上 下
78 / 341
第12章宇宙へ

宇宙へ#14

しおりを挟む
しばらくすると、小人の呼ぶ声が聞こえてきた。

「お二人さん中にお入りなされ」

家の中には、腕が再生したガットが、お菓子を美味しそうに食べて待っていた。

「おまんらも食うか?これ美味いぞい」

2人は遠慮せず、お菓子を頬張ったそうな。

「わぁなんだこれ、今まで食べた事がない味がするじょ」

「そのお菓子は、ピュアの実で出来ておるのじゃ、さぞ美味かろう」

部屋中に芳醇な香りが漂う中、小人が静かに語り始めた。

「さて、何処から話そうかのぅ、あれはまだわしがこの島に来てまもない頃の話じゃ」…続く
しおりを挟む

処理中です...