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2章
思い出したおばミニ
しおりを挟む雄太の父は思い出した「おばミニ」(無理した若作り)
ブットい大根足にミニをはいてカッコいいと思っているのか
聞けば怒るし、避けて歩くしかないけど、あれで見せられる方は
良い面の皮だ、苦痛も甚だしい、
今風に言えば悪魔メイクを似合わないおばさんが
やって「誰得(悪魔)メイク・コスプレ」(センスゼロ)といったものになるだろう
少なくとも自分は決して見たいとは思わない、宇宙のかなたでやってくれ
俺の視界に入れないでくれ、と頼みたくなる
おっかない奥さんがいるため、そんな昔話も言えないが
誰とは言わない決して言わないぞ
男同士で酒を傾掛け合うとき「見たくなかったよなあ」で
大いに盛り上がった
言えるかと問えば、みんなで首を振った
俺は言えるというやつがいたが、メールの返信もなかった
やっぱり言えなかったんだと大笑いした
カラオケで誰も聞こえないところで、「悪魔メイク宇宙の果てでやってこーい!」
「誰得だーーーーー!」「俺たちの視界にあんなもんいれんなーーー!」
ついでに「おばミニ」やめろー目の毒だーーーーー!」
「大根足の癖にミニ掃くんじゃない、ちっとも似合ってないだろうがーーー!」
「悪魔メイクも目の毒だーーーーー!」
と叫んでやった
すっきりしたオジサンたちでした
ここまで読んでくれてありがとうございます。
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