【R18】満員電車で知った初めての経験、「言葉にできないけど・・・」、大好き。【完結】

無似死可

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第7話.秘密って、何?

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 地下鉄に乗る前に、連絡して欲しいって、ユナにメールしたの。そしたら、『もう、乗ってるよ。』って、帰って来たの。

 私は、急いで、ケトルのスイッチを入れて、ハンバーグを焼き始めたわ。マグカップに、コーンスープの粉を入れて、スプーンをさしておいた。

 「良い感じに、焼けて来たわ。」

 ドアの開く音。ユナね。思ったより、早かった。

 「ユナ、ちょっと、待っててね。直ぐにできるから。」

 「えっ、ユナは、まだなの?」

 後ろを振り返ると、若い男性が立っていた。それも、部屋の中に入ってきている。この人は誰?

 「すみません。どなたですか?」

 「俺か?俺は、ユナの元カレだよ。」

 ユナが、男性と付き合っていた。そんな、どういうこと。私は、パニクってしまった。何とか、火を止めた。このままでは、危ない。もう、料理どころじゃないわ。

 「まあ、いいよ。また来るって、ユナに伝えておいてくれ。」

 男は、伝言だけを言い残して、帰って行った。本当は、何しに来たの?元カレって、言ってたよ。私は、突っ立ったまま、何も考えることが出来なかった。

 「キリ、どうしたの?」

 「あぁ、ユナ。」

 私は、ユナが帰ってきたことすら、気が付かなかった。

 「元カレって、何?」

 やっと、声を出せた。

 「どういうこと?誰か、来たの?」

 「元カレって、どういうこと?」

 私は、ユナに飛び突いていた。そのまま、押し倒してしまった。

 何故か、涙が止まらない。私は、ユナの胸元で、泣いていた。何故、泣いているのか、分からなかった。

 「ユナは、私だけのもの。誰にも渡さない。」

 私は、ユナの唇に噛みつくように唇を奪った。舌を入れて、出来る限り激しく、ユナを求めていった。

 「キリ、大丈夫。痛いわ。」

 「厭よ。嫌よ。渡さないから。」

 更に激しく、ユナを抱きしめた。

 「ユナ、私を抱いて、抱きしめてよ。離さないで。」

 「わかったから、落ち着いてよ。何があったの?」

 私は、やっとのことで、落ち着いて、ユナに説明をした。突然、男性が現れて、部屋の中まで、勝手に入ってきて、また、来るって。そして、『元カレ』って、言ったことを。

 「ごめんなさい。元カレが来るって、思っていなかったの。もう、2年も前よ。別れたのは。」

 「でも、ユナは、男性とも、付き合っていたの?」

 「そうね。以前は、男性が好きだったの。でも、怖くなったの。男性が。」

 「あの元カレに何か、されたの?」

 「殴られての。何度もよ。それも、理由がわからないの。それで、怖くなって、別れたの。」

 「分かれたのに、何故、来たの?」

 「分からないわ。時々、電話があったけど、それだけよ。もう、会うことはないと、思っていたわ。」

 でも、やっぱり、男性とも、付き合えるのだ。ユナは、私だけのものって、だめかも。 
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