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第一章 初恋と事件
02 邂逅
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翌日にはユウコも落ち着きを取り戻していて、いつものように見送りをしてくれた。
ルカもあまり刺激しないように、爆破事件のことは触れないようにする。
朝食はおにぎりを作ってもらい、戸締まりをしっかりするように伝えながら家を出た。
寮に戻ると、親友でルームメイトのマークは今起きたばかりのようだった。
「おはよう。なんか良い匂いがする」
「おにぎりあるけど食べる?」
「食べる! 日本食って本当に美味いよなあ。寿司もライスボールも大好きだよ」
「多分、マークと食べるように作ってくれたんだと思う」
おにぎりが四つ袋の中に入っている。中身はマークも食べられるように、ふりかけとツナマヨだ。
「昨日さ、間一髪だったよな」
「爆破事件の話? 本当に怖かったよね。あのあと家に帰ってお昼寝してたんだけど、まさかあんな恐ろしいことが起こってるなんて。テレビをつけたらびっくりだよ」
「映画観に行ったこと、話したのか?」
「うん。爆破事件が起こった後なら余計な心配かけるだけだから言わなかっただろうけど、言ったあとだったから心配かけちゃった」
「俺も家族に電話かけたんだよ。そのあとに事件だったからもう大変だった」
家族という言葉にどきっとした。
幅広い範囲だが、そこにエドワードは含まれているのかいないのか。
おにぎりに力がこもり、少し歪に歪んでいる。
「エドにいろいろ聞かれてさ、」
「僕のことも喋ったの?」
「ああ、だめだった?」
「いや……そんなことは、ないけど」
気持ちが漏れてはいないかと落ち着かなくなる。
「心配してたよ。なんか根ほり葉ほりいろいろ聞かれたけど、心配してるのか事件に興味があるのか……半々だろうな。ごちそうさま。おにぎり美味しかった」
「この後、授業だよね?」
「ああ。ルカはまだ時間じゃないだろ? 先行ってるよ」
「いってらっしゃい」
エドワードは今何をしているのだろうと、想いを馳せる。
同じロス滞在しているらしいが、あのような見目麗しい人が歩いていたらすぐに判るだろう。
準備をしてマークよりも遅くに出ると、寮の側にパトカーが停車していた。
二人の警察官がこちらにやってくる。
「君がルカ・アストリー?」
「ええ……そうですけど」
警察官は顔を見合わせた。
「あの、何かご用ですか?」
「昨日の件で聞きたいことがある。任意だが、警察署へ来てほしい」
「昨日の件?」
任意と言いつつ、有無を言わせない厳めしい雰囲気だ。
ルカが首を傾げると、警察官は眉間にしわを寄せる。
「映画館で爆破事件が起こっただろう?」
「ああ……その件ですね」
ルカは警察の捜査に感心した。観客がそれほど多くないとはいえ、大学まで調べ上げてここまできたのだ。
誰にでも行う聴取だと言いつつも、わざわざ警察署を指定されるのは違和感があった。それでも事件解決のために協力したいと、ルカはパトカーに乗り込んだ。
ロス警察署はばたばたと忙しない足音が多く、人の出入りが頻繁だった。
「こちらへ」
連れられるままに一室に入ると、座るよう促される。
警察署の取調室に初めて入ったが、シンプルな部屋だ。椅子が二つと机。それだけだ。
窓には鉄格子がついていて、罪人扱いをされているようで良い気分はしなかった。
「ロサンゼルス大学の犯罪心理学在中、大学二年。ルカ・アストリー。間違いないな」
「はい」
「昨日、友人と映画館へ行ったな」
「ええ、そうです」
「詳しく話してほしい」
「詳しく? そう言われても、映画を観て実家に戻っただけですけど……」
「なぜ実家に?」
「映画館から実家が近かったからです。久しぶりに母の顔を見たいと思いまして……あの、何か問題ですか?」
怪訝な声で伺うと、警察官は品定めのようにルカを上から下までじっとりと見つめた。
「君に、爆破事件の容疑がかかっている」
「…………え?」
ジョークを言っている顔ではない。真実を見極めようとする仕事人の顔で、警察官は前のめりに身体を傾けてきた。
「容疑者? 僕が?」
「ああ、そうだ」
「普通に映画を観ただけです。そのあと、ポップコーンを食べて、実家に戻って……」
「わざと隠しているのか? 君は紅茶を飲んだだろう」
「ああ……はい。そうですね」
細かいところまで調べ尽くしているのだろう。
「君の捨てた紅茶缶が爆発の元凶だ。破片から、君の指紋が見つかった」
「……意味が判らないです」
「爆発物を詰め込んで、映画館に放置。数時間後に爆発するように仕向ければ、君は無事で済む」
「確かに僕は無事でした。けど、爆発物を作る技術だってないし、そんなことをして何になるんですか」
語尾を強めては思うつぼだと、冷静になれと言い聞かせた。
「君は機械に強いらしいじゃないか。壊れたパソコンを直したりする技術もある」
「それくらい、できる人はたくさんいます」
「くわえて犯罪心理学を専攻している。興味があったんではないか?」
「それは……確かにあったから専攻しました。でも、悪事を働くために通っているわけじゃありません!」
結局、三時間にも及ぶ聴取のあと解放された。
知らない、判らないと言うしかなく、平行線のまま取り調べ室を出ることになった。
身も心もぼろぼろで、泣きたくても必死にこらえるしかなくて、手のひらに爪が食い込む。
あまりにひどい侮辱だ。喉も渇きを訴え、手すりがなければ立っていられないほど足下がおぼつかない。
立ち眩みを起こし、ルカはふらりと横に倒れそうになった。
「おっと」
鉢合わせた男性に抱きとめられ、慌てて離れようとするが足に力が入らない。
「大丈夫?」
全身が痺れ、何もかも拒絶していた心が花開いた。
桃色に染まり、かすんで見えない目の前に男の顔が近づいてくる。
「君は…………」
「コーウェン、早く行くぞ」
コーウェンと呼ばれた男は支えたルカを離そうとしなかった。固まったまま動かない。
他の警察官の視線に耐えられなくなり、ルカはそっと手を外す。
「すまない、ケガはないか?」
ルカは小さく頷き、聞こえるかどうかのか細い声で「はい」と答えた。
彼が言う知り合いがもし自分だけだとすると、この場にいること自体ばれたくなかったし、恥ずかしかった。
コーウェンというファミリーネームで、知り合いに似ていて、ロスにいる。ルカが知るには一人しか思い浮かばない。
親友のマークの兄で、ルカの初恋の人・エドワード──。
昔味わった甘酸っぱさと初恋の苦みが交差し、ルカはまっすぐに彼を見られなかった。
久しぶりの再会を果たし、彼の成長に驚かされる。
元々背が高かったが、今は百九十センチほど上背がある。厳めしいきりっとした目に、筋肉質な体格はますます魅力に磨きがかかっていた。
警察官に連れられるまま外に向かうが、顔を上げることはできなかった。
ルカもあまり刺激しないように、爆破事件のことは触れないようにする。
朝食はおにぎりを作ってもらい、戸締まりをしっかりするように伝えながら家を出た。
寮に戻ると、親友でルームメイトのマークは今起きたばかりのようだった。
「おはよう。なんか良い匂いがする」
「おにぎりあるけど食べる?」
「食べる! 日本食って本当に美味いよなあ。寿司もライスボールも大好きだよ」
「多分、マークと食べるように作ってくれたんだと思う」
おにぎりが四つ袋の中に入っている。中身はマークも食べられるように、ふりかけとツナマヨだ。
「昨日さ、間一髪だったよな」
「爆破事件の話? 本当に怖かったよね。あのあと家に帰ってお昼寝してたんだけど、まさかあんな恐ろしいことが起こってるなんて。テレビをつけたらびっくりだよ」
「映画観に行ったこと、話したのか?」
「うん。爆破事件が起こった後なら余計な心配かけるだけだから言わなかっただろうけど、言ったあとだったから心配かけちゃった」
「俺も家族に電話かけたんだよ。そのあとに事件だったからもう大変だった」
家族という言葉にどきっとした。
幅広い範囲だが、そこにエドワードは含まれているのかいないのか。
おにぎりに力がこもり、少し歪に歪んでいる。
「エドにいろいろ聞かれてさ、」
「僕のことも喋ったの?」
「ああ、だめだった?」
「いや……そんなことは、ないけど」
気持ちが漏れてはいないかと落ち着かなくなる。
「心配してたよ。なんか根ほり葉ほりいろいろ聞かれたけど、心配してるのか事件に興味があるのか……半々だろうな。ごちそうさま。おにぎり美味しかった」
「この後、授業だよね?」
「ああ。ルカはまだ時間じゃないだろ? 先行ってるよ」
「いってらっしゃい」
エドワードは今何をしているのだろうと、想いを馳せる。
同じロス滞在しているらしいが、あのような見目麗しい人が歩いていたらすぐに判るだろう。
準備をしてマークよりも遅くに出ると、寮の側にパトカーが停車していた。
二人の警察官がこちらにやってくる。
「君がルカ・アストリー?」
「ええ……そうですけど」
警察官は顔を見合わせた。
「あの、何かご用ですか?」
「昨日の件で聞きたいことがある。任意だが、警察署へ来てほしい」
「昨日の件?」
任意と言いつつ、有無を言わせない厳めしい雰囲気だ。
ルカが首を傾げると、警察官は眉間にしわを寄せる。
「映画館で爆破事件が起こっただろう?」
「ああ……その件ですね」
ルカは警察の捜査に感心した。観客がそれほど多くないとはいえ、大学まで調べ上げてここまできたのだ。
誰にでも行う聴取だと言いつつも、わざわざ警察署を指定されるのは違和感があった。それでも事件解決のために協力したいと、ルカはパトカーに乗り込んだ。
ロス警察署はばたばたと忙しない足音が多く、人の出入りが頻繁だった。
「こちらへ」
連れられるままに一室に入ると、座るよう促される。
警察署の取調室に初めて入ったが、シンプルな部屋だ。椅子が二つと机。それだけだ。
窓には鉄格子がついていて、罪人扱いをされているようで良い気分はしなかった。
「ロサンゼルス大学の犯罪心理学在中、大学二年。ルカ・アストリー。間違いないな」
「はい」
「昨日、友人と映画館へ行ったな」
「ええ、そうです」
「詳しく話してほしい」
「詳しく? そう言われても、映画を観て実家に戻っただけですけど……」
「なぜ実家に?」
「映画館から実家が近かったからです。久しぶりに母の顔を見たいと思いまして……あの、何か問題ですか?」
怪訝な声で伺うと、警察官は品定めのようにルカを上から下までじっとりと見つめた。
「君に、爆破事件の容疑がかかっている」
「…………え?」
ジョークを言っている顔ではない。真実を見極めようとする仕事人の顔で、警察官は前のめりに身体を傾けてきた。
「容疑者? 僕が?」
「ああ、そうだ」
「普通に映画を観ただけです。そのあと、ポップコーンを食べて、実家に戻って……」
「わざと隠しているのか? 君は紅茶を飲んだだろう」
「ああ……はい。そうですね」
細かいところまで調べ尽くしているのだろう。
「君の捨てた紅茶缶が爆発の元凶だ。破片から、君の指紋が見つかった」
「……意味が判らないです」
「爆発物を詰め込んで、映画館に放置。数時間後に爆発するように仕向ければ、君は無事で済む」
「確かに僕は無事でした。けど、爆発物を作る技術だってないし、そんなことをして何になるんですか」
語尾を強めては思うつぼだと、冷静になれと言い聞かせた。
「君は機械に強いらしいじゃないか。壊れたパソコンを直したりする技術もある」
「それくらい、できる人はたくさんいます」
「くわえて犯罪心理学を専攻している。興味があったんではないか?」
「それは……確かにあったから専攻しました。でも、悪事を働くために通っているわけじゃありません!」
結局、三時間にも及ぶ聴取のあと解放された。
知らない、判らないと言うしかなく、平行線のまま取り調べ室を出ることになった。
身も心もぼろぼろで、泣きたくても必死にこらえるしかなくて、手のひらに爪が食い込む。
あまりにひどい侮辱だ。喉も渇きを訴え、手すりがなければ立っていられないほど足下がおぼつかない。
立ち眩みを起こし、ルカはふらりと横に倒れそうになった。
「おっと」
鉢合わせた男性に抱きとめられ、慌てて離れようとするが足に力が入らない。
「大丈夫?」
全身が痺れ、何もかも拒絶していた心が花開いた。
桃色に染まり、かすんで見えない目の前に男の顔が近づいてくる。
「君は…………」
「コーウェン、早く行くぞ」
コーウェンと呼ばれた男は支えたルカを離そうとしなかった。固まったまま動かない。
他の警察官の視線に耐えられなくなり、ルカはそっと手を外す。
「すまない、ケガはないか?」
ルカは小さく頷き、聞こえるかどうかのか細い声で「はい」と答えた。
彼が言う知り合いがもし自分だけだとすると、この場にいること自体ばれたくなかったし、恥ずかしかった。
コーウェンというファミリーネームで、知り合いに似ていて、ロスにいる。ルカが知るには一人しか思い浮かばない。
親友のマークの兄で、ルカの初恋の人・エドワード──。
昔味わった甘酸っぱさと初恋の苦みが交差し、ルカはまっすぐに彼を見られなかった。
久しぶりの再会を果たし、彼の成長に驚かされる。
元々背が高かったが、今は百九十センチほど上背がある。厳めしいきりっとした目に、筋肉質な体格はますます魅力に磨きがかかっていた。
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