ラッキークッキング

なかちょ

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エピソード1

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プルルル プルルル…
「もしもし?  翔?  久しぶり。」

「か、母さん!? ひ、久しぶりだね…
僕に電話って何か用でもあるの?」

なんでこんなに焦っているのかというと自分は家を飛び出して都会に来たので仲が悪いのである。

「翔には急なんだけどね、今すぐ戻って家のレストランを継いで欲しいのよ。 ホントに急だけどお願い!」

「はぁ!?? そんな急に言われても無理だし、レストランには親父がいるだろ?」

「そこら辺は帰ってきたら説明するから!! 早く戻ってきて!!!」

だいぶ母は焦っているようなので渋々僕は戻ると言ってしまった。

6年務めた会社を急にやめるなんて思いもしなかったし、料理経験ないのにレストラン継げってどうゆうことだよ…と心の中で思いつつも帰る用意をしていた。


・ ・ ・ ・

とそんな感じで戻ってきたのである…。

「せっかちな母さんめ…。 あの後色々聞こうとしたのに電話切ったしよ。」
「今さらグチグチ言うのも仕方ないし、とりあえず入るか。」

レストランの入口から入り
カランカラン

「ただいま・・」

母が机を拭きながら

「あら、おかえりなさい! だいぶ早いわね」

「母さんが早く来てと言ったからだろ?」

すると母が寝ぼけたような感じで
「そうだっけ?」
とぼやけていた。

おいおい、電話で言ってたろって心の中で突っ込んだ。
まあ、そんなことは気にしないでおこう…

久々に帰った家というかレストランは昔のままだった。何も変わってない。

「あれ?親父は?」
と、僕がいうと一瞬母は黙り込んだ。

「聞いても驚かないでね… お父さん倒れちゃったのよ。」 
母が落ち込んだ様子で僕に伝えてきた。


「た、倒れた…!?」
僕は驚きを隠せなかった…。

「びょ、病気なの…?」

「そ、それがね…」
母が深刻そうに言う…

「疲れがたまって過労で倒れただけなのよ」
と母が言った…

・ ・ ・

静かな空間ができた。

「な、なんだよ過労かよ!??
心配しなくてもいいじゃん!?
ってか会社やめる必要あった!???」

そんな事で俺は会社を辞めたのか…と心の中で泣いていた。
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