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第一章 初恋と事件
028 止まった時が再び動き出す
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広々としているが、窮屈そうな扉が開いた。
「中へどうぞ」
連絡を受けた警備員が声をかけてきた。手を上げて答え、エドワードは中へ進む。
向こうにルカの姿が見える。抱き上げているのは先日の子供で、しっかりルカに抱きついて離れようとしない。
隣には昔と何も変わらない姿で、ロバートが立っていた。
目が合うが先にエドワードが視線を外し、まっすぐに恋人へ向ける。
ルカは子供を立たせ、こちらに手を伸ばしてきた。
「お迎えありがとうございます」
「早く君に会いたくてね」
背中に手を回し、軽くハグをする。ルカの後ろから氷の視線が突き刺さる。ルカは太陽で、ロバートはダイヤモンドダストだ。いっそ暖かな熱で溶かしてほしい。
初めましてか、久しぶりか、なんて声をかけたらいいか迷い、どちらも止めた。
「俺のパートナーが世話になった。ありがとう」
感謝の言葉は争いを生まない。これが答えだ。
「こちらこそ。ルカはとても素晴らしい人だ。人見知りの私の弟がこれだけ懐くのだから」
「楽しんでもらえてなによりだ」
小さな彼に話しかけると、はにかみながらルカの手を掴む。
「ルカ、また遊びにきてね? 絶対だからね」
「エディ、あまり困らせてはいけないよ。もう十回も言っているじゃないか」
「だって、この家に来る人はみんな遊んでくれないんだもん」
「私や父の友人がほとんどだからね」
「そろそろ行こうか、ルカ」
ルカの背を軽く押し抱き寄せると、ロバートは目を泳がせた。
子供はルカの名前を呼んでいる。そのたびにルカは後ろを振り返るが、ほぼこれが永遠の別れとなるだろう。一般市民と大統領家族は、どう考えても立場が違う。
エドワードはロバートを振り返らなかった。卒業式まで何もなかった時点で、彼とは縁もなかったのだ。
車に乗ると、ルカは盛大なため息をつく。
「疲れた?」
「いえ……ええと……はい、少し。あなたに嘘をついても仕方ないですよね」
「慣れないところにいれば誰だって疲れるよ」
「料理も美味しかったし布団もふかふかでしたし、本当に素敵なところだったんですけど、ロバートさんからいろいろ聞かれまして……」
「いろいろって?」
「僕の家族や、恋人のことです。同性愛者を嫌がる人もいるので、あまり話したくはなかったんですが……。出会った場所だの、恋人の職業とか」
「話したのかい?」
「困り果てていたら、あちらから身を引いてくれました。あなたのことは、あまり話してないので安心して下さい」
ルカは意味のない嘘をつくタイプではないが、どの程度話したのか気にはなった。こちらの情報は筒抜けだろうが、二度とルカに近づいてほしくはない。
隣でルカの腹が空腹を知らせた。
「お腹空いた?」
「朝食もあまり取ってないんです。僕にはあんな大きな屋敷も赤いカーペットも合わないみたいです」
「俺がいればいい?」
ジョークめかして言えば、ルカは俯きながら頷いてくれた。
浮気や心変わりとは無縁で、初恋をこじらせてここまで想ってくれる恋人は、世界中捜してもいないだろう。
「なら帰ってからパンケーキでも食べようか。サンドイッチにする?」
「パンケーキが良いです! 蜂蜜をたっぷりかけて、ブルーベリーも添えて……」
「ならスーパーへ先に行こう。ブルーベリーももうなかったはずだ」
気疲れしたルカの顔は、みるみるうちに明るくなっていく。
心の栄養を注入できるのは自分だけだ、とエドワードは嫉妬心が薄れていった。
ルカが仕事で不在の日は、大掃除をするのが日課となっていた。仕事が不定期なエドワードに代わり、ルカが家事をする事が多いため、せめて休みの日くらいはと買って出ている。
時計を見れば時刻は正午を過ぎている。昼食はどうしようか考えていると、インターホンが鳴った。
家はすでにばれていて、来ることも見越してはいたが、画面に映るロバートに、エドワードは内蔵を握り潰された感覚がなった。
「ハロー?」
『やあ、エドワード』
「SPもつけずに来たのか?」
『過保護すぎてどうにかなりそうだよ。中へ入れてほしいが、ルカはいるのか?』
「俺が行く。そこで待っててくれ」
ふたりの愛の巣へ入れるのはごめんだった。血の繋がった弟だって入れたくはないのに、他人であればなおさらだ。
「ランチでも一緒にどうだ?」
「ああ。では食べに行くとしよう。車は私が運転する」
「さっきの話だが、SPはちゃんとつけるべきだ。この前のことを忘れたのか?」
「発砲事件か。まだ犯人は捕まっていないらしいな」
「他人事のように言うな。明らかに狙われたのはお前たちなんだぞ」
「幼いエディには人から怨恨を向けられはしないからね。となると、次に狙いを定めるのは私かもしれない」
ロバートは高らかに声を上げて笑う。学生時代から笑い方は何も変わっていなかった。
「食べたいものがあるんだ」
「どこでも構わない」
ロバートはアクセルを踏んだ。普段から人に任せず自身で運転しているようで、腕も問題ない。
自宅から十分ほとのところで、ロバートはチェーン店のハンバーガーショップへ入った。
「まさか、ここでいいのか?」
「おかしいかい? 実は一番好きだったりするんだ。時間が経った後のしなびれたポテトが最高なんだ」
「わかる気がするよ」
ロバートは子供のように笑う。
彼にこんな笑い方ができたのだと、初めて知った。
「本当に? 君は学生時代に、ハンバーガーなんて食べていた記憶がないけど」
「それを言うならロバートもそうだろう? 君はいつも具沢山のサンドイッチを頬張っていた記憶がある」
「シェフが作ったものだ。もちろん美味しかったが、本当はこうしてチェーン店へみんなで行きたかったんだ」
嘘ではないと思えた。学生時代を懐かしむ顔は、当時は見なかった表情だった。
奥の席へ座ると、ロバートは物珍しそうに辺りを見回す。
「初めてってわけじゃないだろう?」
「一度だけ来たことはある。遠い昔の話さ」
ジャンクフードはたまに食べたくなる不思議だ。
ハンバーガーにかぶりついていると、彼は黙ってこちらを見つめている。
「先日のパーティーはどうだったんだ?」
「綺麗な女性はいたさ。あまりタイプじゃないがね。財産目当ての女性たちばかりで辟易していたら、ルカに立場が違うんだから彼女たちを否定するのはおかしいとばっさり言われたよ」
「ルカが?」
「おとなしそうに見えたし物静かな子だと思っていたから驚いた。同時に、とても興味を持った」
「ロバート、お前の目的はどっちだ?」
妙な駆け引きを止めて、エドワードはコーヒーを置いた。
「駆け引きを楽しむのは止めよう。なぜ今日、家に来た」
「中へどうぞ」
連絡を受けた警備員が声をかけてきた。手を上げて答え、エドワードは中へ進む。
向こうにルカの姿が見える。抱き上げているのは先日の子供で、しっかりルカに抱きついて離れようとしない。
隣には昔と何も変わらない姿で、ロバートが立っていた。
目が合うが先にエドワードが視線を外し、まっすぐに恋人へ向ける。
ルカは子供を立たせ、こちらに手を伸ばしてきた。
「お迎えありがとうございます」
「早く君に会いたくてね」
背中に手を回し、軽くハグをする。ルカの後ろから氷の視線が突き刺さる。ルカは太陽で、ロバートはダイヤモンドダストだ。いっそ暖かな熱で溶かしてほしい。
初めましてか、久しぶりか、なんて声をかけたらいいか迷い、どちらも止めた。
「俺のパートナーが世話になった。ありがとう」
感謝の言葉は争いを生まない。これが答えだ。
「こちらこそ。ルカはとても素晴らしい人だ。人見知りの私の弟がこれだけ懐くのだから」
「楽しんでもらえてなによりだ」
小さな彼に話しかけると、はにかみながらルカの手を掴む。
「ルカ、また遊びにきてね? 絶対だからね」
「エディ、あまり困らせてはいけないよ。もう十回も言っているじゃないか」
「だって、この家に来る人はみんな遊んでくれないんだもん」
「私や父の友人がほとんどだからね」
「そろそろ行こうか、ルカ」
ルカの背を軽く押し抱き寄せると、ロバートは目を泳がせた。
子供はルカの名前を呼んでいる。そのたびにルカは後ろを振り返るが、ほぼこれが永遠の別れとなるだろう。一般市民と大統領家族は、どう考えても立場が違う。
エドワードはロバートを振り返らなかった。卒業式まで何もなかった時点で、彼とは縁もなかったのだ。
車に乗ると、ルカは盛大なため息をつく。
「疲れた?」
「いえ……ええと……はい、少し。あなたに嘘をついても仕方ないですよね」
「慣れないところにいれば誰だって疲れるよ」
「料理も美味しかったし布団もふかふかでしたし、本当に素敵なところだったんですけど、ロバートさんからいろいろ聞かれまして……」
「いろいろって?」
「僕の家族や、恋人のことです。同性愛者を嫌がる人もいるので、あまり話したくはなかったんですが……。出会った場所だの、恋人の職業とか」
「話したのかい?」
「困り果てていたら、あちらから身を引いてくれました。あなたのことは、あまり話してないので安心して下さい」
ルカは意味のない嘘をつくタイプではないが、どの程度話したのか気にはなった。こちらの情報は筒抜けだろうが、二度とルカに近づいてほしくはない。
隣でルカの腹が空腹を知らせた。
「お腹空いた?」
「朝食もあまり取ってないんです。僕にはあんな大きな屋敷も赤いカーペットも合わないみたいです」
「俺がいればいい?」
ジョークめかして言えば、ルカは俯きながら頷いてくれた。
浮気や心変わりとは無縁で、初恋をこじらせてここまで想ってくれる恋人は、世界中捜してもいないだろう。
「なら帰ってからパンケーキでも食べようか。サンドイッチにする?」
「パンケーキが良いです! 蜂蜜をたっぷりかけて、ブルーベリーも添えて……」
「ならスーパーへ先に行こう。ブルーベリーももうなかったはずだ」
気疲れしたルカの顔は、みるみるうちに明るくなっていく。
心の栄養を注入できるのは自分だけだ、とエドワードは嫉妬心が薄れていった。
ルカが仕事で不在の日は、大掃除をするのが日課となっていた。仕事が不定期なエドワードに代わり、ルカが家事をする事が多いため、せめて休みの日くらいはと買って出ている。
時計を見れば時刻は正午を過ぎている。昼食はどうしようか考えていると、インターホンが鳴った。
家はすでにばれていて、来ることも見越してはいたが、画面に映るロバートに、エドワードは内蔵を握り潰された感覚がなった。
「ハロー?」
『やあ、エドワード』
「SPもつけずに来たのか?」
『過保護すぎてどうにかなりそうだよ。中へ入れてほしいが、ルカはいるのか?』
「俺が行く。そこで待っててくれ」
ふたりの愛の巣へ入れるのはごめんだった。血の繋がった弟だって入れたくはないのに、他人であればなおさらだ。
「ランチでも一緒にどうだ?」
「ああ。では食べに行くとしよう。車は私が運転する」
「さっきの話だが、SPはちゃんとつけるべきだ。この前のことを忘れたのか?」
「発砲事件か。まだ犯人は捕まっていないらしいな」
「他人事のように言うな。明らかに狙われたのはお前たちなんだぞ」
「幼いエディには人から怨恨を向けられはしないからね。となると、次に狙いを定めるのは私かもしれない」
ロバートは高らかに声を上げて笑う。学生時代から笑い方は何も変わっていなかった。
「食べたいものがあるんだ」
「どこでも構わない」
ロバートはアクセルを踏んだ。普段から人に任せず自身で運転しているようで、腕も問題ない。
自宅から十分ほとのところで、ロバートはチェーン店のハンバーガーショップへ入った。
「まさか、ここでいいのか?」
「おかしいかい? 実は一番好きだったりするんだ。時間が経った後のしなびれたポテトが最高なんだ」
「わかる気がするよ」
ロバートは子供のように笑う。
彼にこんな笑い方ができたのだと、初めて知った。
「本当に? 君は学生時代に、ハンバーガーなんて食べていた記憶がないけど」
「それを言うならロバートもそうだろう? 君はいつも具沢山のサンドイッチを頬張っていた記憶がある」
「シェフが作ったものだ。もちろん美味しかったが、本当はこうしてチェーン店へみんなで行きたかったんだ」
嘘ではないと思えた。学生時代を懐かしむ顔は、当時は見なかった表情だった。
奥の席へ座ると、ロバートは物珍しそうに辺りを見回す。
「初めてってわけじゃないだろう?」
「一度だけ来たことはある。遠い昔の話さ」
ジャンクフードはたまに食べたくなる不思議だ。
ハンバーガーにかぶりついていると、彼は黙ってこちらを見つめている。
「先日のパーティーはどうだったんだ?」
「綺麗な女性はいたさ。あまりタイプじゃないがね。財産目当ての女性たちばかりで辟易していたら、ルカに立場が違うんだから彼女たちを否定するのはおかしいとばっさり言われたよ」
「ルカが?」
「おとなしそうに見えたし物静かな子だと思っていたから驚いた。同時に、とても興味を持った」
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