1500人の女に何が起こったのか

AAKI

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13話目・男性は女性を基本的にバ○だと思ってますよね? 頭悪いって。劣ってるって。思ってますよね!?

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「あぁ、カウンセリングを」
「……そのとき、私たちは精神病を患っているって認定されたよ」

 やはり、ネット上に転がっている与太話の原因を特定できて得心いった。
 行政が動かないのも、精神疾患を患ったというリークがあったからである。これにより、女性が街から流出してもネットのやり取りであっても、何なりとごまかせるというわけだ。
 しかし、それだけでこれほどまでに隠蔽できるものだろうか。

「街の役場にだって外からの視察は入るはずですよね? その人たちが街の歪さに気づかないはず……」

 そう聞いている真清の脳裏には、あまり想像したくない答えが思い浮かんでいた。
 答えてくれたのは漫画家女性の方ではなくミレイである。さすがに、そんな裏側のことまで彼女が知るはずもないのだから。

「ワイロとか。ハニートラップっていうの? まぁ、そういう手段でバレないようにしてるよ」
「……」
「……」

 彼の言葉は漫画家女性には聞こえていないだろうから、互いに重い沈黙を守っただけのように感じられた。そこまで覗き見しているのはなんと言えば良いかわからなかったが、嫌な予感が的中してため息が漏れる。

「確か、そういったものを書いていないかを確認しに来るんでしたね。そのときに、SNSも調べられるってことですか」
「あぁ、私たちにプライバシーなんてないよ……」

 永遠に監視される階級社会か、それとも社会そのものに怯える世界か。どちらの方が幸せなのだろうかと考えてしまった。
 来たすぐのときに警戒していた様子もそのせいだったのだろう。

「最近に来たばかりだからしばらく来ないよ。明後日か一週間後か」

 外を少し気にしている真清に気づいたのか、漫画家女性は不定期だからと安心させてくれた。長居はしないから出会うこともないだろうが。
 そして、そのあたりが取材の切れ目でもあった。

「ただ、まぁ、誰がチクるかわかったもんじゃないからさ」
「そうですか。では、早々に失礼させてもらいますね」

 またしても嫌な情報を得て、真清も捕まってはたまらないので立ち去ることを決めた。一礼をして部屋を出る。
 これで“バステズ”を取り巻く問題は理解できた。しかし、これくらいの話だけでは確実な証拠とは言い切れない。なにせ、また同じ

「ミレイ、他に何か確証になりそうな情報はありませんかね?」

 難しいことを聞いている自覚はあったが、後一歩が欲しいとねだる。

「うーん……もう、こうなるとどこからか盗んでこないと」
「そうなりますよね~。どこか良い場所は……」

 二人して頭をひねって考える。何かしらの情報が得られ、侵入が容易な場所を考えた。

「あ」
「あ」

 そして二人が同時に思いついたのは一箇所。役場でもなければ学校でもない。
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