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第17章 テラの社交界デビュー編
1705.魔人族の村
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私は、基地に戻り、モリーロと話した。
「モリーロ、魔人族の村は、壊滅状態だね」
「はい、もうダメです」
「これから、どうするの?」
「あの子供達を育てていきたいと思っています」
「そうか、でも、一人では無理だろう」
「何から、初めていいのかすら、分かりません」
「良ければ、この基地の近くに村をもう一度作り直すのは、どうかな?」
「それでは、もう一度、助けてくれるのですか?」
「子供達のためだからね。ちょっと、待っていてね」
「レンゲー、どうかな、この魔人族の人たちを助けてやってくれないかな?」
「いいですよ。私達が、一緒に、村を再建します」
私は、基地を出て、地下5階の施設を作った。そこで、魔人族の人達が暮らせるように、部屋を作っておいた。
「地下施設を作ったから、使ってね」
私は、モリーロに、住むところを提供した。それから、レンゲーに声を掛けた。
「この大陸を横断する形で、大きな川が流れている。その川の幅は、20mぐらいあり、普通なら、簡単には、渡れないと思う。その川の北側に魔物の群れが集中しているよ」
「そうですか。その川の南側、今我々がいる所は、魔物の存在はどうですか?」
「今の段階では、こちら側にはいないようだね。それで、この基地で、魔物の大群から守れるかな?」
「そうですね。前回よりは、落ち着きましたが、少し不安ですね」
「それじゃ、スピアの仲間に暫くここに居て貰おうか」
「そうして貰えると、助かります」
「スピア、どうかな、もう暫く、レンゲーを助けてくれないかな?」
「うん。いいよ。仲間にも聞いてみるよ」
スピアは、仲間と連絡を取り、了承を貰えたようだ。
「大丈夫。スピア、仲間、ここにいる」
「ありがとう。スピア達がいると、心強いよ」
「それじゃ、スピア達の住むところも作っておくよ」
私は、基地の横に同じような5階建ての建物を創り、中に部屋を作っていった。
「これで、どうかな?」
「うん。大丈夫、皆も気に入っているみたい」
「それじゃ、私は、一旦、ヤガータ国に戻るね」
「はい、後の事は任せてください」
レンゲーは、元気に返事をした。
私は、床に移動用の転移魔法用魔法陣を描いた。そして、操作盤を創り、簡単にヤガータ国の港に移動できるようにした。そして、その使い方をレンゲーとスピアに教えた。
それから、私は、転移魔法で、ヤガータ国の港に戻った。
「ガーベラ、何とか間に合ったよ」
「ご苦労様。今日はどうするの?」
「これから、魔法学院の見学に参加することも出来ないし、王宮に戻るよ」
「それなら、私も連れて行って」
「いいよ」
私は、ガーベラの腰を抱き、転移魔法で、王宮に移動した。
「さあ、着いたよ」
「ありがとう。ところで、レイカとは、どうなっているの?」
「付き合おうと思っていたんだけど、うまくいっていないよ」
「そうか、やっぱりね」
「ガーベラは、何か知っているの?」
「レイカが引きこもりだったって、知っている?」
「知っているよ。シルバに聞いたよ」
「それで、早くから、両親が許嫁を決めたのよ。変な噂が出ない内にと思ったのね」
「そうか、それで、両親に会わせてくれないんだ」
「へぇ、テラは、本気なのね」
「そうだよ。結婚してもいいと思っているよ」
「テラは、伯爵だよ。結婚は、一人で決めれないよ」
「どういうこと?」
「ウェーリィ王から、聞いていないの?」
「何も聞いていないよ」
「ウェーリィ王には、3人の子供がいるけど、それ以外に親族が居ないの。だから、伯爵は、王族に匹敵するのよ。だから、ウェーリィ王の息子のような物ね。でも、テラは、社交界に出ていないから、まだ、お相手がいないのよ。そうでなかったら、とっくに結婚の話が来ているわよ」
「もともと、社交界には、興味ないし。結婚の話が来なくて良かったよ」
「まあ、ウェーリィ王に相談すれば、レイカの縁談はすぐに破棄できるけどね。でも、テラが、レイカと結婚するのは、難しいと思うよ。側室ならいいけどね」
「私には、わからないよ。私は、レイカと一緒に居れば、良いだけだよ。後の事は、どうでもいいよ」
「そうか、そんなに好きなのか」
「そうだよ。ダメかい」
「ダメな事はないけど、貴族は、表面上は、つりあった相手と結婚するよ。だから、側室として、迎えた方がいいよ」
「わかったよ」
私が、自分の部屋に入ると、ガーベラが一緒に入って来た。
「ねえ、私じゃだめ?」
「何が、だめなの」
「まあ、いいわ。私が何とかしてあげる」
ガーベラは、私をベッドの上に押し倒して、抱き付いてきた。
「いつもと、同じよ。テラ、力を抜いてね」
「ガーベラ、私は、レイカの事が好きなんだよ」
「知っているわ。いいのよ。それで。私に任せて」
「何を任せるの? 」
「すべてよ。テラ、すべて、私に任せてね。テラの希望通りにしてあげるよ」
ガーベラは、私の唇に唇を重ねて、吸い始めた。
「わかったよ。任せるよ」
私は、以前の様に、ガーベラと一夜を過ごした。
「モリーロ、魔人族の村は、壊滅状態だね」
「はい、もうダメです」
「これから、どうするの?」
「あの子供達を育てていきたいと思っています」
「そうか、でも、一人では無理だろう」
「何から、初めていいのかすら、分かりません」
「良ければ、この基地の近くに村をもう一度作り直すのは、どうかな?」
「それでは、もう一度、助けてくれるのですか?」
「子供達のためだからね。ちょっと、待っていてね」
「レンゲー、どうかな、この魔人族の人たちを助けてやってくれないかな?」
「いいですよ。私達が、一緒に、村を再建します」
私は、基地を出て、地下5階の施設を作った。そこで、魔人族の人達が暮らせるように、部屋を作っておいた。
「地下施設を作ったから、使ってね」
私は、モリーロに、住むところを提供した。それから、レンゲーに声を掛けた。
「この大陸を横断する形で、大きな川が流れている。その川の幅は、20mぐらいあり、普通なら、簡単には、渡れないと思う。その川の北側に魔物の群れが集中しているよ」
「そうですか。その川の南側、今我々がいる所は、魔物の存在はどうですか?」
「今の段階では、こちら側にはいないようだね。それで、この基地で、魔物の大群から守れるかな?」
「そうですね。前回よりは、落ち着きましたが、少し不安ですね」
「それじゃ、スピアの仲間に暫くここに居て貰おうか」
「そうして貰えると、助かります」
「スピア、どうかな、もう暫く、レンゲーを助けてくれないかな?」
「うん。いいよ。仲間にも聞いてみるよ」
スピアは、仲間と連絡を取り、了承を貰えたようだ。
「大丈夫。スピア、仲間、ここにいる」
「ありがとう。スピア達がいると、心強いよ」
「それじゃ、スピア達の住むところも作っておくよ」
私は、基地の横に同じような5階建ての建物を創り、中に部屋を作っていった。
「これで、どうかな?」
「うん。大丈夫、皆も気に入っているみたい」
「それじゃ、私は、一旦、ヤガータ国に戻るね」
「はい、後の事は任せてください」
レンゲーは、元気に返事をした。
私は、床に移動用の転移魔法用魔法陣を描いた。そして、操作盤を創り、簡単にヤガータ国の港に移動できるようにした。そして、その使い方をレンゲーとスピアに教えた。
それから、私は、転移魔法で、ヤガータ国の港に戻った。
「ガーベラ、何とか間に合ったよ」
「ご苦労様。今日はどうするの?」
「これから、魔法学院の見学に参加することも出来ないし、王宮に戻るよ」
「それなら、私も連れて行って」
「いいよ」
私は、ガーベラの腰を抱き、転移魔法で、王宮に移動した。
「さあ、着いたよ」
「ありがとう。ところで、レイカとは、どうなっているの?」
「付き合おうと思っていたんだけど、うまくいっていないよ」
「そうか、やっぱりね」
「ガーベラは、何か知っているの?」
「レイカが引きこもりだったって、知っている?」
「知っているよ。シルバに聞いたよ」
「それで、早くから、両親が許嫁を決めたのよ。変な噂が出ない内にと思ったのね」
「そうか、それで、両親に会わせてくれないんだ」
「へぇ、テラは、本気なのね」
「そうだよ。結婚してもいいと思っているよ」
「テラは、伯爵だよ。結婚は、一人で決めれないよ」
「どういうこと?」
「ウェーリィ王から、聞いていないの?」
「何も聞いていないよ」
「ウェーリィ王には、3人の子供がいるけど、それ以外に親族が居ないの。だから、伯爵は、王族に匹敵するのよ。だから、ウェーリィ王の息子のような物ね。でも、テラは、社交界に出ていないから、まだ、お相手がいないのよ。そうでなかったら、とっくに結婚の話が来ているわよ」
「もともと、社交界には、興味ないし。結婚の話が来なくて良かったよ」
「まあ、ウェーリィ王に相談すれば、レイカの縁談はすぐに破棄できるけどね。でも、テラが、レイカと結婚するのは、難しいと思うよ。側室ならいいけどね」
「私には、わからないよ。私は、レイカと一緒に居れば、良いだけだよ。後の事は、どうでもいいよ」
「そうか、そんなに好きなのか」
「そうだよ。ダメかい」
「ダメな事はないけど、貴族は、表面上は、つりあった相手と結婚するよ。だから、側室として、迎えた方がいいよ」
「わかったよ」
私が、自分の部屋に入ると、ガーベラが一緒に入って来た。
「ねえ、私じゃだめ?」
「何が、だめなの」
「まあ、いいわ。私が何とかしてあげる」
ガーベラは、私をベッドの上に押し倒して、抱き付いてきた。
「いつもと、同じよ。テラ、力を抜いてね」
「ガーベラ、私は、レイカの事が好きなんだよ」
「知っているわ。いいのよ。それで。私に任せて」
「何を任せるの? 」
「すべてよ。テラ、すべて、私に任せてね。テラの希望通りにしてあげるよ」
ガーベラは、私の唇に唇を重ねて、吸い始めた。
「わかったよ。任せるよ」
私は、以前の様に、ガーベラと一夜を過ごした。
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