音の魔術師 ――唯一無二のユニーク魔術で、異世界成り上がり無双――

ふぁいぶ

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第二百十話 俺、立ち直る

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 アーバインが死んだ。
 俺は涙を流しつつアーバインの亡骸を抱き上げ、ベッドに戻した。
 俺と同じように涙する使用人達。だが、すぐに涙を拭いて忙しなく動き始めた。

「これから旦那様のご葬儀の準備をしなくてはいけません。大変申し訳御座いませんが、一度ご自宅にお戻りになっていただけますでしょうか?」

 確かに、俺がここにいても何か出来る訳じゃないしな。
 重い足を何とか引きずって屋敷を出ようとすると、使用人の一人が「恐らく葬儀は早くて明後日、遅くても明々後日には行います」と教えてくれた。
 随分と帰宅の道はやけに時間がかかったように思える。
 何とか家に帰ると、俺の様子を見て察してくれた三人の嫁が無言で抱き締めてくれた。
 深く聞いてきてくれない嫁達の配慮に嬉しくて、大事な友人が死んだ事実に心が弱ってしまっていた俺は、また声を出して泣いてしまった。
 そんな俺をただただ、背中を擦って宥めてくれる。
 ああ、変に気を使わずにただ寄り添ってくれる。それだけでこんなにも悲しみが和らぐんだな。
 リリルは可愛らしい外見からは想像出来ない程、母性が溢れている。
 彼女は溢れ出る母性で俺を抱き締め、包み込んでくれる。心までが暖まっていくのを感じる。
 レイは俺を心配そうに見つめ、背中をゆっくりと擦ってくれている。
 リリルとは違って、レイは俺の精神的強さを信じてくれていて、俺が立ち直るのを見守ってくれる。俺を奮い立たせてくれる存在だ。
 アーリアは俺の手を握って、一緒に涙している。
 懇親的に尽くしてくれるアーリアは、俺と一緒に喜びも悲しみも分かち合ってくれる。そして共感してくれるんだ。
 こんなにも最高の三人が、俺の傍にいてくれる。
 だから早く立ち直らないといけないのはわかっている。だけど、今日だけは、今日だけは思いっきり泣かせて欲しい。
 俺の思いを汲み取ってくれたのか、俺が泣き止むまで傍にいてくれた。
 俺は泣き止むと、疲れてそのまま寝てしまったようで、皆で俺の寝室へ連れていってくれたようだった。

 次の日の朝。
 俺は目を覚ますが、ベッドから起きたくない気分だった。
 こんな虚無感に襲われる目覚めは、前世でも経験した事がない。
 そう、前世では人の死に立ち会った事がなかった。
 クソッタレな親父も生きていたし、母親は出ていってどうなっているかしらない。
 身近な友人だって生きていたから、こんな深い悲しみは味わった事がない。
 大切な人を失う悲しみを、俺は今世で初めて感じているんだ。

(思っていた以上に、キツいな)

 音楽の題材として度々あがる、大事な人の死。
 だから何となくこんな感じなんだろうなってわかっていたつもりだったが、思っていた以上にキツかった。
 今は体を動かす事すら億劫で、呼吸とまばたき以外は何もしたくなかったんだ。
 腹も減っているのは確かなんだけど、そもそも食事をしたくない。
 すると、俺の部屋の扉がノックされる。
 誰だろうか?

「ハル君、朝食の時間だよ?」

 リリルだった。
 俺は答えようとしたけど、口を開くのも億劫に感じてしまい、ついには喋る事も諦めた。
 リリルは俺からの返答を待っているようだけど、俺はこれ以上は喋れない。
 ついには諦めたのか「朝食、扉の前に置いておくね」と言って、立ち去った。

(はは、まるで引きこもってるニートみてぇじゃねぇか)

 そんな風に思っていても、身体は動かない。
 仕方無いから、俺は再度眠りについた。






 次に起きた時は昼頃。
 まだ俺の中の虚無感は消え去っていない。
 体も全く動かす気になれなかった。
 考えるのも面倒になったので、また眠った。






 目覚めたのは夕暮れ。
 辺りは茜色に染まっていて、地平線は夜の色を出し始めている頃だ。
 ようやく虚無感が薄れ始めた。

(ここまで何もせずに過ごしたのって、前世でも経験してねぇな)

 俺は常に何かをしていた。
 休日でも音楽の勉強に明け暮れていたし、休日らしい休日は過ごしていない。
 今世においても家の仕事を手伝ったり剣の訓練をしたり、音楽がこの世界にあると知った時からは音楽の勉強や演奏技術向上に打ち込んでいた。
 だから、俺がこんな風に惰眠を貪ったのは初めてと言っていいかもしれない。
 とりあえず無意味に首を動かして、自分の部屋を見回す。
 俺の部屋は本当に音楽に溢れていた。
 オーグと一緒に作り上げてそのまま貰った、異世界初で俺の名前が刻印されているグランドピアノ。
 オーグとの今でも続く友情の証だ。
 そして壁には、何枚か絵が飾られていた。

 この世界には写真というものは存在しない。
 その代わり、特殊な技能を持っている職人が存在していた。
《模写絵師》。
 彼等は世界で二十人程度しか使えない光魔法の《シャッターアイ》を使い、脳内に目で見た情景を一瞬で正確に記憶。
 後は自身の絵の技量で記憶した情景を模写する絵師達だ。
 この魔法の原理は前世でいうカメラと同じなのだが、あくまで現像する術がない。
 後は正確に模写できるかは、その絵師次第だ。
 故に《シャッターアイ》が使用できたとしても、絵の技量も半端無く求められる為、模写絵師と名乗れる人物は非常に少ない。
 壁に飾ってある絵は、その模写絵師が描いてくれた記念の絵だ。
親友達ディリーパード》が奪還したリューイの街――今ではレミアリアの領土だけど――で初めてライブをした際の、ライブ終了後の記念写真だ。
 バンドメンバーに加えてレイとリリルにアーリアが輪に混じって各々がポーズを取っている。俺はリーダーという事で、中央で『ライブ大成功!』と書かれた紙を持っていた。皆良い笑顔だ。
 そして俺が結婚した時の集合絵、アーリアの結婚に反対した奴等と戦った時の俺と父さんの絵。
 最後には、アーバインと楽しそうにリューンを演奏している俺の絵。
 俺はベッドから降りて、その絵まで歩いて手に取った。
 この絵は、俺が八歳の頃だ。
 アーバインの学校に留学した際、あいつの屋敷でリューンを演奏し合った時の絵だった。
 たまたま居合わせた模写絵師が、サービスで一枚仕上げてくれたんだよな。
 本当に、地位と歳を越えた、素晴らしい友人だったよ。

「……アーバイン、もっと遅く生まれてくれりゃ、もっと音楽で語らえてたろうにな」

 また目頭が熱くなってくる。
 だめだ、気を紛らわせよう。
 壁に視線をやると、リューンが飾られていた。
 俺がこの世界に生を受けて、初めて触った楽器だ。
 埃が付かないように毎日掃除していたから、しっかりと光沢が残ったままだ。
 俺は絵を壁に戻し、リューンの輪郭を指でなぞる。
 本当に、こいつを手に持った瞬間、この世界での音楽家としての道が定まったんだよな。
 こいつを手に取っていなければ、絶対に別の道に進んでいたに違いない。

「アーバイン、本当にありがとうな。俺はお前のおかげで、こうやって音楽に打ち込む事が出来ているよ」

 俺はリューンを手に持ったままベッドに腰掛け、フィンガーでリューンを奏でた。
 音は最高の状態を保っている。ペグを弄る必要はなさそうだ。
 俺は演奏を始めた。
 ふと弾きたいと思ったのは、ベートーヴェン作曲の《葬送行進曲》だ。
 ベートーヴェンが作曲したと言われているが、もしかしたら他の人が作曲した可能性もある一曲で、今回はメルツという音楽家が編曲したギター曲を弾いている。
 この曲は全体的に静かなで、大きな特徴としては葬送と言ってはいるが終始悲しい曲調ではないという部分。
 静かに悲しみながら思い出に浸っているような曲で、時には穏やかに、時には悲しみに暮れ、そして静かに別れを告げるように終わるんだ。
 まさに今の俺の気持ちそのものだった。
 アーバインとは時には音楽の事で言い争ったり、でも時間が経ったら肩を組んで仲直りし、一緒に食事をしたりと嫌な思い出もあれば楽しい思い出もあった。
 アーバインが死んだ事による悲しみもあるが、あいつとの思い出に浸ると思い出し笑いをしたりムッと思い出して機嫌が悪くなったりしてしまう。
 この《葬送行進曲》を聴いているだけで、不思議と思い出が引っ張り出されるんだ。
 自然と涙が頬を伝う。
 ああ、本当に楽しかったなぁ。
 その分いなくなってしまった悲しみは、計り知れないって事なのかもしれない。

 曲を弾き終えた。
 うん、自然と悲しみの感情が薄れたように思える。
 まだアーバインが死んでしまったショックは大きい。
 でも《葬送行進曲》を演奏した事で、随分と和らいだのは間違いないんだ。

「……もう、大丈夫だな」

 万全って訳ではない。
 だがいつも通りには振る舞える。
 ちょっと足を止めちまったが、しっかりと働ける。

 俺はリューンをベッドに置いて、部屋の扉を開ける。
 そこには俺の昼食が置いてあった。
 俺はそれを持ってリビングへ移動する。
 すると三人の嫁達がテーブルに座っていたんだ。
 ああ、本当に愛しいな。

「……わりっ、心配かけたな」

 上手く笑えているだろうか?
 いや、きっとぎこちないな。
 それでも三人は、満面の笑みで俺を迎えてくれた。
 だめだ、暫く俺の涙腺は脆いだろう。
 今まであった当たり前の事すらも感激して、涙が出てきてしまうんだから。
 そうだ、俺は昨日早速泣いちゃって、いつもの言葉を言ってなかった。

「……ただいま」

 きょとんとした表情を見せる三人。
 でもすぐに笑顔になって、言い返してくれた。

「「「おかえりなさい!」」」

 流石に腹が減った。
 夕食は皆で食べよう。
 もう、アーバインの死で歩みは止めない。いや、止めたらあいつに怒られて祟られそうだ。
 俺はまた、いつも通り俺のやりたいように生きる。
 それがきっと、死んだ友人に対しての最大の弔いになると、俺は思うからだ。
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