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第11章脱走

脱走#5

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「わたすも連れてってくれー!」

麻袋の断末魔が聞こえるが、それどころではなかった。

牢屋から出口の通路には軍の兵が無残にも横たわっていた。

「よし!降ろせ!」

辺りは、埃臭く何年も使われてない個室だとすぐに分かった。

「明かりを灯せ!客人が参られたぞ!」

明かりが灯る音「ボッ!ボッ!」

段々と灯る蝋燭が不思議に感じる優は、前方に座る人物に驚愕するのであった…続く

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