【完結】転生しました。どうやら今世は男のようです。

潤樹 零

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ケーキ・・・

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御菓子って料理と違って適当な分量でってのが出来ないし試すには材料費が高いしで今まで敬遠して作ってこなかったんだけど・・・

この街でもとうとう畜産が形になってきて卵や牛乳も一般市民にも手が届く様な値段で販売されるようになってきたんで(といってもまだまだ高いんだけどさ)ちょっとずつ着手していく事にした。

・・・基、食べたくなっただけとも言う。

この世界の甘味って基本、そのままの果物か砂糖か蜂蜜しか無くて、果物以外は馬鹿高過ぎて普通の市場には滅多に出ない代物だったりする。

しかも砂糖は生産主が原材料を秘匿しているのでどういった物から、どうやって出来るのかとかも知られていないみたい。

生産地が暖かい地域っていうからサトウキビみたいな植物があるんだろうなと予想。

勿論元になる植物なんて取り扱いが厳重に管理されてるだろうからこっちでは一切見たことも無いよ。

でもさぁ、あったじゃん。

日本ではお馴染みの白い砂糖の原料っていったらサトウキビとてん菜。

地球で言うところのてん菜は鑑定ですぐに見つかっててこの街でも多く栽培されている。

僕が【抽出】してえぐみを抜いたら皆は何時もの如くチート魔法で再現。

あっという間に白い砂糖の完成で黒糖よりも癖が無いって事でこの街の大人気輸出品の1つでもあるんだよね・・・

保存もきくから一部税収は砂糖でって要望もある位。

ここでは一時、ジャム作りが流行った(今でも根強く作り続けてるところもある)けど、煮詰めるのに時間が掛かるし付ける先のパンは固くてまずいから僕は早々に手を引いたんだよね。

・・・パン改良もしなくちゃだね。

まあまずは御菓子の方から。

前世でもお菓子作りはまあまあやってたんだよ。

でもさぁ、あの材料って何で出来てるんだっけ??って材料も多いしこっちには分量の書いたレシピ本なんて存在しない訳で。

手探りなんで時間は掛かりそうだけど、何とか試行錯誤してなるべく再現可能な簡単にできそうな物から中心に頑張っていきたいと思います。


1番最初に手を付けたのは転生定番の蒸しプリンから。

材料も複雑なものはいらないし調理器具も特殊な物は必要なくて手順も比較的簡単だからね。

では早速クッキング。

あ、匂いですぐさま母さんも来たんでそのまま手伝ってもらう事に。

皆への情報提供の時も手伝って下さい。


プリンは失敗も無く無事完成!


スが立ってんのは見ない振りでお願いします。味は変わんないんで良いと思う。お母さんも大喜びだったよ。

で、お次はクッキー。これは普通に失敗しまくった。

うん。予想通り、予想通り。

でも途中心折れかけて卵白クッキーに走ったりしょっぱい系お菓子に走ったりして大分寄り道したけども。

何とかマシ?なクッキーもどきが完成してもうこれで良いだろって終わらせた。

だって皆は完全体を知らないんだし。

これが気に入らないって人は何とか勝手に改良とかして欲しい・・・僕にはもう無理って事で一旦お菓子作りからは離脱。

想定以上に時間掛かっちゃったよ・・・まだまだお菓子作りを舐めてたわ~・・・と一人反省。

その頃にはもうプリンは街中に御披露目されて皆が作れるようにまでなってたし、その他のお菓子も自分の手元を離れて各自進化していってた。(ポテチやポップコーンやせんべいとかな)

中にはお菓子作りに目覚めてお店を作っちゃった人もいるくらいだし、今後はその人たちに投げて後は知りませんで良い気がするよ。

クッキーでこれならケーキとか夢の夢だし。(遠い目)

・・・いつか、何か気が向いたら・・向くかな?

まあやる気がもし出たらまたその他の甘味作りにも手が伸びるかもしれん・・・今回のが大変すぎたんでしない可能性大だけどなぁ。


クッキーもお菓子の大革命って言われて大喜ばれた。

お小遣いもたんまり溜まってにっこりだよ。

ケーキ系じゃないお菓子ならまた作ってみても良いかもしれないな。カキ氷やアイスや飴玉やらとかね。あ、金平糖とかもあったっけ。

まあ今度作るなら作れそうなもの吟味して作ります。無理、絶対駄目!

釜の調整が難しかったけど、パンは比較的上手くいった。

白パンが出来たら惣菜パンに菓子パンに食パンと手を広げていってこちらも大流行した。

当然パン屋さんも出来た。

転生ものにありがちなチーズ食べたいけど子牛潰すのは可哀相思考は僕には存在しなかったんでサクッとチーズ作りを敢行。

庭に専用釜も作ってピザを焼いた。

これも流行ったけど(匂いがやばかった・・・めちゃくちゃ人来たし)子牛潰すからコストがバリ高くってここぞのお祝い時とかにしか登場しない高級料理認識に収まった。

チーズ作りはこれしか知らないからいつか誰かがもっと簡単な方法を見つけてくれることを切に願っている。


大変美味しゅうございました。



・・・そろそろ前世の僕は出涸らしよ?

新たな神童の出現求む!
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