている場所だ。普段は立ち入り禁止だが、教祖の許可を取った今では堂々と中へ入ることができる。
早急に調べなければならないことは、初代の神の御子に関してだ。悪魔がクリスに執着する理由と判ると推論を出した。
古くなってしまい、写真は残されていないものもある。
表紙に文字も書かれていないシンプルな書物を手に取った。
白黒の写真に残されていたのは、クリスと瓜二つの顔だ。髪は肩よりも伸びている。写真の下にはクリストファーと書かれ、名前まで同じだ。
神の御子の歴史はここから始まったのだ。リチャードはこっそりと写真をポケットにしまい、扉を施錠した。
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