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その後…とは限らない番外編
番外編1.5 こちらにおわすお方をどなたと心得る その3
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ワールリョウシュ男爵が集めた女性たちに扮して、私たちは王都へやってきた。
男爵の手下の一人を脅して連行する役をさせ、いかにも無理やり連れてこられたかのように振る舞って、武装解除なしに堂々と内部に入らせていただこうというわけだ。
全員がそれなりの美女なので、すんなり王宮に入ることができた。
「ここで待っていろ。」
見張りの兵士が私たちを広い牢に入れる。
「よし、これで全員集まったようだ。さあ、ついて来い!」
待つことしばし、私たちを含む全部で二〇数名になる女性たちは兵士に連れられて、城の地下通路を歩き出した。
悪魔か何かの召喚を行うという予想はほぼ間違いなさそうだ。
女性たちは一様に不安そう顔をしており、私たちを含めて美女揃いのようだ。
「さあ、ここだ!」
兵士たちに案内されて大広間のような場所に出ると、そこには豪華な服を着た男達が立っていた。何人かは見たことがある!
武人風の壮年の男はバーカートーノ公王だ!
そして、私たちは玉座に腰かけた禍々しい雰囲気の壮年の男から目を離せなかった。
鍛え抜かれたような精悍な肉体に黒一色の荘厳な衣装をまとい、人間離れした冷酷そうな美貌の男は一体…。
「はっはっはっは!綺麗どころが揃ってくれていて嬉しいよ。
もしかして、私の召喚を防ぐつもりだったのかね?
残念だが、もうとっくに召喚は終わっていてね。生贄なんぞ必要なかったのさ。で、君たちは生贄を口実の罠にかけたのさ、『ミツエモン』さま♪」
言いながら、男は全身から凄まじい邪気を放った。
こいつはとんでもない化け物だ!とても私たちの手に負えるような相手ではない!!
「くそ!!我々の侵入はすでにばれていたということか?!!」
私の左の方から野太い声が聞こえてきた。
……ええと……ドレスを纏ったすごくマッチョな女性?が悔しそうにしている。
女性?は音もなく宙に舞いあがり、ラスボスぽい美形に向かって滑るように突進していった。
「待て!貴様の相手は魔神様がするまでもない!この魔神三人衆の一人、漆黒のバルドスが…。」
「烈風張り手!!!」
マッチョな女性の前に突如現れた漆黒の異形は女性の右張り手一発で吹き飛んでいった。
そして、後ろの石壁にめり込んで動かなくなる。
「き、貴様一体何者だ?!」
公王が焦ったように叫ぶ。
「我はミツエモン一行の風車の弥七だ!!!」
着ていたドレスをはぎ取ると、そこには漆黒の忍び装束をまとったマッチョな大男が四股を踏みながら立っていた。魔神にも引けを取らない強者のオーラを全身から放っている。
「あ、あれは伝説の格闘技、『スモウ』?!!」
「知っているのか、カクさん?!!」
スケさんがカクさんに向かって問いかけている。
「はっはっはっは、その通り!私は究極の格闘技『相撲』と、忍術の両方を極めし、究極の忍者だ!!」
なに、その弥七?!
私たちがあまりの事態に固まっていると、私の右にいた女性がゆっくりと前に歩きだした。
「魔神が既に召喚済みとは想定外だったけど、どちらにしても『粉砕予定』だったから、逆に手間が省けたわね!」
長い銀髪の凛々しい女性は涼しい顔で魔神に向かって歩き続ける。
「貴様もミツエモンの仲間か?!」
全く動じていない様子の銀髪の女性に公王が顔色を青くして叫ぶ。
「私はミツエモン一行の渥美格之進!!!」
格さんがこんなキャラかどうかは置いておいて、すごくカッコいい。
「き、貴様は白銀の勇者?!!」
公王の横にいた漆黒のローブをまとった男が叫び、その名前のインパクトであたりは凍りついた。
ええ?!この女性はあの白銀の勇者?!!
「お前は?!!……ええと…。」
「暗黒魔王ですよ。至高の勇者と同じときにいた。で、瀬利亜さんがワンパンで吹っ飛ばした奴ですよ。」
小柄な美少女が白銀の勇者の元に駆け寄っていろいろ話している。『暗黒魔王』とか、『ワンパン』とか、とんでもない話をしているんだけど…。
「久しぶりだな、白銀の勇者!!あの時、貴様に負けて以来、俺は魔術の腕前を徹底的に磨いたのだ!そして、魔神すら召喚する技術を身に付けたのだ!!
いいか、月の出ている夜だけじゃないからな!!」
ちょっと、待って!!暗黒魔王とかがとっとと逃げようとしているんだけど?!!
「待て!暗黒魔王!どこへ行くつもりだ!!」
魔神が暗黒魔王のローブを握って逃がさないようにしているよ?!
「魔神様!放してください!!アレだけはヤバイです!!魔術と同時に索敵・鑑定能力も奴との対決後、徹底的に磨きました。やつは明らかに前回より大幅にパワーアップしています!
魔神様も一緒に逃げましょう!!」
何この展開?!!もしかして白銀の勇者の『盛ってあると思っていた実力』は本当にそのままだったわけ?!!
「はーっはっはっはっは!!皆様、楽しそうなことをされてますね♪」
私たちの左手の方から異様な気配がしたかと思うと、空間を割って、いくつもの禍々しい空気を纏った存在が姿を現した。
黒いローブをまとった明らかに人外の存在が何柱かと、その前に白い猫のお面を被った長身のタキシードの男性が立っていた。
「……貴様一体何者だ?!」
ほとんどツッコミ人形と化した公王が青を通り越して白くなった顔で叫ぶ。
「はっはっは、『通りすがりのただの邪神』の『這い寄る黒猫ニャントロホテップ』です♪以降お見知りおきを。」
邪神なんかと知り合いたくなんかないんだけど!!それと、後ろの黒ずくめの明らかな人外たちももしかしなくても『邪神』だよね?!!
「皆さまだけで楽しそうなことをされるのはずるいと思いませんか?
我々もぜひ『水戸黄門ごっこ』に混ぜてもらえませんか?」
はああああ?!何言ってんのこのおっさん?!!
~~☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆~~
(SIDE:瀬利亜)
「というわけで、『第一回異世界合同水戸黄門選手権』を開催いたします♪」
急遽できた『水戸黄門選手権』の審査員・解説席にアルさんや見たことのある面々が座っているのですが…。
いつの間にか作った観客席に魔神や暗黒魔王を含む公国の人達や無理やり連れてこられた女性たちも呆然として座っています。
「今回参加したのは『ミート王国チーム』、『ガルーダ王国チーム』、そして『邪神チーム』の三チームです。
それぞれとても個性的な水戸黄門を見せてくださいます。とっても楽しみですね♪
審査員はこの方たちです!!」
解説席には光ちゃんが、解説&審査員席にアルさんが座ってます。審査員席には風流院高校校長(初老のおじさん・烈光仮面)と、小早川理事長(超絶イケメン・キャプテンゴージャス)、ミーシャさん(色黒合法ロリお姉さん・グリフォン王国女王)、熱血元プロテニス選手(いるだけで気温が三度上昇)が座っています。
ええと、一人を除いて全員こちらの関係者なのは大丈夫なんでしょうか?
「ちょっと待って!審査員がえらく偏っているようなのは気のせいなの?!」
すぐにそれに気付いた橋本君が声を上げています。
「大丈夫や!全員大の水戸黄門ファンやからね!コアなファンはそのプライドにかけて公平な審査を貫くんや!!そのツッコミはさすがはツッコミ八兵衛だけのことはあるんやね♪」
光ちゃんが無理やりな理屈を語っていますが、いいのでしょうか。とは言え、そもそもこんなところで水戸黄門選手権をすること自体が無理やりなので、そこはまあ大目に見てもらいましょう。
そして、いよいよミート王国チームが審査会場に入ってきます。
こうして、いよいよ『ごく一部だけ』が盛り上がっている水戸黄門選手権が始まったのでした。
(続く)
男爵の手下の一人を脅して連行する役をさせ、いかにも無理やり連れてこられたかのように振る舞って、武装解除なしに堂々と内部に入らせていただこうというわけだ。
全員がそれなりの美女なので、すんなり王宮に入ることができた。
「ここで待っていろ。」
見張りの兵士が私たちを広い牢に入れる。
「よし、これで全員集まったようだ。さあ、ついて来い!」
待つことしばし、私たちを含む全部で二〇数名になる女性たちは兵士に連れられて、城の地下通路を歩き出した。
悪魔か何かの召喚を行うという予想はほぼ間違いなさそうだ。
女性たちは一様に不安そう顔をしており、私たちを含めて美女揃いのようだ。
「さあ、ここだ!」
兵士たちに案内されて大広間のような場所に出ると、そこには豪華な服を着た男達が立っていた。何人かは見たことがある!
武人風の壮年の男はバーカートーノ公王だ!
そして、私たちは玉座に腰かけた禍々しい雰囲気の壮年の男から目を離せなかった。
鍛え抜かれたような精悍な肉体に黒一色の荘厳な衣装をまとい、人間離れした冷酷そうな美貌の男は一体…。
「はっはっはっは!綺麗どころが揃ってくれていて嬉しいよ。
もしかして、私の召喚を防ぐつもりだったのかね?
残念だが、もうとっくに召喚は終わっていてね。生贄なんぞ必要なかったのさ。で、君たちは生贄を口実の罠にかけたのさ、『ミツエモン』さま♪」
言いながら、男は全身から凄まじい邪気を放った。
こいつはとんでもない化け物だ!とても私たちの手に負えるような相手ではない!!
「くそ!!我々の侵入はすでにばれていたということか?!!」
私の左の方から野太い声が聞こえてきた。
……ええと……ドレスを纏ったすごくマッチョな女性?が悔しそうにしている。
女性?は音もなく宙に舞いあがり、ラスボスぽい美形に向かって滑るように突進していった。
「待て!貴様の相手は魔神様がするまでもない!この魔神三人衆の一人、漆黒のバルドスが…。」
「烈風張り手!!!」
マッチョな女性の前に突如現れた漆黒の異形は女性の右張り手一発で吹き飛んでいった。
そして、後ろの石壁にめり込んで動かなくなる。
「き、貴様一体何者だ?!」
公王が焦ったように叫ぶ。
「我はミツエモン一行の風車の弥七だ!!!」
着ていたドレスをはぎ取ると、そこには漆黒の忍び装束をまとったマッチョな大男が四股を踏みながら立っていた。魔神にも引けを取らない強者のオーラを全身から放っている。
「あ、あれは伝説の格闘技、『スモウ』?!!」
「知っているのか、カクさん?!!」
スケさんがカクさんに向かって問いかけている。
「はっはっはっは、その通り!私は究極の格闘技『相撲』と、忍術の両方を極めし、究極の忍者だ!!」
なに、その弥七?!
私たちがあまりの事態に固まっていると、私の右にいた女性がゆっくりと前に歩きだした。
「魔神が既に召喚済みとは想定外だったけど、どちらにしても『粉砕予定』だったから、逆に手間が省けたわね!」
長い銀髪の凛々しい女性は涼しい顔で魔神に向かって歩き続ける。
「貴様もミツエモンの仲間か?!」
全く動じていない様子の銀髪の女性に公王が顔色を青くして叫ぶ。
「私はミツエモン一行の渥美格之進!!!」
格さんがこんなキャラかどうかは置いておいて、すごくカッコいい。
「き、貴様は白銀の勇者?!!」
公王の横にいた漆黒のローブをまとった男が叫び、その名前のインパクトであたりは凍りついた。
ええ?!この女性はあの白銀の勇者?!!
「お前は?!!……ええと…。」
「暗黒魔王ですよ。至高の勇者と同じときにいた。で、瀬利亜さんがワンパンで吹っ飛ばした奴ですよ。」
小柄な美少女が白銀の勇者の元に駆け寄っていろいろ話している。『暗黒魔王』とか、『ワンパン』とか、とんでもない話をしているんだけど…。
「久しぶりだな、白銀の勇者!!あの時、貴様に負けて以来、俺は魔術の腕前を徹底的に磨いたのだ!そして、魔神すら召喚する技術を身に付けたのだ!!
いいか、月の出ている夜だけじゃないからな!!」
ちょっと、待って!!暗黒魔王とかがとっとと逃げようとしているんだけど?!!
「待て!暗黒魔王!どこへ行くつもりだ!!」
魔神が暗黒魔王のローブを握って逃がさないようにしているよ?!
「魔神様!放してください!!アレだけはヤバイです!!魔術と同時に索敵・鑑定能力も奴との対決後、徹底的に磨きました。やつは明らかに前回より大幅にパワーアップしています!
魔神様も一緒に逃げましょう!!」
何この展開?!!もしかして白銀の勇者の『盛ってあると思っていた実力』は本当にそのままだったわけ?!!
「はーっはっはっはっは!!皆様、楽しそうなことをされてますね♪」
私たちの左手の方から異様な気配がしたかと思うと、空間を割って、いくつもの禍々しい空気を纏った存在が姿を現した。
黒いローブをまとった明らかに人外の存在が何柱かと、その前に白い猫のお面を被った長身のタキシードの男性が立っていた。
「……貴様一体何者だ?!」
ほとんどツッコミ人形と化した公王が青を通り越して白くなった顔で叫ぶ。
「はっはっは、『通りすがりのただの邪神』の『這い寄る黒猫ニャントロホテップ』です♪以降お見知りおきを。」
邪神なんかと知り合いたくなんかないんだけど!!それと、後ろの黒ずくめの明らかな人外たちももしかしなくても『邪神』だよね?!!
「皆さまだけで楽しそうなことをされるのはずるいと思いませんか?
我々もぜひ『水戸黄門ごっこ』に混ぜてもらえませんか?」
はああああ?!何言ってんのこのおっさん?!!
~~☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆~~
(SIDE:瀬利亜)
「というわけで、『第一回異世界合同水戸黄門選手権』を開催いたします♪」
急遽できた『水戸黄門選手権』の審査員・解説席にアルさんや見たことのある面々が座っているのですが…。
いつの間にか作った観客席に魔神や暗黒魔王を含む公国の人達や無理やり連れてこられた女性たちも呆然として座っています。
「今回参加したのは『ミート王国チーム』、『ガルーダ王国チーム』、そして『邪神チーム』の三チームです。
それぞれとても個性的な水戸黄門を見せてくださいます。とっても楽しみですね♪
審査員はこの方たちです!!」
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ええと、一人を除いて全員こちらの関係者なのは大丈夫なんでしょうか?
「ちょっと待って!審査員がえらく偏っているようなのは気のせいなの?!」
すぐにそれに気付いた橋本君が声を上げています。
「大丈夫や!全員大の水戸黄門ファンやからね!コアなファンはそのプライドにかけて公平な審査を貫くんや!!そのツッコミはさすがはツッコミ八兵衛だけのことはあるんやね♪」
光ちゃんが無理やりな理屈を語っていますが、いいのでしょうか。とは言え、そもそもこんなところで水戸黄門選手権をすること自体が無理やりなので、そこはまあ大目に見てもらいましょう。
そして、いよいよミート王国チームが審査会場に入ってきます。
こうして、いよいよ『ごく一部だけ』が盛り上がっている水戸黄門選手権が始まったのでした。
(続く)
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