光と陰がまじわる日（未完成）

最終章帰還

帰還#4

眠りに就いてから、しばしの時間が経過した、優以外のメンバーは、身支度を済まし今か今かと臨時体制に入っていた。

「もうすぐ火星に着くわね、あはは…見てあれヨダレ垂らしてまだ寝てるわ、騙されてるとは知らずに…」

意味深な発言が飛び出す中、宇宙船は順調に航路を進める。

「うーん、ハッ！寝過ぎた、良い夢見てたのに皆んな…え？」

眼を覚ますとそこには、親の仇かの様な目で睨む花子の姿が微かに見えたが、起きたのに気づき自然に表情を変えた。

「あ、優君起きたのね、早く身支度しないと火星に着いちゃうわよ！」

少し同様しながら、操縦席に座ると、感情を失ったかの様に花子は宇宙を見つめている、優はそれを複雑な感情で受け流したそうな…続く