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第16章五つの玉錚々のレクイエム

錚々のレクイエム#16

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川を横目に、険しい荒道をずいずいと進むと、大きな滝が見えて来た。

「この滝の先が親玉が居る湖か、よし!一気に行くぞ!」

フルミは脚を肩幅に広げ、目を瞑り念じ始める。

「ナンタルクツジョクナ、ンタルクツジョクホイ!」

すると身体がふわっと宙に浮き、スーッと滝を飛び越えた。

「わぁなんだこれは!」

上空から湖を見下ろすと其処には、広大な湖の周辺に無数の岩が囲むように置かれ、その周囲には大小様々な妖精が競うように飛び回っているではありませんか。

「かぁーあれ全部、石に変えられた人間なのか、早いとこ解決しないと大変な事になりそうだ」

フルミは変化の術を使い妖精に溶け込み、親玉を探すのであったそうな…続く
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