1500人の女に何が起こったのか

AAKI

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3話目・取り付く島とか言いますけどなんで島なんですかね? 板とか、場所なら村や町の方がしっくりくるんですけど。もっと優しくして欲しいです。

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「あのぅ」
「これが取材の予定表よ」

 ちょっとばかり突っ込んで行こうとしたところで、あゆみは車を運転していながらもクリアファイルを渡してきた。有無を言わさない態度い遮られた真清はそれを受け取る。
 仕方なくクリアファイルの項目を目で追う。キチキチとした予定が詰まっているのかと思えばそれほどではなく、むしろ少なく感じるくらいだ。

「1泊2日のプランにしては、その、スカスカですね」
「観光ではないでしょう? 取材ならその3ヶ所で十分よ」

 ヒロインが確認するも、こちらの隠した意図を見抜かれているようで何も言いかせなかった。

「……」

 ごもっともではあるのだが、もう少し取り付く島が欲しかった。
 しかし、あゆみ・・・たちが受けていた今なおあるバッシングを考えればわからなくもない。街の建設については予定にある記念館でも良いだろう。
 移動と街の区役所での当たり障りのない質疑応答の間に整理しておくとしよう。

「街ができたことで住民の皆さんの評判などは?」

 応接室にて最初の質問をした。当初の反発も多かったため、潜入取材を差し置いても聞いておきたい質問もあった。
 調べた限りでは発起人のあゆみを始めする3人はネット上で大いに批判を浴びたが、こうして目標を達成したのだから称賛すべきかもしれない。そちら――行政の支援を受けた――点への不満が湧き上がったのは。
 財政的な面では、軽度の障害者、また特区内の女性が出産した男児を含めて15歳まで育てるという条件を付帯して解決した。

「えぇ、上々の好評を頂いております。先月の幸福度は――」

 発起人の内の一人である区長、宮下みやした 竹子たけこの言う通り今のところ街は問題なく回っているようだ。区役所では大した情報が得られなかった。
 この調子では明日の記念館も似たようなものだろう。

「――今日はありがとうございました」

真清は、アンケートなどの資料をいくらか受け取りつつお礼して応接室を出た。
 区役所内にも軽く目を通しておくも目立っておかしなところはない。後ろでは、ややふくよかな体型で切れ長の目が真清を見送っている。

「次、行きますよ」
「あ、はい」

 あゆみに急かされ車へ急いだ。そして次に向かったのは区内に一つだけの学校である。
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