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悪友と親の顔より見た光景
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イッシ~は歩く。ゆっくりと、野口 瑛太の腕に掴まって炎天下を歩く。住処から遠く離れた町中の、なんでもない公園を。
汗ばんで張り付くノースリーブのワンピースが透けて、ブラジャーが顕になっていることなど気にする余裕もない。暑さのせいで参っているようで、その本質は卑しい熱さのせいであった。
「大丈夫?」
「うん…///」
傍目からは体調を崩しているであろうガールフレンドを、気遣う素振りの瑛太。小さく応えたイッシ~は、全身から汗と一緒に雌の匂いを漂わせる。
お尻の肉を浮き彫りにする膝上までの裾は、黒色の下着と一緒に混合してしまっている。別の体液で濡れて居るなどと、誰が考えるだろう。その扇情的な下着の内に、無情な回転を続ける玩具を隠しているなど予想できるものか。
「大丈夫……ッ///」
そんな考えに反して、知られている可能性を考えてしまい、羞恥に身を震えさせる。
音を殺すためにモーターに改造を施してはいても、3センチに達するバイブは括約筋を壊しにかかる。
「こっち」
「はやく、わたしのダブルまんこ、ぐちょぐちょにして…///」
「気が早いよ。ほら、トイレ、着いたから腰掛けて」
「はぁい///」
既に快感のタガが外れたイッシ~は、瑛太にエスコートされるまま町中の公園にある公衆トイレに足を踏み入れた。そこが男子トイレであることなど気にすることなく。
更に、瑛太に勧められてフタの下りた便座の上に腰掛けた。到着した途端にワンピースの裾をたくし上げておねだりするのだから、彼も苦笑を禁じ得なかった。それでも、彼の目的はただ外で行為に及ぶことではないので、情動を押さえ込みつつ準備をする。
「なぁに~……? エータ、そんなのも?」
「駄目? 拘束プレイ」
「エータがやりたいなら……恥ずかしいけど///」
取り出されたのは、パーティーグッズに使われるようなピンクのもじゃもじゃが着いた手錠だ。それを片手に一つずつかけて、水道管に片方の輪をはめた。
これで体を隠すことができなくなったものの、イッシ~が瑛太に対して淫らな姿を隠すことはない。それでもなお、開脚用の拘束具にアイマスク、ボールギャグと徹底していく。
「んんぅ~~ッ/// ぅあぁ?」
「どう? こういうのもドキドキするでしょ? っと、ごめん」
新鮮な羞恥に身悶えするイッシ~に、瑛太は優しく声を掛けるも邪魔が入った。彼のスマフォが鳴り響いて、苛立った様子で確認をしていた。
「大事な連絡みたいだから、少しだけお預けね。あんまり音を立てるとバレるから、静かにね」
更には、外せない用事らしくトイレの個室から出ていってしまった。
独り取り残されたイッシ~の視界は暗く、身動きが取れないという焦燥から淫欲が更に滲み出す。アナルを甚振るバイブの感触が鮮明になったような気がして、淫液が留めなく穴という穴から溢れる。何も垂らしていないのは耳ぐらいのもので、涎と感涙で顔もぐしゃぐしゃだ。
もう劣情も限界だというところで、漸く扉が開く気配がする。
「……」「……?」
互いに息を呑んだ。イッシ~も、直ぐに違和感を覚えて小首を捻ってみせた。
続けて耳を通って脳みそを焼いたのは、聞き覚えのない男の声。
「痴女ってやつか……?」
「ッ!? んんん~~~っ! ぅぅあぅ……!」
当然、瑛太ではない男性に痴態を目撃されては冷静でいられなかった。質問に対して、肯定などできようはずもなく唾液を吹き出して必死に首を横に振った。
しかし、それでとどまるようならこの世に性犯罪ないだろう。
「嘘だろ。こんな太いのケツ入れて、こっちはぐちゃぐちゃじゃねぇか。クソビッチめ」
狼狽する頭に、そんな淫語が暴力的に叩きつけられた。
「ぅうぅぅぅ…/// ん~~ッッ!」
更にゴム質の手形がお尻を撫で、イッシ~は吐き気をもよおすような嫌悪感にうめいた。清掃の人に見つかったのだろう。
ただ、そんなことよりも、イッシ~はこの場をどう逃れるかを考える。まとまらない思考で、ただひたすらうなり首を振る意外になかった。瑛太に助けを呼びたくとも、口枷がそれを阻み逆に男の情動を誘う。
「もう慣らす必要もないよな」
すなわち、無抵抗な女を犯すという衝動。とは言っても、男は悪戯程度に手袋に覆われた人差し指を膣口へと差し入れてきた。少しぐらいはこの状況に気後れしているのだろう。
そして、ただヌルヌルとゴム棒が出入りするだけの下手くそな愛撫に、イッシ~は安堵したのである。1分か5分か、しばらく続くそれが感覚を狂わせる。
「ぅぅん……」
それが、男のプライドを傷つけた。次に聞こえたのは舌打ちか何かだ。
「ッ!」
「ぅぅあッ!? んんんぁぁあぁうぅぅぅッ~~ッ! ひゅぎぃ~!!!」
その直ぐ後、太ももを押さえつけられ、足を閉じれなくなったところへ熱々のペニスが突っ込まれた。力任せのようで、的確にイッシ~の感じるところを刺激する、暴虐と情愛の混ざりあった挿入。
体が少しリラックスしたところへ、激しく膣壁を擦る衝撃が走ったのだ。感じないわけがない。
汗ばんで張り付くノースリーブのワンピースが透けて、ブラジャーが顕になっていることなど気にする余裕もない。暑さのせいで参っているようで、その本質は卑しい熱さのせいであった。
「大丈夫?」
「うん…///」
傍目からは体調を崩しているであろうガールフレンドを、気遣う素振りの瑛太。小さく応えたイッシ~は、全身から汗と一緒に雌の匂いを漂わせる。
お尻の肉を浮き彫りにする膝上までの裾は、黒色の下着と一緒に混合してしまっている。別の体液で濡れて居るなどと、誰が考えるだろう。その扇情的な下着の内に、無情な回転を続ける玩具を隠しているなど予想できるものか。
「大丈夫……ッ///」
そんな考えに反して、知られている可能性を考えてしまい、羞恥に身を震えさせる。
音を殺すためにモーターに改造を施してはいても、3センチに達するバイブは括約筋を壊しにかかる。
「こっち」
「はやく、わたしのダブルまんこ、ぐちょぐちょにして…///」
「気が早いよ。ほら、トイレ、着いたから腰掛けて」
「はぁい///」
既に快感のタガが外れたイッシ~は、瑛太にエスコートされるまま町中の公園にある公衆トイレに足を踏み入れた。そこが男子トイレであることなど気にすることなく。
更に、瑛太に勧められてフタの下りた便座の上に腰掛けた。到着した途端にワンピースの裾をたくし上げておねだりするのだから、彼も苦笑を禁じ得なかった。それでも、彼の目的はただ外で行為に及ぶことではないので、情動を押さえ込みつつ準備をする。
「なぁに~……? エータ、そんなのも?」
「駄目? 拘束プレイ」
「エータがやりたいなら……恥ずかしいけど///」
取り出されたのは、パーティーグッズに使われるようなピンクのもじゃもじゃが着いた手錠だ。それを片手に一つずつかけて、水道管に片方の輪をはめた。
これで体を隠すことができなくなったものの、イッシ~が瑛太に対して淫らな姿を隠すことはない。それでもなお、開脚用の拘束具にアイマスク、ボールギャグと徹底していく。
「んんぅ~~ッ/// ぅあぁ?」
「どう? こういうのもドキドキするでしょ? っと、ごめん」
新鮮な羞恥に身悶えするイッシ~に、瑛太は優しく声を掛けるも邪魔が入った。彼のスマフォが鳴り響いて、苛立った様子で確認をしていた。
「大事な連絡みたいだから、少しだけお預けね。あんまり音を立てるとバレるから、静かにね」
更には、外せない用事らしくトイレの個室から出ていってしまった。
独り取り残されたイッシ~の視界は暗く、身動きが取れないという焦燥から淫欲が更に滲み出す。アナルを甚振るバイブの感触が鮮明になったような気がして、淫液が留めなく穴という穴から溢れる。何も垂らしていないのは耳ぐらいのもので、涎と感涙で顔もぐしゃぐしゃだ。
もう劣情も限界だというところで、漸く扉が開く気配がする。
「……」「……?」
互いに息を呑んだ。イッシ~も、直ぐに違和感を覚えて小首を捻ってみせた。
続けて耳を通って脳みそを焼いたのは、聞き覚えのない男の声。
「痴女ってやつか……?」
「ッ!? んんん~~~っ! ぅぅあぅ……!」
当然、瑛太ではない男性に痴態を目撃されては冷静でいられなかった。質問に対して、肯定などできようはずもなく唾液を吹き出して必死に首を横に振った。
しかし、それでとどまるようならこの世に性犯罪ないだろう。
「嘘だろ。こんな太いのケツ入れて、こっちはぐちゃぐちゃじゃねぇか。クソビッチめ」
狼狽する頭に、そんな淫語が暴力的に叩きつけられた。
「ぅうぅぅぅ…/// ん~~ッッ!」
更にゴム質の手形がお尻を撫で、イッシ~は吐き気をもよおすような嫌悪感にうめいた。清掃の人に見つかったのだろう。
ただ、そんなことよりも、イッシ~はこの場をどう逃れるかを考える。まとまらない思考で、ただひたすらうなり首を振る意外になかった。瑛太に助けを呼びたくとも、口枷がそれを阻み逆に男の情動を誘う。
「もう慣らす必要もないよな」
すなわち、無抵抗な女を犯すという衝動。とは言っても、男は悪戯程度に手袋に覆われた人差し指を膣口へと差し入れてきた。少しぐらいはこの状況に気後れしているのだろう。
そして、ただヌルヌルとゴム棒が出入りするだけの下手くそな愛撫に、イッシ~は安堵したのである。1分か5分か、しばらく続くそれが感覚を狂わせる。
「ぅぅん……」
それが、男のプライドを傷つけた。次に聞こえたのは舌打ちか何かだ。
「ッ!」
「ぅぅあッ!? んんんぁぁあぁうぅぅぅッ~~ッ! ひゅぎぃ~!!!」
その直ぐ後、太ももを押さえつけられ、足を閉じれなくなったところへ熱々のペニスが突っ込まれた。力任せのようで、的確にイッシ~の感じるところを刺激する、暴虐と情愛の混ざりあった挿入。
体が少しリラックスしたところへ、激しく膣壁を擦る衝撃が走ったのだ。感じないわけがない。
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