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第11章脱走

脱走#6

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目の前には、王様が座る椅子のような物があり、そこには何と母らしき人物が座っていた。

「お母ちゃん?お母ちゃんなの?」

だが少し様子がいつもと違う感じがした。

「よくぞ参られた我が光合会へ!ここは闇の組織を駆逐する為に集う素晴らしい所なんぞよ」

必死に説明する母を見て涙が込み上げて来た。

「さっさ、もっとこちらに近づきたまえ、お主らの話を聞かせておくれ」

「ねぇお母さん何でしょ?何でこんな所に居るんだい?」

「あら!わたすを知ってるのかえ?」

どうやら母らしき人は優の事を知らなかったそうな…続く
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