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第8章 ヤガータ国編
807.テラ・ワールド商店
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私は、朝早くから、思念伝達で、リンダに連絡を取った。
「リンダ、朝早くから、ごめんね。起こしちゃったかな?」
「テラね。大丈夫、もう、起きていたから」
「そう、良かった。それでね、いままで、私達の店の名前を、『テラ商店』ってしていたけど、これを『テラ・ワールド』に変えたいの」
「それは、いいけど、急にどうしたの?」
「急にって、訳じゃないけど。森の近くを開発したでしょ」
「知っているよ。私が手続きしたから」
「あの土地を、テラ・ワールドって、名前で呼びたいんだ」
「そうか、それで、商店の名前も同じにしたいって言うことね」
「そうなんだ。お願いできる?」
「ちょっと、手間だけど、大丈夫。これまでの支店もすべて、変えておくね。
でも、1週間は、時間が掛かるよ」
「それぐらい、大丈夫だよ」
「それじゃ、また。バイバイ」
リンダとの思念伝達を切って、スピアと話した。
「名前の変更に1週間は掛かるって」
「うん。わかった。1週間、遊ぼ」
「そうだね。もう、1週間、遊べるね」
私は、ミーヤ国に「テラ・ワールド」の名前で、支店を出したかったが、暫く、待つことにした。
ウイドールから、連絡が入った。どうも、オリハルコンの鉱山を見つけたようだ。だが、もう少し調べないと、優良な鉱山かどうか分からないらしい。私は、時間が掛かってもいいから、調べて貰えるように話をした。ウイドールも了承してくれた。
「そうだ、ガーベラと近況について、話ておかないとだめだね」
「うん。ガーベラ、懐かしい」
私は、早速、思念伝達で、ガーベラと話した。
「ガーベラ、久しぶり」
「何が、久しぶりよ。テラ、私の事忘れていたでしょ」
「そんなこと、ないよ。本当だよ」
「まあ、いいわ。それで、港湾の経営は出来そうなの?」
「えっ、港湾の経営って。あっ、そうだね。もう少しかな」
「テラ、そこで、何してるの」
「いやぁ、美味しいものが沢山あって、まだ、全部は食べきれていないんだ」
「テラ! ミーヤ国で、港湾の経営の勉強をするって、言っていたのじゃないの。
それが、食べ歩きって。もう、すぐに帰ってきて。こっちの仕事を手伝ってよ」
「分かった。すぐに、帰るよ」
私は、ガーベラとの思念伝達を切った。スピアに、ガーベラとの話の内容を伝えた。
「ごめんね。すぐに、帰れって」
「うん。いいよ。また、来よう」
「そうだね。また、来よう」
私達は、ヤガータ国の都市デンロンに戻った。
「只今、ガーベラ」
「やっと、戻って来た。仕事が山積みよ」
「何でそんなに、仕事があるんだい」
「まず、住宅が足りないの。至急、創ってね。
それから、読み・書き・計算の教室も、希望者が多くて、教える場所が足らないの。
卒業生を教師にしているので、人手は足りるのだけど、教室は今の5倍はいるわ。
それと、冒険者が溢れかえっているの。住むところも足らないけど。食事する場所がないし、中には暴れる者もいて、今の人数では、抑えきれないの。そもそも、まだ、兵士を十分に雇っていないし、冒険者を相手にできるレベルじゃないのよ」
「そうか。住宅は、すぐに作るよ。教室もすぐに作る。でも、兵士は作れないよ。それと、冒険者を抑えるのは、冒険者ギルドの職員でないとだめだよ」
「そうね。これは、テラに言ったもだめか?」
「スピア、仲間に連絡を取って、10人だけ戻って来て貰ってくれる」
「うん。すぐ、連絡とる」
「ガーベラ、誰か、引き抜こう」
「誰か、当てがあるの?」
「聞いてみる?」
私は、思念伝達で、リンダに連絡した。
「リンダ、何度もすみません」
「いいよ。何?」
「こちらの冒険者ギルドがうまくいっていないんだ。そこで、ローララを引き抜きたいけど、交渉して貰えないかな。できれば、至急で」
「わかったわ。すぐ、行って来るね」
「ありがとう」
リンダとの思念伝達を切った。
「取り敢えず、お願いしたよ。すこし、待ってね」
「テラ、仲間、来た」
「おぉ、早いね。それじゃ、一緒に、冒険者ギルドに行こうか」
私、スピア、ガーベラ、スピアの仲間で、揃って、冒険者ギルドに向かった。
「すごいことになっているね」
「冒険者で、溢れているよ」
私は、土魔法で、隣に同じ大きさの建物をこっそり作った。それと、冒険者の待機場所も確保した。
「急いでない冒険者の人は、隣の建物に移動してください。そこで、休憩ができます」
かなりの人数が移動してくれた。これで、窓口がすっきりした。
「冒険者登録の人は、この窓口で行ってください。それ以外の人は、こちらでお願いします」
スピアの仲間を見て、いつの間にか、騒いでいた冒険者達は、居なくなっていた。そう言えば、入って来た直後は、うるさかった。私の声が通らなかった。でも、今は、静かに話ができる。
スピアの仲間は、凄いな。改めて、そのレベルの高さに驚いた。
「スピア、仲間に暫く、ここに居てくれるように頼んでくれる」
「うん。頼む」
これで、暫くは、冒険者ギルドも落ち着くだろう。後は、この人数をうまく捌く、ベテランが来てくれたら、万全だ。
私は、ガーベラに頼まれていた、建物を創りに行った。教室も住居も、すぐに終わった。
後日、リンダから、連絡が来て、ローララが了承してくれたと知らされた。給料は、2倍出すことと、住むところを無料にするという条件だ。すぐに、来てもらってくれるようにリンダに返事をした。
これで、冒険者ギルドは、私の手を離れた。
「リンダ、朝早くから、ごめんね。起こしちゃったかな?」
「テラね。大丈夫、もう、起きていたから」
「そう、良かった。それでね、いままで、私達の店の名前を、『テラ商店』ってしていたけど、これを『テラ・ワールド』に変えたいの」
「それは、いいけど、急にどうしたの?」
「急にって、訳じゃないけど。森の近くを開発したでしょ」
「知っているよ。私が手続きしたから」
「あの土地を、テラ・ワールドって、名前で呼びたいんだ」
「そうか、それで、商店の名前も同じにしたいって言うことね」
「そうなんだ。お願いできる?」
「ちょっと、手間だけど、大丈夫。これまでの支店もすべて、変えておくね。
でも、1週間は、時間が掛かるよ」
「それぐらい、大丈夫だよ」
「それじゃ、また。バイバイ」
リンダとの思念伝達を切って、スピアと話した。
「名前の変更に1週間は掛かるって」
「うん。わかった。1週間、遊ぼ」
「そうだね。もう、1週間、遊べるね」
私は、ミーヤ国に「テラ・ワールド」の名前で、支店を出したかったが、暫く、待つことにした。
ウイドールから、連絡が入った。どうも、オリハルコンの鉱山を見つけたようだ。だが、もう少し調べないと、優良な鉱山かどうか分からないらしい。私は、時間が掛かってもいいから、調べて貰えるように話をした。ウイドールも了承してくれた。
「そうだ、ガーベラと近況について、話ておかないとだめだね」
「うん。ガーベラ、懐かしい」
私は、早速、思念伝達で、ガーベラと話した。
「ガーベラ、久しぶり」
「何が、久しぶりよ。テラ、私の事忘れていたでしょ」
「そんなこと、ないよ。本当だよ」
「まあ、いいわ。それで、港湾の経営は出来そうなの?」
「えっ、港湾の経営って。あっ、そうだね。もう少しかな」
「テラ、そこで、何してるの」
「いやぁ、美味しいものが沢山あって、まだ、全部は食べきれていないんだ」
「テラ! ミーヤ国で、港湾の経営の勉強をするって、言っていたのじゃないの。
それが、食べ歩きって。もう、すぐに帰ってきて。こっちの仕事を手伝ってよ」
「分かった。すぐに、帰るよ」
私は、ガーベラとの思念伝達を切った。スピアに、ガーベラとの話の内容を伝えた。
「ごめんね。すぐに、帰れって」
「うん。いいよ。また、来よう」
「そうだね。また、来よう」
私達は、ヤガータ国の都市デンロンに戻った。
「只今、ガーベラ」
「やっと、戻って来た。仕事が山積みよ」
「何でそんなに、仕事があるんだい」
「まず、住宅が足りないの。至急、創ってね。
それから、読み・書き・計算の教室も、希望者が多くて、教える場所が足らないの。
卒業生を教師にしているので、人手は足りるのだけど、教室は今の5倍はいるわ。
それと、冒険者が溢れかえっているの。住むところも足らないけど。食事する場所がないし、中には暴れる者もいて、今の人数では、抑えきれないの。そもそも、まだ、兵士を十分に雇っていないし、冒険者を相手にできるレベルじゃないのよ」
「そうか。住宅は、すぐに作るよ。教室もすぐに作る。でも、兵士は作れないよ。それと、冒険者を抑えるのは、冒険者ギルドの職員でないとだめだよ」
「そうね。これは、テラに言ったもだめか?」
「スピア、仲間に連絡を取って、10人だけ戻って来て貰ってくれる」
「うん。すぐ、連絡とる」
「ガーベラ、誰か、引き抜こう」
「誰か、当てがあるの?」
「聞いてみる?」
私は、思念伝達で、リンダに連絡した。
「リンダ、何度もすみません」
「いいよ。何?」
「こちらの冒険者ギルドがうまくいっていないんだ。そこで、ローララを引き抜きたいけど、交渉して貰えないかな。できれば、至急で」
「わかったわ。すぐ、行って来るね」
「ありがとう」
リンダとの思念伝達を切った。
「取り敢えず、お願いしたよ。すこし、待ってね」
「テラ、仲間、来た」
「おぉ、早いね。それじゃ、一緒に、冒険者ギルドに行こうか」
私、スピア、ガーベラ、スピアの仲間で、揃って、冒険者ギルドに向かった。
「すごいことになっているね」
「冒険者で、溢れているよ」
私は、土魔法で、隣に同じ大きさの建物をこっそり作った。それと、冒険者の待機場所も確保した。
「急いでない冒険者の人は、隣の建物に移動してください。そこで、休憩ができます」
かなりの人数が移動してくれた。これで、窓口がすっきりした。
「冒険者登録の人は、この窓口で行ってください。それ以外の人は、こちらでお願いします」
スピアの仲間を見て、いつの間にか、騒いでいた冒険者達は、居なくなっていた。そう言えば、入って来た直後は、うるさかった。私の声が通らなかった。でも、今は、静かに話ができる。
スピアの仲間は、凄いな。改めて、そのレベルの高さに驚いた。
「スピア、仲間に暫く、ここに居てくれるように頼んでくれる」
「うん。頼む」
これで、暫くは、冒険者ギルドも落ち着くだろう。後は、この人数をうまく捌く、ベテランが来てくれたら、万全だ。
私は、ガーベラに頼まれていた、建物を創りに行った。教室も住居も、すぐに終わった。
後日、リンダから、連絡が来て、ローララが了承してくれたと知らされた。給料は、2倍出すことと、住むところを無料にするという条件だ。すぐに、来てもらってくれるようにリンダに返事をした。
これで、冒険者ギルドは、私の手を離れた。
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