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2章
彼女とホテル
しおりを挟む彼女とホテルに行ったとき安い部屋を頑張って取った
9号室だった
先に下見に行って良かった、急いでマジックペンで1を書き足し
従業員に協力してもらい納得してもらった
「どうして私たちの部屋が19号なの」
「ほら1と9足せば10になるだろう、だから大丈夫だって!」
後は普通の会話で楽しく翌日そのホテルを後にした
不思議な声が聞こえたが
雄太は「これは妖精の声だよ」と機転を利かせて楽しい話で
終始した
責任を負うのは楽しいんだよと彼女に語った
彼女は本当と言いながら笑って聞いてくれた
「それって大変な状態の人に申し訳なくない」
「いやそんなことはないよ、すべきことをきちんとやった後なら
でないと智慧なんか出てこないでしょう、一緒に落ち込んでどうするの」
「全然建設的じゃないでしょう、やっぱり前向きが一番だよね」
そんな話をしていたら突然抱き着いてきて楽しい夜になった
僕らは大人の階段を上った
いろんな話をしていた時結婚を意識したような顔をしてきたので
これは準備が必要だなと雄太は思った
彼女と別れて、急いでググった
そして初めて、幸福にするとは充足感の事だと知った
大体100まで生きるとして、80年充足感をどうやって与えようと瞑想した
悩むのは楽しいが、それでは進まないので、心の充足感と
現実には安定した収入と家族の合意とが必要だなと、考える雄太であった
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