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第16章五つの玉オブジェクト

オブジェクト#8

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街には、ありとあらゆる物が売られていて、一同は目をキラキラさせて物色している。

「ねぇ!今気づいたんだけど、私達の頭の上にパラメーターみたいのがついているわよ!」

そう、この星の名はダンジョン星、ありとあらゆるものにパラメーターがついており、楽しい感じになっている。

「あはは!本当だ、わぁ!」

余所見をしていた優は、躓き転んでしまった。

「イタタ…」

「あら大変!パラメーターが半分も減ったわよゼロになると、どうなるのかしら?」

ふと、目の前を通りかかる老人が残り僅かのパラメーターだったので、引っ叩いてみた。

「えい!クソババァ!」

すると…何て事でしょう!老人はメリメリと
石化し、オブジェのようになってしまったではありませんか!

「おぉ!石になってしまった!少し悪い事したかな?」

それを見ていた老人の付き人は、駆け足でやって来て、石化した老人に何か、掛け始めた。

「あぁやめてください!後先ない老人を甚振るのはやめてくださいな!」

水のようなものを掛けながら、チラチラとこちらを見て、同じ事を繰り返し言って怒っている。

「すみません!その水を掛けると治るんですな?」

「治りゃしないよ!水をかけて磨いて売り裁くのさ!」

このような事が日常的に、行われているらしく、一同は言葉を失うのであった…続く
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