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焼きりんご
焼きりんご 第6話
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「ぁ……」
舐めて、唇を離して私を見てはまた弾く……右手は下着のラインをなぞっていた。
下着の中に入るか入らないかのところでゆっくりと動く指先に、皮膚が敏感になって、くすぐったいのかもどかしいのかわからなくなってくる。
はるかは下のほうに体をずらしていって、私の下着をおろすまえに、くん、と匂いを嗅いだ。
「ちょっ、やだ!」
「やだ?」
はるかの顔が見られない……。匂い嗅がれた。もう目が開けられない。
はるかは下着を全部おろした。下着は湿っていて、脱ぐときに私のももにその感触を伝えてきた。
駄目だ、これ、もう全然隠せていない。
「児嶋さん、手、どけて?」
「ちょ、ちょっと……恥ずかしい」
はるかの笑う気配がする。はるかの手が、私の手に触れ、そのまま握った。ゆっくりと私の両手を開いて、敷布団の上に縫いとめた。
「こんなになってるからですか?」
顔じゅう、火を噴くように熱くなった。
はるかは――、足の付け根を何回も吸った。そんなところが感じるとは思っていなかっただけに、私は自分の反応に驚いた。
「あ、ぅあ、あっ、」
腰から下がドロドロに溶けてしまいそうで、急に怖くなる。普通でいられない。もう……。
かすかに、息が、そこに触れた。息の近さで、はるかが何をしようとしているのか気がついた。
もう、だめだ、自分だってわかる、はるかだって気づいてる。もうそこはヒクヒクと脈打ってしまっている。何もされていないのに。それをはるかに見られているのがたまらなくって、見られている皮膚が熱くて、私は布団にしがみつきたくなる。
「はるか……」
声がかすれてしまってうまく出ない。はるかがそこに口付けた。
かすかに触れられただけなのに、足ががくがくして、自分のものじゃないみたいだ。
はるかは唇で舐めるみたいにした。 うごめく唇で覆ったまま、先端を舌先でかるく撫でるようにつつく。
「あ、んぁっ、アッ……!」
液体の感覚があまりに熱い。おかしい、これ、はるか、何かしてる。
「はるか……あの、よだれ……垂らしてたり、するの」
息切れの合間にやっと聞く。
「――児嶋さんのですよ」
「~~~~!」
熱さがずっと長く続いて、ゆっくりと焦れるように私を追い上げていく。
自分の呼吸音が、漏れ出す小さな細切れの声が、部屋を満たしていく、抑えることができない。
――児嶋さんはアッアッアッてちっちゃい声で泣いて。
その通りになってしまっている――。
じっくりと熱された身体を制御する余裕が、急になくなった。
「ぅ、ふぁ……」
ビクッ、ビクッと体がはねる。そのまま、頭が真っ白になる。達してしまっている私を抑えつけるようにして、はるかはしばらく続けていた。すぐにまた限界がやってきた。
(や、続けないで、もう、だめ、もう、だめ……!)
「っ、あ! ひっあ、うーっ!」
また体がこわばり、大きな波にあっという間に持っていかれる。ふわふわとした浮遊感から降りてきたとき、はるかはまた同じ場所を舐め続けようとしていた。
「い、いや……!」
「ダメ」
(だめ、もう、無理、)
「い、いやっ、ひっう、もう、あ、」
限界、もう、辛い。身体中が波に揉まれて、何が何だかわからず、私は泣きかけた。
「児嶋さんの、イくときの泣き声が良すぎて、」
はるかの小さな声が聞こえる。
「泣くまで……したくなる。優しくしたい、けど、声が、本当にもう、……もっと聞かせて」
「……やぁ」
涙と涎でシーツが濡れる。もがいてもついてくるはるかは、本当に私を苛めるためにしているのではないかと疑うほどだった。徹底的に何度も感じさせられるうちに、体がビクビク跳ね続けるのを止めようという気力すら無くなっていく。
何度目の絶頂だろう。身体が火に炙られるように熱くなったまま、力も入らずに放心していると、はるかが起き上がってずいとあがってきた。
「見そびれちゃいました」
なに、言ってるの、はるか。まだ足ががくがくしている。ぼんやりとしている私の手から布団を剥ぎ取って、はるかは私を覗き込んだ。
「ちゃんと、見てる前でイってください」
「も、もう、……ぃ…った、ぃっちゃった……」
申告しながら、泣けてきた。なにを言ってるんだ、私は。
「かわいい。もっと見せてください」
はるかの指が、さっき熱くなった、まだ敏感に痺れている芽をゆっくりとなぞった。私は悲鳴を上げそうになった。といっても、声にはなっていなかった。はるかの指がそこをじっくりと撫ぜ、もう一本の指が下の唇をツクンと刺した。
「は、ぁやっ……!」
指がそのままヌッと奥まで滑るように入ってきた。
「い、ぃあ、やぁっ、うあーーっ…!」
連続ではるかの手で高みへと昇らされて、私の息は完全に切れていて、……。私がもう半分泣き出して腰を引いても、はるかは指を入れたままついてきて。親指で私の熱くなっている突起に小刻みに震えを与えながら、中指で追い詰めた。
からだが熱くて、はるかが近くて、気持ちよさで麻痺して、私は忘れそうになる。あまりに我を忘れて……。隆史のことをもう忘れて、はるかの与える刺激を悦んでいる。
「も、だめ、…う、ぅあ、……」
そのとき、私はたしかに半べそかくみたいな感じだったけど……。もうグスグスいいはじめていたけれど。それは、体が辛抱できなくなったからだった。はるかがやめたときに、それは落ち着いていくはずだった。
「はるか……っうっ、はるか……」
その呼吸が、だんだんと落ち着いていくはずの呼吸が、いつの間にか、自然に、変わっていた。
嗚咽に。
どうしてそっちに行ったのか、自分でもわからなかった。どうやって、いつそんな風になったのか自分で捉えることはできていなかった。あまりにも自然すぎて。
気持ちよくて泣いてしまって、泣いたせいで条件反射で悲しくなってしまったのか。体が震えて、声が震えて、息が震えて、涙がぽろぽろとこぼれて、はるかが抱きしめながらじっと私を見ていることがわかっているのに、私の不思議な反応は止まらなかった。
はるかとは友達とは言えない――。エリちんが来られない、友達や家族よりも近くに行けるはずのからだが、近ければ近いほど、離れたくないとごねる。いつも、そうやって重なったはずの、いっしょに呼吸していたはずの存在は、近くなっては遠くなる。他の存在を見つけて繰り返す。こうやってからだをぴったりと重ねあわせて、深くまで行けたような気がしても、いつだって、その奥にまでは入っていけない。今だけ、感じることができるんだ。今だけ。
恍惚という名の音楽が、叫んでいる。もっと、もっと、もっと――。
はるか、私は隆史をもう忘れたよ。大切だったはずなんだよ。それでも忘れたよ。
初恋のとき、恋が何回も訪れるなんて、思っていなかった。心の中に一度入った人が出て行くことがあるなんて思わなかった。男の人は過去の女性は忘れないというけれど、……私は、もう忘れたよ。隆史とは別れた。エリちんとはるかみたいな友達には戻れなかった。もう戻れなかった、恋人だったから。
時計の針が、はるかの部屋でもゆっくりと動いている。隆史の部屋でも、私の部屋でも聞こえていた、カチカチと鳴る音が、私の心臓と一緒に時間の流れをきざんでいる。
私とはるかまでもが迷子になってしまいそうだ。三年間はなんて軽いのだろう。
息を吸い込む音がヒイヒイという音を立てなくなり、また少し落ち着いてきたころ、はるかは私をまだ強く抱きしめたままだった。はるかの手が、髪を梳いていた。私が落ち着くための撫でかたで背中に熱を与えていた。
「……調子に乗って、苛めすぎちゃいました?」
そっと聞いたはるかの声は、冗談ぶった声音ではあるものの、壊れそうなもろいものでも包むみたいだ。
「本当はイヤだった?」
私は首を振った。
「どうしちゃったんですかね。泣かせたいとは、思ってましたけど。こういう……のは、想定してなかった」
痛みを我慢するような、消え入りそうな、はるかの声。
「いやじゃ、ない。そうじゃ、ないよ」
「…………」
うまく説明できる自信はなかった。説明できたとして、言葉に出したくなかった。言霊の存在を恐れて、恋愛の軽さを、声にしたくなかった。
「そうじゃなくて……」
「ん?」
はるかは私の言葉を聞こうとして、頬を両手で包むようにした。
「言ってくれないとわかりません」
「そうじゃなくて。ごめん……うまく説明できない」
はるかは私の額に額をぶつけて、そのまま目をとじていた。それ以上は追求しなかった。
舐めて、唇を離して私を見てはまた弾く……右手は下着のラインをなぞっていた。
下着の中に入るか入らないかのところでゆっくりと動く指先に、皮膚が敏感になって、くすぐったいのかもどかしいのかわからなくなってくる。
はるかは下のほうに体をずらしていって、私の下着をおろすまえに、くん、と匂いを嗅いだ。
「ちょっ、やだ!」
「やだ?」
はるかの顔が見られない……。匂い嗅がれた。もう目が開けられない。
はるかは下着を全部おろした。下着は湿っていて、脱ぐときに私のももにその感触を伝えてきた。
駄目だ、これ、もう全然隠せていない。
「児嶋さん、手、どけて?」
「ちょ、ちょっと……恥ずかしい」
はるかの笑う気配がする。はるかの手が、私の手に触れ、そのまま握った。ゆっくりと私の両手を開いて、敷布団の上に縫いとめた。
「こんなになってるからですか?」
顔じゅう、火を噴くように熱くなった。
はるかは――、足の付け根を何回も吸った。そんなところが感じるとは思っていなかっただけに、私は自分の反応に驚いた。
「あ、ぅあ、あっ、」
腰から下がドロドロに溶けてしまいそうで、急に怖くなる。普通でいられない。もう……。
かすかに、息が、そこに触れた。息の近さで、はるかが何をしようとしているのか気がついた。
もう、だめだ、自分だってわかる、はるかだって気づいてる。もうそこはヒクヒクと脈打ってしまっている。何もされていないのに。それをはるかに見られているのがたまらなくって、見られている皮膚が熱くて、私は布団にしがみつきたくなる。
「はるか……」
声がかすれてしまってうまく出ない。はるかがそこに口付けた。
かすかに触れられただけなのに、足ががくがくして、自分のものじゃないみたいだ。
はるかは唇で舐めるみたいにした。 うごめく唇で覆ったまま、先端を舌先でかるく撫でるようにつつく。
「あ、んぁっ、アッ……!」
液体の感覚があまりに熱い。おかしい、これ、はるか、何かしてる。
「はるか……あの、よだれ……垂らしてたり、するの」
息切れの合間にやっと聞く。
「――児嶋さんのですよ」
「~~~~!」
熱さがずっと長く続いて、ゆっくりと焦れるように私を追い上げていく。
自分の呼吸音が、漏れ出す小さな細切れの声が、部屋を満たしていく、抑えることができない。
――児嶋さんはアッアッアッてちっちゃい声で泣いて。
その通りになってしまっている――。
じっくりと熱された身体を制御する余裕が、急になくなった。
「ぅ、ふぁ……」
ビクッ、ビクッと体がはねる。そのまま、頭が真っ白になる。達してしまっている私を抑えつけるようにして、はるかはしばらく続けていた。すぐにまた限界がやってきた。
(や、続けないで、もう、だめ、もう、だめ……!)
「っ、あ! ひっあ、うーっ!」
また体がこわばり、大きな波にあっという間に持っていかれる。ふわふわとした浮遊感から降りてきたとき、はるかはまた同じ場所を舐め続けようとしていた。
「い、いや……!」
「ダメ」
(だめ、もう、無理、)
「い、いやっ、ひっう、もう、あ、」
限界、もう、辛い。身体中が波に揉まれて、何が何だかわからず、私は泣きかけた。
「児嶋さんの、イくときの泣き声が良すぎて、」
はるかの小さな声が聞こえる。
「泣くまで……したくなる。優しくしたい、けど、声が、本当にもう、……もっと聞かせて」
「……やぁ」
涙と涎でシーツが濡れる。もがいてもついてくるはるかは、本当に私を苛めるためにしているのではないかと疑うほどだった。徹底的に何度も感じさせられるうちに、体がビクビク跳ね続けるのを止めようという気力すら無くなっていく。
何度目の絶頂だろう。身体が火に炙られるように熱くなったまま、力も入らずに放心していると、はるかが起き上がってずいとあがってきた。
「見そびれちゃいました」
なに、言ってるの、はるか。まだ足ががくがくしている。ぼんやりとしている私の手から布団を剥ぎ取って、はるかは私を覗き込んだ。
「ちゃんと、見てる前でイってください」
「も、もう、……ぃ…った、ぃっちゃった……」
申告しながら、泣けてきた。なにを言ってるんだ、私は。
「かわいい。もっと見せてください」
はるかの指が、さっき熱くなった、まだ敏感に痺れている芽をゆっくりとなぞった。私は悲鳴を上げそうになった。といっても、声にはなっていなかった。はるかの指がそこをじっくりと撫ぜ、もう一本の指が下の唇をツクンと刺した。
「は、ぁやっ……!」
指がそのままヌッと奥まで滑るように入ってきた。
「い、ぃあ、やぁっ、うあーーっ…!」
連続ではるかの手で高みへと昇らされて、私の息は完全に切れていて、……。私がもう半分泣き出して腰を引いても、はるかは指を入れたままついてきて。親指で私の熱くなっている突起に小刻みに震えを与えながら、中指で追い詰めた。
からだが熱くて、はるかが近くて、気持ちよさで麻痺して、私は忘れそうになる。あまりに我を忘れて……。隆史のことをもう忘れて、はるかの与える刺激を悦んでいる。
「も、だめ、…う、ぅあ、……」
そのとき、私はたしかに半べそかくみたいな感じだったけど……。もうグスグスいいはじめていたけれど。それは、体が辛抱できなくなったからだった。はるかがやめたときに、それは落ち着いていくはずだった。
「はるか……っうっ、はるか……」
その呼吸が、だんだんと落ち着いていくはずの呼吸が、いつの間にか、自然に、変わっていた。
嗚咽に。
どうしてそっちに行ったのか、自分でもわからなかった。どうやって、いつそんな風になったのか自分で捉えることはできていなかった。あまりにも自然すぎて。
気持ちよくて泣いてしまって、泣いたせいで条件反射で悲しくなってしまったのか。体が震えて、声が震えて、息が震えて、涙がぽろぽろとこぼれて、はるかが抱きしめながらじっと私を見ていることがわかっているのに、私の不思議な反応は止まらなかった。
はるかとは友達とは言えない――。エリちんが来られない、友達や家族よりも近くに行けるはずのからだが、近ければ近いほど、離れたくないとごねる。いつも、そうやって重なったはずの、いっしょに呼吸していたはずの存在は、近くなっては遠くなる。他の存在を見つけて繰り返す。こうやってからだをぴったりと重ねあわせて、深くまで行けたような気がしても、いつだって、その奥にまでは入っていけない。今だけ、感じることができるんだ。今だけ。
恍惚という名の音楽が、叫んでいる。もっと、もっと、もっと――。
はるか、私は隆史をもう忘れたよ。大切だったはずなんだよ。それでも忘れたよ。
初恋のとき、恋が何回も訪れるなんて、思っていなかった。心の中に一度入った人が出て行くことがあるなんて思わなかった。男の人は過去の女性は忘れないというけれど、……私は、もう忘れたよ。隆史とは別れた。エリちんとはるかみたいな友達には戻れなかった。もう戻れなかった、恋人だったから。
時計の針が、はるかの部屋でもゆっくりと動いている。隆史の部屋でも、私の部屋でも聞こえていた、カチカチと鳴る音が、私の心臓と一緒に時間の流れをきざんでいる。
私とはるかまでもが迷子になってしまいそうだ。三年間はなんて軽いのだろう。
息を吸い込む音がヒイヒイという音を立てなくなり、また少し落ち着いてきたころ、はるかは私をまだ強く抱きしめたままだった。はるかの手が、髪を梳いていた。私が落ち着くための撫でかたで背中に熱を与えていた。
「……調子に乗って、苛めすぎちゃいました?」
そっと聞いたはるかの声は、冗談ぶった声音ではあるものの、壊れそうなもろいものでも包むみたいだ。
「本当はイヤだった?」
私は首を振った。
「どうしちゃったんですかね。泣かせたいとは、思ってましたけど。こういう……のは、想定してなかった」
痛みを我慢するような、消え入りそうな、はるかの声。
「いやじゃ、ない。そうじゃ、ないよ」
「…………」
うまく説明できる自信はなかった。説明できたとして、言葉に出したくなかった。言霊の存在を恐れて、恋愛の軽さを、声にしたくなかった。
「そうじゃなくて……」
「ん?」
はるかは私の言葉を聞こうとして、頬を両手で包むようにした。
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