203 / 241
第二百三話 卒業試験内容、発表!
しおりを挟む本気で生きていれば時が流れるのはとてつもなく早く感じる。
まさに俺なんだけど、貴族科に入学してもう少しで半年となる。
勿論貴族になる為の勉強だけをしていた訳じゃない。
学業の他にも、俺の領地となる場所の運営に関して、何度もカロルさんとも念入りに打ち合わせや準備をしていた。
主にやっていた事は、飲食店や様々な商店の勧誘。ぶっちゃけて言うなら、うちの領地に二号店とか出さないかと言ったんだ。
領地運営は、やはり外部からも人間を呼び込まないと収入が取れない。
だから収入が見込める実力ある商店や飲食店に片っ端から声を掛けた。
自分で言うのも何だが、俺は英雄という形ですでに国中に名前が知れ渡っている。だからもうちょっと簡単に行くかと思ったんだけど、商人ってのはそんな簡単な人種じゃなかった。実益が見込めなければ、俺の名前を出したとしても腰を上げようともしなかったんだ。
俺は根気強く足を運び、一人一人粘り強く交渉を続けた結果、声を掛けた四十五の飲食店や商店の内、約半数はうちの領地に来てくれる事になった。
交渉は本当に大変で、半分も来てくれるという実績を作れた俺は大喜びしたもんだ。カロルさんは本当は四分の三は呼び込みたかったらしいけど。
そして私兵も重要だった。
貴族にとって私兵は、己の武力や財力を指し示す為の大きな役割を果たしている。
俺とカロルさんで協力して、国中に私兵募集のチラシをばら蒔いた。
その結果、私兵になりたい希望者は七十万人も集まった!
俺の財力と国から貰える支援金を合算しても、流石に希望者全員を雇い入れる事は出来ない。
あっ、ちなみに俺の個人財力はどうやら有名どころの伯爵と同等らしく、貴族成り立てでその財力はおかしいらしい。
まぁ俺の場合はライブ収益もそうだが、販売した曲が悉くベストセラーになっている。その収益がカロルさんの商会を通して入ってくるから、俺は全く金に困っていなかった。
他国にも輸出しているので、外貨も入ってくる入ってくる! 現在も注文が入っているようで、途切れる気配が立っていない。
本当にありがたい事だ。
とりあえず俺とカロルさんで相談をしたところ、普通の貴族が抱える私兵は最大でも五千程らしい。
そもそも一貴族が万を越える大群を保有する事自体を、国が認めない。これは貴族が国家転覆を狙う可能性があるからだそうだ。
一応万単位で私兵を所有するのはいいのだが、五千を越えた瞬間に国からの年金が打ち切られるそうだ。この年金は貴族にとっては重要な収益の一つだから、ギリギリ五千、悪どい貴族は色々頑張って書類を偽造して五千と誤魔化しているみたいだ。まぁバレたらお家が潰されるらしいけど。
俺に関しては上位貴族という事もあるし、国からは英雄として讃えられている。その事を考えて、上限の五千を保有した方がいいとの事。
私兵の維持費等を考えるとギリギリ払えなくはないが、俺は文官も雇いたい旨をカロルさんに伝えたんだ。
領主の仕事ってのは、予想以上に仕事の量が多すぎる。
俺は音楽業もやっていきたいと考えているから、領主の仕事で縛られてしまうと音楽業が疎かになってしまう。
まぁレイが代行をすると言ってくれているが、それでもまだまだ負担は大きすぎる。
そこで俺が考えたのは、文官を雇う事で領主の仕事を分散させて、負担を軽減する事だった。
将来的にはレイも俺の子供を産む訳だ。身籠っているのに領主代行をさせるのも、母体にも優しくないしな。
そういう理由もあって、俺とレイの負担を減らす為に文官を雇いたかった。
「ならば私兵の採用人数を五千から百程引いて、百名程文官を雇いましょう」
俺もカロルさんも、文官がどれ程必要なのか全く分からない。
なので現役王様である親父と公爵であるアーバインには直接、レイのお義父上には手紙で相談をする。
すると二人の答えは一緒だった。
『文官は増えすぎるとそれはそれで問題だ。百名から始めて必要ならその都度増やせばいい』
お義父上も文官を雇って領主の仕事の負担を激減させている為、一時間程の書類仕事をやって後は優雅に暮らしているそうだ。
親父に関しては貴族の数倍は仕事量があるので、あまり優雅な時間は過ごせないそうなのだが、それでもプライベートな時間が持てるようにはしているらしい。
このアドバイスを参考に、俺は百名の枠で文官も雇う事にした。
最初カロルさんが「私の商会から人材を提供しましょう」と言っていたが、自分の影響力を高める為だっていう下心が丸見えだったから、丁重にお断りした。「私の魂胆が見え見えでしたか」と言っていたが、半分本気で半分冗談という位だったようだ。
もし俺がカロルさんの意見を採用したらどうしたかを聞いてみたら、「そんな浅はかな領主に仕えるつもりはないので、専属契約を白紙にするところでした」との事。うん、半分冗談の部分は実は半分試していた、が正しかったようだ。
…………あっぶねぇ!
文官に関しても百名しかない枠なのに、集まったのは三万人。
正直ここまで集まるとは思わなかった俺は、俺の人脈をフルに使って相談をする。
まず文官に関してはアーバインが知恵を貸してくれて、
「私の文官試験の問題を提供しようじゃないか」
と言ってくれた。
その見返りとして、今度のライブを無料で見せてくれと言ってきた。
まぁその程度だったらお安い御用なんだけどさ。
私兵に関しては、親父と兄貴が協力してくれた。
「王都に闘技場があるだろう。あれは殆ど使われていないただの観光名所となっているが、そこの使用を認めよう」
「ついでに出店の申請も受け付けましょう。後は観戦料も設定すれば、国庫が潤いますよ父上」
「そうだな。後ハル殿の私兵の選考から漏れた人材を、余の兵に出来る可能性がある。軍部を整える事だって可能で一石二鳥だ」
「成程、それはいい考えですね」
という訳で、国家主導の『ハル・ウィード私兵選考祭』が開催。
あまりの希望人数で、選考には二週間かかったんだけどな。
この闘技場は相当広く、戦うスペースに三百人は入れる位だった。そこで考えたルールは、闘技場に一試合二百人をぶちこんでバトルロワイヤル。約九十人程になるまで戦い続けるこの戦いは、乱戦でも生き残れる力があるかを測る為のものだ。
武器は木製で、魔法に関しては殺傷能力が低めの初級魔法のみを許可した。
怪我人はリリルが創立した治療院の、水属性且つ回復魔法が得意な従業員五十名で回復にあたった。
観客もこの大迫力の乱戦が見れて大興奮、二週間ずっと満員状態で、親父と兄貴は儲かったと喜んでいたのを覚えている。
こうして選定された四千九百人は、俺の私兵となった。
英雄の私兵となれた皆は、自信に満ち溢れた表情をしていたなぁ。
観客も彼らに祝福の拍手喝采を送っていたから、私兵の中には感極まって泣く人がいた程だ。
ちなみに私兵の中には女性は二十名程いた。
あの乱戦の中、女性が生き残ったのは純粋に凄い。
でも俺にとっても都合がよく、彼女達には俺の奥さん達を守る親衛隊となって欲しいと考えた。
男だと、絶対に邪な考えを持つ奴が出てきやがる筈だ。それほど俺の奥さん達は美人だし、可愛いし、可憐なんだ。俺以外の男には触れさせてやるものか!
文官に関しては国立図書館の全室を借りて、大掛かりな筆記試験を開催。
アーバインから貰った採用試験問題をそのまま使わせてもらった。
問題の内容は計算問題もそうだが、ケース設問というのがあった。
このケース設問とは、領地でこういう問題がありました、貴方ならどうしますか? という問題に対して自由に意見を書き込む設問だ。
ぶっちゃけ言えば、このケース設問に決められた答えは存在していない。
その人物の発想力や対応力を測る為の問題なんだ。
結果、一定水準を満たしたのは三万人中六百人程。結構難しい問題だったらしく、中途半端な知識人は容赦なく振るい落とされた。
そして後は一組五人に別れた集団面接を実施。
面接官は俺とカロルさんと、代行を勤めるレイ。さらにはご厚意に預かって変装したアーバインと兄貴が立ち会ってくれた。
一組三十分程の時間を設けて面接。これがかなりしんどかった。本気でしんどかった。
まぁ何とか百人を決めて採用に至ったんだけど、俺が疲れている様を見て兄貴とアーバインは笑っていた。
「ハルがこんなに辛そうにしているなんて、何か新鮮だね」
「そうですな、殿下。普段は生意気なのに、今は完全に参っていますからね。もしかしたら明日は吹雪が降るやもしれませんな」
「吹雪どころか、山がないのに大噴火が起きるかもしれないね」
「まさに天変地異ですな」
「だね」
くそっ、好き勝手ほざいていやがる。
ぜってぇ後で仕返ししてやるから、覚えていろよ!
こうして、学業と両立して何とか、俺の領地運営の下地は整ったんだ。
マジで大変だよ、貴族って……。
さて、今の話に戻そう。
現在俺とレイ、リリル、アーリアはクラスメイト六人と大学の食堂で昼食を取っていた。
「ハル君、そろそろ我々は卒業を迎える」
俺に話し掛けてきたのは、《ライジェル・グローリィ》。
何と、俺が七歳の時に撃退した残虐貴族親子に、直接引導を渡した本人だ!
奴等を倒した事で貴族となり、異例の速さで侯爵にまで上り詰めた人だ。
何故俺より貴族の先輩である彼が貴族科にいるかと言うと、奥さんの命令らしい。
この人、剣の腕は相当なんだけど、貴族社会においては全くの役立たずなんだそうだ。所謂脳筋って奴だ。政治手腕を奮っているのは奥さんなんだってさ。
流石に侯爵となったからには、今まで通り奥さんが政治手腕を奮ってばかりいられなくなって来たから、旦那であるライジェルを貴族科にぶち込んでしっかり学んで来いと命令したらしいんだ。
尻に敷かれてるんだよ、この人。
でも人柄はすごく良く、剣を持つとまるで鬼の形相で立ち向かって来る事を除けば、頼れる好青年だ。
ちなみに俺にとっては第二の剣の師匠で、色々学ばせてもらっている。
おっと、それよりライジェルが言っていた事だ。
本当時が流れるのは早くて、もうそろそろ卒業時期なんだよなぁ、俺達。
「確かに、意外にあっという間だったよなぁ」
俺の言葉に頷く皆。
授業は座学やレミアリアにいる貴族のお家柄や《家訓》等を叩き込まれ、実習はテーブルマナーに社交ダンス、社交場でのルールなどを徹底して叩き込まれたんだ。
生まれてから元々貴族だったクラスメイトは、さも当然のようにこなしていたけど、平民上がりの俺とリリルは本気で苦戦していた。
ライジェルも「早く、早く剣を握りたい」とちょっとヤバめな発言をしていた。
「となると、卒業試験が待っている」
「卒業試験?」
ああぁぁぁ、忘れてた。
確かそんなのがあるって、小耳に挟んだわ、俺。
領地の事で結構いっぱいいっぱいだったから、すっかり忘れてた。
「去年の卒業試験は、『自身の財力やコネを活用し、社交パーティを開催せよ』だったそうだよ」
俺のライブ以降仲良くなった、サンジェル辺境伯家長男のジュイードがそう言った。
つまり実費でパーティを開けって事かよ。
結構無茶な事を言ってるなぁ。
「この試験で重要なのは、『いかに自身の出せる限りの力で見映えの良いパーティを開けるか』を見る為のもので、ただ豪勢にやればいいっていう単純な内容ではなかったみたいだね。実際に試験に落ちた生徒もいたみたいで、その人達は国王陛下の権限で爵位剥奪、もしくは爵位継承権の剥奪だったらしい」
わおっ、結構ガチで挑まないとヤバイやつじゃん。
毎年試験内容は変わるらしく、予測もつかないらしい。
正直金をがっつり使う系はやめてほしいなぁ。私兵や文官を雇ったから、今財布がちょっと悲しい事になってるからさぁ。
「おっと、そろそろ次の授業が始まる時間だ。そろそろ戻ろうぜ」
俺がそう切り出し、皆で教室に戻る。
各々の席に座ってマーク先生が来るのを待っていると、そんなに時間はかからずに先生はやって来た。
「皆、午後の授業を始める。だが、その前に今年の卒業試験の内容を伝えようと思う」
一斉にざわめくクラスメイト。
そりゃそうだ、自身の進退が決まる試験なんだ、落ち着いていられる訳がない。
かくいう俺だってそうだ。緊張するに決まっているさ。
「静粛に。では、試験内容を発表する」
マーク先生が手に持っていた紙を読み上げる。
先生の言葉を待っている間のこの静寂が、重苦しく感じる。
「今年の試験は、『もてなす側となって、来賓の貴族を自身の財力とコネをフル活用してもてなせ』だ。一人の制限時間は三十分、会場は大学の一室を借りる事となっている。ハル・ウィードの場合は、レイ、リリル、アーリアも加えて一人として見なし、四人の振る舞いを見て評価する」
な、なんちゅう試験だよ!
パーティをやるよりかは大規模じゃなくて助かるけど、それでも貴族をもてなすって事か。
まぁ確かに貴族間の交遊は、もてなしとか非常に大事そうだからなぁ。
理にかなっているっちゃかなっているのか。
予想外すぎて、皆ざわつきが止まらない。
俺だってそうだし、レイにリリルにアーリアだって動揺している。
「……これは授業にならんな。ならば午後の授業は終了する。ただし、この時間は試験に対する準備に割り当てるように。ちなみに卒業試験は今日から二週間後だ。もたもたしてられんぞ?」
二週間後!?
あんまり準備期間はないな。
本当に絶妙な期間だと思うよ。豪勢にしたいのであれば、他国から取り寄せる必要だって出てくる訳だけど、二週間だと距離的事情で不可能に近い。
なるほどな、そこでコネもフル活用しろと言っている訳だ。
ざわつきは収まらず、クラスメイト全員がマーク先生に対して質問攻めを開始した。
先生は毎年恒例のようだから、慣れた様子で淡々と答えてくれた。
そこで判明した事を箇条書きにまとめると、
・招待する貴族は、社交パーティでも重鎮と言われている公爵位六人。誰かは明言なし。
・すでに試験を実施する生徒の順番は決まっていて、ライジェルは八番目、ジュイードは二番目。俺は知名度で圧倒的優位に立っているので最後。
・試験は来賓の方のスケジュールも考慮し、三日間に分けて実施する。
・どうもてなすかは自分で考えろ。
・クラスメイトは全てライバルとして扱え。試験内容を相談するのは厳禁。
・俺に関しては、王族と公爵位のコネクションに頼るのは禁止とする。
――といった感じだ。
俺が最後かぁ。最後なんだなぁ。
これさぁ、絶対過度な期待がかかってる奴じゃん?
絶対評価も厳しくなってるって。
ああ、どうしようかと頭を悩ませている時、ふととある光景が頭をよぎった。
それは前世の記憶。
前世での体験だ。
確か、この世界での貴族っていうのは、見栄とコネが全てだったよな?
見栄、見栄、見栄……か。
――これ、俺に随分な勝算があるかもしれねぇな。
この世界で通用するかわからないけど、前世の知識は今回滅茶苦茶役に立つかもしれなかった。
いや、本当にここの貴族が見栄を重視しているのであれば、絶対通用するはず。
「いよっしゃ、試験を乗り越えて見せようじゃねぇか!」
自然と笑みがこぼれた。
「あ、ハルが悪い笑顔を浮かべてる」
「ハル君、何かやらかすつもりなのかな?」
「ハル様、ちゃんとわたくし達に相談してから行動してくださいませ?」
俺の嫁達が散々な事を言ってくれる。
大丈夫、今回はそんな悪い事じゃないから!
……たぶん。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる