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第四十九話:新生活の始まり※
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学院の卒業後、僕は無事にヴァドワールの魔法塔への所属が決まった。リカルドは上級学校へ進み、文官のエリートコースに向けて邁進している。卒業までの一年と少しは濁流のように過ぎていった。
三年生になってすぐのころ、紹介したい人がいると言って兄上が連れて来た人物がハレー先輩であったことには仰天した。父上は泡を吹いて倒れるのではないかと思うほどに動揺しているのが見て取れた。「二人して私の寿命を縮めてくれるな」と言いながらも、ハレー先輩がモーグ家の婿養子になるという条件で認めた。二人もそのつもりで話を進めていたという。
卒業後、僕とリカルドはそれぞれ実家を出て同居するにあたって、モーグ家の庭で住まいの相談をすることになった。
「魔法塔も上級学校も王都中心部にあるから中心部に近い方がいいよね」
「それが理想だけど、家賃が嵩むよ。多少遠くなっても無理はしない方が良いと思うけど」
「買ってしまえばいい」
パンが無ければケーキを食べれば良いみたいなことを言われた。
僕はリカルドに滅茶苦茶な考えをなんとか改めて欲しかった。
「折半するにしても父上がくれた支度金じゃ足りないし、そのうち引っ越すかもしれないのに?」
リカルドは得意げな様子で紙を取り出した。
「足りるよ。引っ越したってかまわないくらいの蓄えはある」
印字されている数字の桁に僕は目を擦った。しかし見えている数字は変わらない。眩暈がしてきそうだ。
「これ、カレンベルク家のではなくて、リカルド個人の数宇で合ってる?」
「合ってる」
引っ越したってかまわないどころか、働かなくたってかまわないくらいの数字だった。趣味が投資だと言ってはいたが、ここまでだったとは。
「シルヴァ君が魔法塔で働かなくたって良いんだけどね。家から出なければ、変な虫が寄ってくることもないし」
「家から出てほしくないの?」
「ほんとはね。シルヴァ君は隙だらけだし。でもそれはシルヴァ君の幸せではないでしょ?」
リカルドは眉尻を下げて弱々しく笑った。
「ちょっと話が逸れてしまったね。既存の家をちょっと改装して住めば良いかと思うんだけど、何か希望はある?」
「部屋は広くなくていいけど、大きな本題が欲しいな。壁一面が本棚になっている部屋にずっと憧れてたんだよね」
「良いね。絶対作ろう」
新しい家の使用人は、それぞれの家の執事一人ずつのほかに新しい人を雇うことに決まった。僕はラルフに「ついてきてくれる?」と聞いた。「これからも坊ちゃんを見守れることを心より光栄に思います」と嬉しい返事をくれた。
そして、いよいよ新しい生活が始まる日。互いの荷物や家具はそう多くなかった。僕の方は本を除けば、というただし書きがつくが。居間と台所、ちょっとした物置部屋、書斎が二部屋、お風呂場、そして寝室。一通り巡ると、後ろからリカルドが抱きついてきた。
この一年、キスは時々していたが、行為をすることは無かった。ホリデー当日すらもお預けだった。僕がこってり父上と兄上に怒られたために、遠慮してくれていた。その優しさが嬉しくもあり、寂しくもあった。僕はリカルドの腕にそっと手を重ねて、顔を上げた。熱を帯びた目がじっと僕の顔を見ている。どちらからともなく唇を重ねた。口を開けば、舌が入り込んでくる。ちょっとずつ、魔力が流れてくる。リカルドは少しでも長く魔力を送るキスをするために、ほんのわずかだけだけ流すという、この他に使いようのない能力を身に着けてしまっていた。
歯をなぞられ、吸われ、食べつくすかのように舌が動き回る。上顎の部分を舐められると、体に力が入らなくなり、かくんと膝の力が抜けた。リカルドは僕に難なく僕を抱きとめた。
ようやく口づけから解放された時、僕はもうリカルドに寄りかかっていた。
「ごめん、もう力はいんないや」
リカルドはまだ余裕綽々なのだろうと思いながら目を開けると、そこには笑み一つないリカルドがいた。幾分か目を細めて、こちらを見ている。無言で僕をベッドに運ぶと、丁寧に一枚一枚服をはぎ取り、リカルドも脱いだ。
「ちょ、ちょっとまだお昼だよ」
「そんなとろんとした目で言われてもね」
大きな手が、僕のソレをつうとなぞった。
「ここも、こんなになってるのに、やめちゃって良いの?」
「んんっ」
「ほら、後ろもひくひくしてる」
リカルドは僕にのしかかってきた。耳元に息がかかる。
「ほんとにやめてほしかったら、こんなにならないんじゃない?」
だんだんと大きくなっていくソレを容赦なく責めながら、片方の手を僕の胸に伸ばした。くりくりと弄られて、腰が動いてしまう。
「あっ、ああっ……」
「ほら、きもちーね、やめたくないね」
液の垂れてきたソレのあ先っぽをするりと撫でられただけで、声が出てしまう。こしゅこしゅとしごかれて、片方は胸のとんがりをつねったりされると――。
「ふたつどうじにされたらっ……んあああっ」
背中がしなって、果ててしまった。
「シルヴァだけずるいなあ。俺のことも気持ちよくして」
リカルドは頭をもたげ始めたソレを僕の頬に押し付けた。
「舐めて」
言われるままにソレを掴み、口に含んだ。先っぽをちゅうっと吸うと、リカルドは苦し気な顔をした。裏筋をれろぉってしたり、また先っぽをチロチロ舐めたりすると、口に含むのが辛いほど大きくなった。もう良いかな、と思っていたとところに、ソレが急に口いっぱいに突っ込まれた。
「んぐっ」
涙目になりながら見上げると、リカルドは、恍惚とした顔で腰を動かしていた。
「シルヴァっ」
なんとか口で受け止めていると、口内に苦味が広がった。
「ごめん、出しちゃった」
ちり紙をさしだしてきて「ほらここに出して」と言ったが、その時にはもう飲み込んでしまっていた。
「え、飲んだの?」
「ん。前にリカルドがやってたからお返し」
「あ~も~。脚、開いて」
低い声にびくりとしながら、言われるままに足をひろげる。
リカルドは僕の太ももに口づけをし、吸って痕を付けながら、後ろの穴に指を入れた。洗浄魔法がかけられると、指が浅い部分を抜き差しして、背中が跳ねる。
「んああっ」
気持ちいいけど、お腹の奥がうずうずしている。
「ははっ、物足りないって顔してる。欲しい?」
「ん、ちょーだい」
リカルドが覆いかぶさってきて、僕の脚を掴んだ。前屈みになって、ひくひくしている穴に、大きく反り返ったソレを当てた。
「あうっ」
指の届かなかった奥まで、ずちゅずちゅと責めたてられる。
「やらしー顔してるシルヴァも可愛い」
ぐりぐりと、奥を刺激される。
「やっ、おくきてるっ……」
「おく、いや? じゃあ……」
引き抜かれたかと思うと、ずちゅん、と突き上げられた。
「ああっ、は、はげしっ、むりっむりぃ……」
涙で視界がにじむ。息も切れ切れに訴えるが、激しいピストン運動は止まない。
「ヘン、ヘンになってる」
「イきそう?」
「あああああっ」
電気が体に巡るみたいな刺激と、チカチカする視界。でも吐精はしていない。
「ナカだけでイったみたいだね。俺が行くまで頑張って」
「イったばっかだからぁっ、やっ、むりっ、むりぃっ」
「シルヴァっ、シルヴァっ……うっ」
どくどくと、暖かいものが流れてくる。
「……ごめん、ずっと我慢してから抑え利かなかった」
親の元を離れてリミッターの外れたリカルドを上手く抑えていけるのか、少し不安になった。
三年生になってすぐのころ、紹介したい人がいると言って兄上が連れて来た人物がハレー先輩であったことには仰天した。父上は泡を吹いて倒れるのではないかと思うほどに動揺しているのが見て取れた。「二人して私の寿命を縮めてくれるな」と言いながらも、ハレー先輩がモーグ家の婿養子になるという条件で認めた。二人もそのつもりで話を進めていたという。
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「魔法塔も上級学校も王都中心部にあるから中心部に近い方がいいよね」
「それが理想だけど、家賃が嵩むよ。多少遠くなっても無理はしない方が良いと思うけど」
「買ってしまえばいい」
パンが無ければケーキを食べれば良いみたいなことを言われた。
僕はリカルドに滅茶苦茶な考えをなんとか改めて欲しかった。
「折半するにしても父上がくれた支度金じゃ足りないし、そのうち引っ越すかもしれないのに?」
リカルドは得意げな様子で紙を取り出した。
「足りるよ。引っ越したってかまわないくらいの蓄えはある」
印字されている数字の桁に僕は目を擦った。しかし見えている数字は変わらない。眩暈がしてきそうだ。
「これ、カレンベルク家のではなくて、リカルド個人の数宇で合ってる?」
「合ってる」
引っ越したってかまわないどころか、働かなくたってかまわないくらいの数字だった。趣味が投資だと言ってはいたが、ここまでだったとは。
「シルヴァ君が魔法塔で働かなくたって良いんだけどね。家から出なければ、変な虫が寄ってくることもないし」
「家から出てほしくないの?」
「ほんとはね。シルヴァ君は隙だらけだし。でもそれはシルヴァ君の幸せではないでしょ?」
リカルドは眉尻を下げて弱々しく笑った。
「ちょっと話が逸れてしまったね。既存の家をちょっと改装して住めば良いかと思うんだけど、何か希望はある?」
「部屋は広くなくていいけど、大きな本題が欲しいな。壁一面が本棚になっている部屋にずっと憧れてたんだよね」
「良いね。絶対作ろう」
新しい家の使用人は、それぞれの家の執事一人ずつのほかに新しい人を雇うことに決まった。僕はラルフに「ついてきてくれる?」と聞いた。「これからも坊ちゃんを見守れることを心より光栄に思います」と嬉しい返事をくれた。
そして、いよいよ新しい生活が始まる日。互いの荷物や家具はそう多くなかった。僕の方は本を除けば、というただし書きがつくが。居間と台所、ちょっとした物置部屋、書斎が二部屋、お風呂場、そして寝室。一通り巡ると、後ろからリカルドが抱きついてきた。
この一年、キスは時々していたが、行為をすることは無かった。ホリデー当日すらもお預けだった。僕がこってり父上と兄上に怒られたために、遠慮してくれていた。その優しさが嬉しくもあり、寂しくもあった。僕はリカルドの腕にそっと手を重ねて、顔を上げた。熱を帯びた目がじっと僕の顔を見ている。どちらからともなく唇を重ねた。口を開けば、舌が入り込んでくる。ちょっとずつ、魔力が流れてくる。リカルドは少しでも長く魔力を送るキスをするために、ほんのわずかだけだけ流すという、この他に使いようのない能力を身に着けてしまっていた。
歯をなぞられ、吸われ、食べつくすかのように舌が動き回る。上顎の部分を舐められると、体に力が入らなくなり、かくんと膝の力が抜けた。リカルドは僕に難なく僕を抱きとめた。
ようやく口づけから解放された時、僕はもうリカルドに寄りかかっていた。
「ごめん、もう力はいんないや」
リカルドはまだ余裕綽々なのだろうと思いながら目を開けると、そこには笑み一つないリカルドがいた。幾分か目を細めて、こちらを見ている。無言で僕をベッドに運ぶと、丁寧に一枚一枚服をはぎ取り、リカルドも脱いだ。
「ちょ、ちょっとまだお昼だよ」
「そんなとろんとした目で言われてもね」
大きな手が、僕のソレをつうとなぞった。
「ここも、こんなになってるのに、やめちゃって良いの?」
「んんっ」
「ほら、後ろもひくひくしてる」
リカルドは僕にのしかかってきた。耳元に息がかかる。
「ほんとにやめてほしかったら、こんなにならないんじゃない?」
だんだんと大きくなっていくソレを容赦なく責めながら、片方の手を僕の胸に伸ばした。くりくりと弄られて、腰が動いてしまう。
「あっ、ああっ……」
「ほら、きもちーね、やめたくないね」
液の垂れてきたソレのあ先っぽをするりと撫でられただけで、声が出てしまう。こしゅこしゅとしごかれて、片方は胸のとんがりをつねったりされると――。
「ふたつどうじにされたらっ……んあああっ」
背中がしなって、果ててしまった。
「シルヴァだけずるいなあ。俺のことも気持ちよくして」
リカルドは頭をもたげ始めたソレを僕の頬に押し付けた。
「舐めて」
言われるままにソレを掴み、口に含んだ。先っぽをちゅうっと吸うと、リカルドは苦し気な顔をした。裏筋をれろぉってしたり、また先っぽをチロチロ舐めたりすると、口に含むのが辛いほど大きくなった。もう良いかな、と思っていたとところに、ソレが急に口いっぱいに突っ込まれた。
「んぐっ」
涙目になりながら見上げると、リカルドは、恍惚とした顔で腰を動かしていた。
「シルヴァっ」
なんとか口で受け止めていると、口内に苦味が広がった。
「ごめん、出しちゃった」
ちり紙をさしだしてきて「ほらここに出して」と言ったが、その時にはもう飲み込んでしまっていた。
「え、飲んだの?」
「ん。前にリカルドがやってたからお返し」
「あ~も~。脚、開いて」
低い声にびくりとしながら、言われるままに足をひろげる。
リカルドは僕の太ももに口づけをし、吸って痕を付けながら、後ろの穴に指を入れた。洗浄魔法がかけられると、指が浅い部分を抜き差しして、背中が跳ねる。
「んああっ」
気持ちいいけど、お腹の奥がうずうずしている。
「ははっ、物足りないって顔してる。欲しい?」
「ん、ちょーだい」
リカルドが覆いかぶさってきて、僕の脚を掴んだ。前屈みになって、ひくひくしている穴に、大きく反り返ったソレを当てた。
「あうっ」
指の届かなかった奥まで、ずちゅずちゅと責めたてられる。
「やらしー顔してるシルヴァも可愛い」
ぐりぐりと、奥を刺激される。
「やっ、おくきてるっ……」
「おく、いや? じゃあ……」
引き抜かれたかと思うと、ずちゅん、と突き上げられた。
「ああっ、は、はげしっ、むりっむりぃ……」
涙で視界がにじむ。息も切れ切れに訴えるが、激しいピストン運動は止まない。
「ヘン、ヘンになってる」
「イきそう?」
「あああああっ」
電気が体に巡るみたいな刺激と、チカチカする視界。でも吐精はしていない。
「ナカだけでイったみたいだね。俺が行くまで頑張って」
「イったばっかだからぁっ、やっ、むりっ、むりぃっ」
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