180 / 241
第百八十話 会議? いえ、下ネタ談義です
しおりを挟むああ、何でこんなにも世界が輝いて見えるんだ!
理由はわかっているさ、昨日と今朝の素晴らしい体験こそ、世界をここまで美しく彩っているんだろうさ!
ほら、今食べているスクランブルエッグなんて、まるで黄金のような輝きを放っているではないか。
添えられている野菜ですら、瑞々しく感じる。
童貞を卒業するって、こんなに素晴らしいんだな!
いやぁ、しかし本当、女の子の体ってすげぇ柔らけぇんだよな。
ずっと触ってて全く飽きが来ないし、ずっと一緒にいたいって思ってしまうんだ。
前世でハニートラップやら業界では枕営業とかあるけどさ、当時の俺は「何で女の体位で重要な仕事をぽんぽんやっちまうんだ?」って思っていたさ。でも味わってわかった。
(女の体は、麻薬よりやべぇわ……)
ハマる、どっぷりとハマる。
それ位に危うい魅力を放っている。
視覚嗅覚、行為中は聴覚まで刺激してきて、求めずにはいられないからなぁ。
しかし、リリルのおっぱい、やっぱり破壊力はとんでもなかったです、はい。
「……ハル、鼻の下伸びてる」
おっと、レイにジト目で指摘されてしまった。
流石に朝食中に情事を思い返すのははしたなかったな。
しかし、本当朝食美味いぜ!
激しく運動した後だからだろうなぁ、とても食事が美味しいのだ!
ガツガツ食っていたら、いつの間にかパンがなくなっていた。
ありゃ、まだおかずがあるのになぁ……。
「ハル君、パンのおかわりいる?」
「おっ、頼めるか? リリル」
「うん」
リリルが微笑んでキッチンに向かっていった。
何ていうか、少し大人びた?
たった一夜で、あんなに変わるもんなのかね。
「ハル、昨日はお楽しみだったじゃないか」
「何だよ、聞いてたのかよ、レイ」
「聞いてたんじゃない、聞こえたんだよ!」
そんなに大きな声出してたのか?
いやぁ、夢中で全然気付かなかったわ。
「今日も僕かアーリアを相手してもらうんだからね、しっかり元気残しておいてくれよ?」
「そこは全然大丈夫なんだけどさ」
「……大丈夫なんだ」
「まぁね。それで、今晩は、誰?」
今晩はアーリアかレイと致す事になっていたようだ。
誰なんだろう、すっげぇ気になる。
心臓がとってもドキドキするんだよ!
すると、アーリアとレイが同時に「「内緒」ですわ」と言ってウインクしてきた。
ううう、気になって仕方ない!
「ハル様、本日は領地に関する打ち合わせの為、後二十分程でカロル様が来られるご予定でしたよね? しっかり思考を切り替えてくださいませ?」
「あっ、そうだった! 確かカロルさんが建築職人さんを紹介してくれるんだったよな。すっかり忘れてたわ」
「しっかりしてくださいませ? 大事なお仕事なのですから」
むーっと怒った仕草を見せるアーリア。
迫力が全くなくて、とても可愛い。頭を撫でたくなる衝動に駆られるが、何とか踏み留まった。
「ハル君、はい、おかわりだよ」
「ありがとう、リリル」
ああ、本当俺は幸せ者だなぁ。
綺麗で愛しい三人に囲まれて過ごせるんだ、きっと日頃の行いがいいから、女神様がご褒美をくれたのかもしれないな。
「そんなご褒美はあげてません」
また女神様の声が頭の中に響いた。
ぜってぇ暇してるだろ、女神様。
下手くそな口笛が聞こえる。
女神様に音楽の才能はなさそうだな、こりゃ。
「ハルさん、顔緩みっぱなしですよ?」
「うへ? あぁ、わりぃ」
総勢三十人の職人さん達プラス俺とカロルさんという面子で、うちの屋敷の会議室を使って打ち合わせを行っていた。
だけど、昨日のリリルの体の感触をまた思い出してしまい、正直あんまり会議内容が頭の中に入ってこなかった。
「どうせ、昨日三人の奥様の誰かと初夜を迎えたから、それを思い出していたのでしょう?」
「……まぁ、そうなんだけどさ」
「職人の皆さんは忙しい中時間を作ってここに来ているんです、貴方がしっかりしないで――」
「いや、大丈夫だ!」
カロルさんから軽く説教を受けかけた時、彼の言葉を遮った人物がいた。
建築職人の親方だった。
「カロルさん、ちょっと気になる事があったから、ハルの旦那に質問してもいいか?」
「え、えぇ。いいですよ」
「それじゃ、ハルの旦那!」
「は、はい。なんでございましょうか?」
親方は全身筋肉質で体毛も濃い、熊みたいな中年男性だった。
とてつもない剣幕で質問され、俺は一瞬たじろいでしまう。
「お相手は誰だったのですか?」
「……は?」
「初夜のお相手は誰だったか聞いてるんです!!」
はっ!?
そんなの聞いてどうするんだよ!
答えるのを躊躇っていると、「早く、早く!」と圧力をかけてくるんだよなぁ。
しかも親方だけじゃなく、カロルさんが呼んだ職人全員で圧力をかけてきやがる。
何でそんなに知りたがってるのさ!
「……リリルだけど」
俺が答えると、三者三様の反応を見せる職人さん達。
何だ、どうしたんだ?
ある人は天に両手を上げてガッツポーズを決めて喜んでいるし、ある人は下を俯いて唇を噛んでいる。一喜一憂っていうのかな、こういうの。
「な、なぁ、カロルさん。なにこれ」
「さ、さぁ……」
カロルさんもわからないらしい。
本当、なんやねん、この状況は。
「あんたら、何でそんな嬉しそうだったり落ち込んでたりしてるのさ」
「あれ、ハルの旦那は知らないんで?」
「ん?」
「とある酒場で『どの奥方がハルの旦那の初物を奪うかトトカルチョ』というのをやってたんですよ。俺達全員賭けていましてねぇ、俺は勝ちました!」
おおおおおおい!
人の嫁さんで賭け事してんじゃねぇよ!!
つまり喜んでいる奴は予想的中して、落ち込んでいる奴は予想が外れたって事か!?
何やってんだよ、あんたら!!
「それで、どうでしたかい? リリル婦人は!」
「内容まで聞くのかよこの野郎!」
「そりゃ聞きますわ! 旦那の嫁さんはね、男なら誰でも憧れる女性のタイプなんですぜ!?」
『そうだそうだ!!』
「お、おぅ」
まぁあの三人は確かにそうだよなぁ。
リリルは可愛いロリ巨乳だし、レイは色気たっぷりお姉さんだし、アーリアは可憐で清楚なお姫様。
そう考えると、それらを独り占めしている俺って、随分と恵まれてるよな。
「それで、どうだったんですかい! 教えてくだせぇ!!」
「ふ、ふふふ、いいでしょう! 俺の体験談を聞くがいい!!」
『いよっ、大将!!』
この会議は結局中断され、昼になるまで下ネタ談義をし始める俺達。
カロルさんはかなり呆れていたのだが、いつの間にか談義の輪に参加していた。
各々の体験談(エロ系)を発表し、感心したり笑い飛ばしたりして楽しんだ。
全然会議にならなかったが、この談義のおかげで団結力が強まり、以降の領地開発は円滑に進んだ。その詳しい話はまた後程って事で。
やっぱりね、仲良くなるには下ネタが一番だ!
だが、最後に皆に言われた事があった。
「旦那、一回爆発しろ」
『激しく同意』
あのカロルさんですら同意しやがって、この瞬間だけは俺に味方はいなかった。
ふっ、爆発はしてやらねぇよぉだ!!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる