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家のクローゼットが少し華やかになった。最近、意味もなく、クローゼットを何度も開けてはニヤニヤしている。
「友達に…なれたのかな」
あの日の事を思い出してまた口元が緩む。学校では、悠斗に最近楽しそうだね、と言われるほどだ。こんなに顔に出やすかったなんて…。
「翔は今何してるかな」
以前にも増して、翔のことが気になる。もっと仲良くなりたい。そんな暖かな感情が溢れているのだ。そっとスマホのメッセージアプリを開いた。この前、服を買ってもらった時から進んでいない。
「何か、お礼したいな」
でも、僕に出来ることってなんだろう。考えても中々思いつかない。でも…。
「何もしないよりは、何か…!」
そう思い、メッセージアプリに文字を入力した。
「お礼したいんだけど、何か手伝える事ない?」
我ながら人任せすぎる。でも、言わないよりマシだよね、と自分の心を落ち着かせる。そのままスマホを閉じ、テレビの前のソファに座った。そういえば、最近ゲームが出来ていない。悠斗がバイトで忙しいらしく、中々二人でする時間が取れないのだ。一人でしてもいいが、なんとなくする気にならない。ぼんやりとテレビの画面を見つめていると、通知音がしてスマホを手に取った。翔からだ。「テスト勉強付き合ってよ」とお願いというスタンプと共に送られてきた。「もちろんいいよ」と返すと、すぐに返事がきた。翔も、別の場所で同じ画面を見ていると思うと少し楽しい。なんだか、また口元が緩む。
結局、集まる場所が中々見つからず、通話しながら各々の家で一緒に勉強することになった。翔の姿が見えないのは少し残念だが、楽しみな事に変わりはない。机にノートを出していると、翔から電話がかかってきた。
「あ、そっか、出なきゃ」
なんだか、緊張する。でも、早く翔の声を聞きたい。少し震える手で通話開始ボタンを押した。
「もしもし!聞こえてる?」
元気な翔の声が聞こえてきた。
「聞こえてるよ」
「よかった!」
嬉しそうな声を聞いてこっちまで嬉しくなる。
「それじゃあ、始めようか」
そう言って勉強を始めた。二人のペンの音が響く。時々翔の方から、うーんと聞こえるので、あすかはその度に「どうしたの?」と聞くようにした。すると、待ってたと言わんばかりに翔は質問をしてくる。それにあすかが答えて、また無言の時間が続く。
「あすか先生、これ本当に授業でやった?」
翔がそう言うたび、あすかは先生みたいな態度をとって「翔が寝てたからでしょ」と返す。すると翔は一層楽しそうにして、「眠さには抗えません」と言う。そんな茶番が何度か続いたりもした。
「よっし!頑張った!今日はこれ以上無理」
翔がそう言い出して、勉強会は終わった。勉強も捗り、楽しい時間も過ごせたなとあすかは思った。
「また付き合ってくれよ」
翔はそう言って、予定を聞いてきた。何日か予定を立て、その日の通話は終了した。
「楽しかったなぁ」
あすかは、通話終了の画面をぼんやりとみながら呟いた。誰かと一緒に勉強するだけでこんなに捗るなんて。翔といると、楽しいことが増えていく。学校で翔と話して、帰ってきてからも話すなんて、一日中翔と話してばかりだなと気づき、なんだか面白かった。いつのまにか、翔と過ごす時間が当たり前になっている。
「友達に…なれたのかな」
あの日の事を思い出してまた口元が緩む。学校では、悠斗に最近楽しそうだね、と言われるほどだ。こんなに顔に出やすかったなんて…。
「翔は今何してるかな」
以前にも増して、翔のことが気になる。もっと仲良くなりたい。そんな暖かな感情が溢れているのだ。そっとスマホのメッセージアプリを開いた。この前、服を買ってもらった時から進んでいない。
「何か、お礼したいな」
でも、僕に出来ることってなんだろう。考えても中々思いつかない。でも…。
「何もしないよりは、何か…!」
そう思い、メッセージアプリに文字を入力した。
「お礼したいんだけど、何か手伝える事ない?」
我ながら人任せすぎる。でも、言わないよりマシだよね、と自分の心を落ち着かせる。そのままスマホを閉じ、テレビの前のソファに座った。そういえば、最近ゲームが出来ていない。悠斗がバイトで忙しいらしく、中々二人でする時間が取れないのだ。一人でしてもいいが、なんとなくする気にならない。ぼんやりとテレビの画面を見つめていると、通知音がしてスマホを手に取った。翔からだ。「テスト勉強付き合ってよ」とお願いというスタンプと共に送られてきた。「もちろんいいよ」と返すと、すぐに返事がきた。翔も、別の場所で同じ画面を見ていると思うと少し楽しい。なんだか、また口元が緩む。
結局、集まる場所が中々見つからず、通話しながら各々の家で一緒に勉強することになった。翔の姿が見えないのは少し残念だが、楽しみな事に変わりはない。机にノートを出していると、翔から電話がかかってきた。
「あ、そっか、出なきゃ」
なんだか、緊張する。でも、早く翔の声を聞きたい。少し震える手で通話開始ボタンを押した。
「もしもし!聞こえてる?」
元気な翔の声が聞こえてきた。
「聞こえてるよ」
「よかった!」
嬉しそうな声を聞いてこっちまで嬉しくなる。
「それじゃあ、始めようか」
そう言って勉強を始めた。二人のペンの音が響く。時々翔の方から、うーんと聞こえるので、あすかはその度に「どうしたの?」と聞くようにした。すると、待ってたと言わんばかりに翔は質問をしてくる。それにあすかが答えて、また無言の時間が続く。
「あすか先生、これ本当に授業でやった?」
翔がそう言うたび、あすかは先生みたいな態度をとって「翔が寝てたからでしょ」と返す。すると翔は一層楽しそうにして、「眠さには抗えません」と言う。そんな茶番が何度か続いたりもした。
「よっし!頑張った!今日はこれ以上無理」
翔がそう言い出して、勉強会は終わった。勉強も捗り、楽しい時間も過ごせたなとあすかは思った。
「また付き合ってくれよ」
翔はそう言って、予定を聞いてきた。何日か予定を立て、その日の通話は終了した。
「楽しかったなぁ」
あすかは、通話終了の画面をぼんやりとみながら呟いた。誰かと一緒に勉強するだけでこんなに捗るなんて。翔といると、楽しいことが増えていく。学校で翔と話して、帰ってきてからも話すなんて、一日中翔と話してばかりだなと気づき、なんだか面白かった。いつのまにか、翔と過ごす時間が当たり前になっている。
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