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第一章 ふたりの出会い
015 大事な人に巡り会えて
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「すみません、宮司さんに用があるんですが……」
「今、忙しいと思います」
近くにいた巫女服姿の女性に声をかけると、そっけなく返されてしまった。
優月は奧へと進み、境内を竹ほうきで掃除している人物に出くわす。
「宮司さん」
男性はこちらを振り向き、一礼した。
「よく私が宮司だと判りましたね」
「え、ええ……白い袴を着ていらっしゃるしなんとなくそうかなあって」
宮司が必ず白い袴を着ているわけではないが、彼が身につける袴の白の紋入りは、特級の証だ。
優月はかいつまんで事情を説明した。大事な人が大切な人形を手放してしまい、もしかしたらこちらにあるかもしれないということ。見た目が似ている人形を見つけたら、手にとって確認させてほしいということ。
「それは構いませんが……万単位で人形が置いてありますよ。途方もない作業になるかと思われますが……」
「承知の上なんで、それは問題ないんです。ありがとうございます」
宮司はまだ何か言いたげだったが、優月は頭を下げて踵を返した。
流れ作業ではあるが、時間との勝負だ。こんなことになるなら、無理にでもどんなビスクドールなのか聞いておけば良かったと胸が痛んだ。
空腹を知らせるように腹が鳴るが、時間は有限であることを考えると手を休めてはいられなかった。思っていた以上にビスクドールは供養されている。誰かの手により暖められ、愛されてきた人形たち。今は汚れで顔は黒ずみ、どんな想いで人形を手放したのだろうと無心で手を動かした。
頭に冷たいものが降りかかり、時間差で雨だと気づいた。
寒さで目が滲む。吐く息は熱を帯びている。
無情にも、雨は強くなる一方だった。次第に殴りつけるような雨に変わり、人形たちや優月を濡らしていく。
目の前のビスクドールを一体一体調べたが、残念ながらそれらしきものは見つけられなかった。
立ち上がろうとしたとき、頭がぼんやりとし身体が思うように動かなかない。
地面に身体が倒れそうになったとき、雨が止んだ。
正確には、傘で遮られていた。
咄嗟に瞑った目を開けると、別の意味で優月の目は滲んでいく。
身体を支える腕に力がこもっていて、間一髪倒れることはなかった。
「…………リュカさん」
「怒っています」
「うん……そんな顔してます。勝手なことをしてごめんなさい」
「あなたに対する怒りではありません。私の兄に対する怒りです。身勝手にあなたを巻き込み、また孤独にさせてしまいました。立てますか?」
「……案外力持ちですね。俺、身長もそれなりにあるのに」
「これでも鍛えています」
ふらつくが、しっかりと地面を踏みしめて立った。
「ホテルへ行きましょう」
「まだ人形……」
「ホテルへ行きます」
「わかりました」
助けられたのは二度目だ。彼には足を向けて寝られない。
「乗って下さい」
「これ、リュカさんの車?」
「そうです」
「俺、身体汚れているから」
「あなたは綺麗です。汚れているのはオリバーの心です。いいから乗りなさい」
後部座席に押し込まれるままに乗る。微かにハーブの香りがする車内だった。
「ホテルまで少し時間がかかります。寝てもいいですよ」
半分夢の中で外の風景を眺めていたが、リュカの声が遠くなっていく。
何度かミラー越しに目が合うが、微笑み返していると家族のような安心感が生まれた。想像でしかないが、普通の家族は側にいるとこの上ない幸せを感じるものなのだろう。
まぶたを開けると、白い天井が目に入った。
記憶はある。むしろしっかり寝たおかげか、鮮明に覚えていた。
ホテルで鍵を渡され、風呂に入り身体を温めた。
部屋に運ばれてきた食事を取り、そのまま眠った。
部屋が別々だったリュカとはメールでやりとりをして、朝食は一緒に食べようと約束もしている。
──おはようございます。起きていますか?
メールに元気になったことも書き加えて送った。
するとすぐに扉が叩く音が聞こえ、リュカを部屋へ招いた。
「顔色が昨日よりもよくなりましたね。朝食は食べられそうですか?」
「めちゃくちゃお腹空いてます」
「嫌でなければ、朝食はビュッフェでもいかがです?」
「食べたいです。和食はあるかなあ」
「和食でも洋食でもあるみたいですよ」
やけに発音の良いビュッフェだ。
「前、ホテルで朝食券を置いてくれたときあったじゃないですか。あのときの料理もすごく美味しかったですが、リュカさんと一緒だったらもっと良かったのに」
「仕事だったのです。できれば私も共にしたかった」
リュカはいつも通りだ。昨日の怒りは見られない。彼は微笑んでいるのが一番良い。
理想とする和食を適当につまんで戻ってくると、リュカもトレーに和食を乗せている。
「食べながら少し昨日のお話をさせて頂きたいのです」
「はい」
「私の兄がとてもご迷惑をおかけしました」
日本人ですら見たことがないほど綺麗なお辞儀だ。
「こうと決めれば人様のプライバシーなどお構いなく入り込んでくる人です。自分本位で破天荒な正確は昔からなのです」
「本当であればリュカさんから直接聞かなければならないことですけど、ちょっとだけ事情を聞いてしまったんです。リュカさんの大事な人が無くされた人形を探してほしいとか」
「大事な人というのは、私の母親です」
「リュカさんのお母さん? 勝手に想像して恋人なのかと思った」
「恋人はいません。私が生まれるずっと前の話ですが、母は旅行で日本に来たことがありました。大切なビスクドールの人形を抱えて。ところが、その人形を手放してしまったのです」
「その無くしたビスクドールを探すために、日本へ?」
リュカは頷いた。
「それって骨董商になったことにも関係があります?」
リュカは目を逸らす。が、またしても首を縦に振った。
母親が無くした人形を探すため、詳しくなるために骨董商の道を選んだというのか。
「いじらしいですね……」
「そんな風に言ってもらえたのは始めてです。オリバーももう一人の兄も、悪い意味でとんでもないことだと言います」
「こうしてリュカさんに会えたんだし、俺はすごく感動してます。人生変えてもらったし」
「人様の人生を変えられる力はありませんが、私も会えて良かったと思っていますよ。あなたといると初めてのことばかりで、楽しい人生を送ることができています」
リュカは一度席を立った。
持ってきたのは数種類のデザートだ。それとハーブティーのお代わりもある。
「これからどうします? オリバーさんは?」
「一度、彼とは戦わなければなりません」
「そんな物騒な。でもどうしてオリバーさんってそんなにリュカさんを心配するんですか? 日本は遠く離れた地だから?」
「骨董商という道を勝手に選んだことが許せないのでしょう。それと、幼少の頃はあまり身体が強くありませんでした。母は仕事で滅多に家へ帰りませんでしたので、兄が面倒をみてくれたのも大きいです。さて、ここでお願いがあります」
「リュカさんにお願いされたらなんでも叶えたくなるなあ」
「……人が良いのはあなたの魅力ですが、詐欺などにお気をつけ下さい。オリバーと会って頂きたいのです。怒りに任せて罵倒しましたが、やはり家族は家族です。きちんと紹介して、日本で生活できていると説明したいのです」
「今、忙しいと思います」
近くにいた巫女服姿の女性に声をかけると、そっけなく返されてしまった。
優月は奧へと進み、境内を竹ほうきで掃除している人物に出くわす。
「宮司さん」
男性はこちらを振り向き、一礼した。
「よく私が宮司だと判りましたね」
「え、ええ……白い袴を着ていらっしゃるしなんとなくそうかなあって」
宮司が必ず白い袴を着ているわけではないが、彼が身につける袴の白の紋入りは、特級の証だ。
優月はかいつまんで事情を説明した。大事な人が大切な人形を手放してしまい、もしかしたらこちらにあるかもしれないということ。見た目が似ている人形を見つけたら、手にとって確認させてほしいということ。
「それは構いませんが……万単位で人形が置いてありますよ。途方もない作業になるかと思われますが……」
「承知の上なんで、それは問題ないんです。ありがとうございます」
宮司はまだ何か言いたげだったが、優月は頭を下げて踵を返した。
流れ作業ではあるが、時間との勝負だ。こんなことになるなら、無理にでもどんなビスクドールなのか聞いておけば良かったと胸が痛んだ。
空腹を知らせるように腹が鳴るが、時間は有限であることを考えると手を休めてはいられなかった。思っていた以上にビスクドールは供養されている。誰かの手により暖められ、愛されてきた人形たち。今は汚れで顔は黒ずみ、どんな想いで人形を手放したのだろうと無心で手を動かした。
頭に冷たいものが降りかかり、時間差で雨だと気づいた。
寒さで目が滲む。吐く息は熱を帯びている。
無情にも、雨は強くなる一方だった。次第に殴りつけるような雨に変わり、人形たちや優月を濡らしていく。
目の前のビスクドールを一体一体調べたが、残念ながらそれらしきものは見つけられなかった。
立ち上がろうとしたとき、頭がぼんやりとし身体が思うように動かなかない。
地面に身体が倒れそうになったとき、雨が止んだ。
正確には、傘で遮られていた。
咄嗟に瞑った目を開けると、別の意味で優月の目は滲んでいく。
身体を支える腕に力がこもっていて、間一髪倒れることはなかった。
「…………リュカさん」
「怒っています」
「うん……そんな顔してます。勝手なことをしてごめんなさい」
「あなたに対する怒りではありません。私の兄に対する怒りです。身勝手にあなたを巻き込み、また孤独にさせてしまいました。立てますか?」
「……案外力持ちですね。俺、身長もそれなりにあるのに」
「これでも鍛えています」
ふらつくが、しっかりと地面を踏みしめて立った。
「ホテルへ行きましょう」
「まだ人形……」
「ホテルへ行きます」
「わかりました」
助けられたのは二度目だ。彼には足を向けて寝られない。
「乗って下さい」
「これ、リュカさんの車?」
「そうです」
「俺、身体汚れているから」
「あなたは綺麗です。汚れているのはオリバーの心です。いいから乗りなさい」
後部座席に押し込まれるままに乗る。微かにハーブの香りがする車内だった。
「ホテルまで少し時間がかかります。寝てもいいですよ」
半分夢の中で外の風景を眺めていたが、リュカの声が遠くなっていく。
何度かミラー越しに目が合うが、微笑み返していると家族のような安心感が生まれた。想像でしかないが、普通の家族は側にいるとこの上ない幸せを感じるものなのだろう。
まぶたを開けると、白い天井が目に入った。
記憶はある。むしろしっかり寝たおかげか、鮮明に覚えていた。
ホテルで鍵を渡され、風呂に入り身体を温めた。
部屋に運ばれてきた食事を取り、そのまま眠った。
部屋が別々だったリュカとはメールでやりとりをして、朝食は一緒に食べようと約束もしている。
──おはようございます。起きていますか?
メールに元気になったことも書き加えて送った。
するとすぐに扉が叩く音が聞こえ、リュカを部屋へ招いた。
「顔色が昨日よりもよくなりましたね。朝食は食べられそうですか?」
「めちゃくちゃお腹空いてます」
「嫌でなければ、朝食はビュッフェでもいかがです?」
「食べたいです。和食はあるかなあ」
「和食でも洋食でもあるみたいですよ」
やけに発音の良いビュッフェだ。
「前、ホテルで朝食券を置いてくれたときあったじゃないですか。あのときの料理もすごく美味しかったですが、リュカさんと一緒だったらもっと良かったのに」
「仕事だったのです。できれば私も共にしたかった」
リュカはいつも通りだ。昨日の怒りは見られない。彼は微笑んでいるのが一番良い。
理想とする和食を適当につまんで戻ってくると、リュカもトレーに和食を乗せている。
「食べながら少し昨日のお話をさせて頂きたいのです」
「はい」
「私の兄がとてもご迷惑をおかけしました」
日本人ですら見たことがないほど綺麗なお辞儀だ。
「こうと決めれば人様のプライバシーなどお構いなく入り込んでくる人です。自分本位で破天荒な正確は昔からなのです」
「本当であればリュカさんから直接聞かなければならないことですけど、ちょっとだけ事情を聞いてしまったんです。リュカさんの大事な人が無くされた人形を探してほしいとか」
「大事な人というのは、私の母親です」
「リュカさんのお母さん? 勝手に想像して恋人なのかと思った」
「恋人はいません。私が生まれるずっと前の話ですが、母は旅行で日本に来たことがありました。大切なビスクドールの人形を抱えて。ところが、その人形を手放してしまったのです」
「その無くしたビスクドールを探すために、日本へ?」
リュカは頷いた。
「それって骨董商になったことにも関係があります?」
リュカは目を逸らす。が、またしても首を縦に振った。
母親が無くした人形を探すため、詳しくなるために骨董商の道を選んだというのか。
「いじらしいですね……」
「そんな風に言ってもらえたのは始めてです。オリバーももう一人の兄も、悪い意味でとんでもないことだと言います」
「こうしてリュカさんに会えたんだし、俺はすごく感動してます。人生変えてもらったし」
「人様の人生を変えられる力はありませんが、私も会えて良かったと思っていますよ。あなたといると初めてのことばかりで、楽しい人生を送ることができています」
リュカは一度席を立った。
持ってきたのは数種類のデザートだ。それとハーブティーのお代わりもある。
「これからどうします? オリバーさんは?」
「一度、彼とは戦わなければなりません」
「そんな物騒な。でもどうしてオリバーさんってそんなにリュカさんを心配するんですか? 日本は遠く離れた地だから?」
「骨董商という道を勝手に選んだことが許せないのでしょう。それと、幼少の頃はあまり身体が強くありませんでした。母は仕事で滅多に家へ帰りませんでしたので、兄が面倒をみてくれたのも大きいです。さて、ここでお願いがあります」
「リュカさんにお願いされたらなんでも叶えたくなるなあ」
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