ネトリ愛〜オモヒノクサリ〜

寿 退社

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第二話 チャラ美の来訪

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前日
「おっすー!モブ男」
「チャラ美ちゃんがぼくの家に来るなんて珍しいね」
「ちょっと用があってさ…」
「まあ、上がってよ」

 モブ男のワンルームに入れてもらう。
 うわ。モブ男の部屋思ってたより、オシャレな部屋かも。
 あ、そっか。マジメちゃんの趣味かな。


「それで、今日はどうしたの?」
「あー、そのね……」
 どうしよう、言いづらい…。
「モブ男元気にしてるかなーって」
「この間4人で旅行に行ったばっかな気がするけど」
「そ、そうなんだけど!」
 ああ、もう!!うちの意気地なし!!
「もしかして、ギャル男のこと?」
 鋭い…モブ男のくせに…。
「チャラ美ちゃん顔に出るから」
「心の声に反応するなし!」
「ごめん」

「旅行でうちらが喧嘩した時」
「うん」
「なんで探してくれたの?」
「みんなも探してたよ」
「嘘。戻った時あの二人は楽しそうにしてた」
「それはたまたまだよ」
 嘘つき…。

「ねえ、うちと寝たってことにしてよ……」
「え…?」
「そしたらきっと諦めつく…」
「チャラ美ちゃんは本当にそれでいいの?」
 そんなの…。
「そんなの良くないに決まってるし!4年だよ!?もう次の人なんて考えられないよ…」
「なら…」
「でも…あんなの見せられちゃ…」

「ギャル男にたくさん尽くしてきた」
「うん」
「でも最近は喧嘩ばっかで、二人が楽しそうにしてるの見せられてもう訳分かんない!」
 その時、モブ男の手が頭をなでなでしてきた。
「これ…なに?」
「ヨシヨシ?」
「うちは子供か!」
「んー、じゃあ」
「!?」
 いきなりチュー!?

「さ、最低!」
 思わずビンタする。
「なんでこんなこと…」
「悲しそうだったから」
「そ、それとキスは関係ないし!」
「じゃあどうしてギャル男に直接相談しないの?」
「そ、それは…」
 モブ男がまた近づいてくる。
「だ、だめ…」
 結局うちは2回目も拒みきれなかった。

「最低だよ…うちら…」
「知ってる」
 トップスを脱がされる。
「あっ」
 うちもモブ男の上着を脱がす。
「ぼくが脱がす」
 今度はスカートを脱がされる。
「だめ」
 負けじとモブ男のズボンを脱がす。
 じれったくて自分たちで下着を脱ぐ。
「言い出したのうちだから」
 モブ男の上にまたがる。

 モブ男の上で腰を上下に振る。
「どう?」
「チャラ美ちゃんの中、気持ち良いよ」
 なんか余裕そうでムカつく
「ふうん。じゃあ、これは?」
 前後に素早く動かす。うちの得意技。
「ぐっ!これだめ……すぐイク…」
「ふふ」
 モブ男のがどんどん固くなっていく。
 これ…すごくエッチ…。

 モブ男の体は意外とたくましくてエッチだった…。
 もう!モブ男なんてうちの腰でイチコロなんだから!
 もっと腰を速める。

「ねえ、チャラ美ちゃん」
 その目ずるい……。
「無理しなくて良いからね」
 優しい言葉……だめ……。
「ぼくはチャラ美ちゃんの味方だから」
 だっめ!!
「イクうう!!」


「うちがイかせるはずだったのに……」
「あはは」
 なんかモブ男にはいつも負けてる気がする……。
「ねえ、チャラ美ちゃん」
「うん」
「どうして嘘をつこうとしたの?」
 やっぱりそうなるよね……。
「悲しまない?」
「うん」
「実は、マジメちゃんに相談されたの…」

つづく
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