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第二部
30.<閑話>白夜の思惑
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書ききれなかったプールの後の話です。
*一部表現を変更しました*
********************************************
麗が朝姫の手を引っ張りながらシャワー室へ向った後。
残された白夜は自社の社員である霧島と彼の従弟の潤に向き合った。そして背後の扉がしっかりと閉まる音を確認した後、今思い出したかのように金髪の青年に尋ねる。
「ところで、君のお知り合いの"一ノ瀬 麗"さんとはどのような方なのでしょうか?」
初対面の人間相手にも警戒心を抱かせない白夜の微笑みは、同性にも有効だ。穏やかな口調で訊けば大抵の人間は友好的に答えてくれる。そして今回も、AddiCtメンバー最年少である霧島 潤はやんちゃな少年っぽさを残した笑顔で答えた。
「ああ、同姓同名の麗か。実は俺は会ったことないんですよ」
「会ったことがない?」
聞き返す白夜に潤は頷いた。
なら何故知っていると、意味がわからない霧島はつい口を挟む。
「お前会ったことがないのに社長の婚約者を別人だと言ったのか?」
霧島は軽く眉間に皺を寄せた。怒った様子はなかったが、不快に思われたかもしれないと思うと若干冷や汗が流れるようだ。目の前の社長は気にした様子がないが、いつも微笑んでいる彼の本音は自分には読めない。
「俺じゃなくて同じバンドのメンバーが面識あるんだよ。この前もKが麗連れて来たって言うんで会いに行った時は既に帰った後でさー。ちゃかりQは挨拶済ませたらしいけど、Aなんかその後かなり悔しがってて。ま、あんな映像見せられれば確かに実物見たいって思うけど」
Kとは同じAddiCtのボーカルだったか・・・と、白夜はあまり多くはない芸能情報を瞬時に頭の中で探る。そういえばテロの時、麗と一緒にホテルから出てきたのが彼ではなかったか。テントウムシのサンバを歌ってあげると言った独特な雰囲気を漂わせていた彼とは、自分は会話をしていなかった気がする。確かに会場内で麗の近くにいたし、ホテルから出た後も彼女と親しげに会話をしていた。
――それなら、Kと知り合いの麗はまさしく先ほどまでここにいた麗ではないのか?
(平常心を装っていましたが、若干動揺していましたしね・・・)
普通の人間には気付かれないほど些細な変化も自分が見逃すことはない。にこやかな笑顔を貼り付けていたが、若干顔は引きつっていた。同姓同名と判断されて安堵したようだったが。
明らかに彼女は何かを隠している。そしてそれは自分に対して秘密にしたいのか、それとも・・・
「あんな映像とは一体何の映像なのでしょうか?気になりますね」
まるで世間話の延長のように白夜が問いかけると、霧島も頷きながら説明を促した。
「この間新曲のPVを撮ったんだよ。洋館を貸しきってさ。んで本当は来栖レイラが来る予定だったんだけど急遽来れなくなって代役で入ったのが麗だったんだ。まあKの相手役だったから俺には関係なかったけど」
「PVにその一ノ瀬さんと同じ名前の方が出たのか?すごいな。どんなシーンだったんだ?」
PV撮影と聞いて霧島は興味を惹かれたようだ。その様子に機嫌を良くした潤は調子に乗って説明を続ける。
「まあシーンは見てのお楽しみだけど、その麗がすっげー美女で!黒髪ストレートのパッツン前髪に瞳の青が色っぽくってさー。仕草とか流し目とか、映像見ただけでちょっと惹き付けられるもんがあったのに、あれを間近で、しかも目の前でやられたら間違いなくAじゃなくても手出しそうになるよなーって。Kだから靡かなかっただけだと思うよ、マジで」
「黒髪の青い目?なら別人だろ。いくらメイクしても彼女はどちらかと言うとかわいらしい感じの女性じゃないか。妖艶とかのイメージとは違う気がするが・・・」
首を捻って先ほどの麗を思い出そうとする霧島は、白夜に問いかけた。
「社長はどう思われます?やっぱり別人ですよね」
思案に耽っていた白夜は顔を上げると、「そうですね」と同意した。そのことに霧島はほっと安堵の溜息を吐いた。
だが白夜の本心では全くそう思っていなかった。
麗が既に変装好きで別人になる為にメイクを研究しているのを知っている。仕事での必要性を感じて始めたのであろう他人になりきる特技は、今では日常的に取り入れて披露しているはずだ。自分と出会った当初の麗は、ずっとウィッグと伊達眼鏡をかけて、化粧も今とは全く異なっていた。しかも口調まで変えた徹底振りだ。
別人になりきるのは恐らく彼女の趣味でもある。それを知らない人間が、ほとんど素顔の麗を見て別人だと判断するのは当然だろう。しかも話だけで今まで一度も会ったことがないのなら、尚更だ。
白夜は2人に気付かれないように目を眇めた。
新曲のPV撮影に参加した話は聞いていない。勿論AddiCtのメンバーと会話をするくらい親しい仲になっていたのも知らない。別に麗の交友関係や仕事内容を全て把握したいわけじゃないが、どうしても気になってしまう。束縛など鬱陶しいと思われるだろうからしたくはない。知っている事より知らない事のが多いのは仕方がないのに、秘密や隠し事をされるのは面白くなかった。自分だって言えないことはたくさんあるのに。
(いけませんね・・・自分で気付かないほど、心が狭くなっているようです)
麗のことになるとどうやら寛大でいるのは難しい。
危なくないように先回りをして危険から回避して、事務所での仕事も一つずつ選んで把握して、全てを知りたい守りたいと思ってしまうのは行き過ぎた恋情なのだろう。麗が仕事を続けることに反対はしない。出来るなら正社員にして週5日ずっと秘書業務に携わっていてほしいが、あくまでも事務所に依頼してパートとして来てくれる事で彼女の居場所を守っているのだ。
そうだ、自分は彼女の居場所(事務所)を奪うつもりはない。
麗が鷹臣を尊敬していて傍で働きたいと思う気持ちを尊重したいと思う。だが、同時に危険を伴う仕事に懸念や不安がないわけではない。怪我はしないか、危なくはないか。どこか無鉄砲で危なっかしい麗が、目を離した隙に何をしでかすのか落ち着かなくなる。
けれどそんな自分は隠し通すつもりでいる。心が狭い束縛男なんて、女性からしてみれば嫌な男だろう。
だからいちいち麗の事務所での仕事を聞いた事はなかったが、どうやら今回ばかりはそうもいかないようだ。何せ今まで自分が見たこともないような妖艶で色っぽい麗が映像に残っているのだ。そんな物を不特定多数の人間に見せるなんて冗談じゃない。
「その新曲のCDはいつ発売されるのですか?」
「えーと、確か来月の1週目くらいだったかな」
正確な日付まで把握していないようだが、それさえ分かればもう大丈夫だろう。
白夜はお礼を告げると、2~3会話を交わしてから2人を残してシャワー室へ向うことにした。
だが、ふいに何かを思い出したかのように立ち止まると、後ろを振り返る。
「そうでした、霧島君」
「はい、何でしょう?」
どこか大型犬を彷彿とさせ、鍛えられた体躯を持つ彼は、人懐っこい笑顔を浮かべた。
「君が先ほど気にしていたことですが。実は公にはしていませんが、長月は既に既婚者なので私と交際などはありえないのですよ」
堂々と今思いついた嘘を伝えた白夜に、霧島は目を見開いて驚いていた。
「え、ええ!そうだったんですか!ご結婚されて・・・そっか。それなら、逆に安心ですね」
「事情があって隠していたのですが。業務中は結婚指輪も外しているので驚かれるのも無理はありません」
「そういえば何もつけていませんでしたね・・・なるほど。それでお忙しいからパートなのですか」
勝手に納得してくれた霧島に、白夜は頷き返して「そういうことです」と一言添えた。
そしてごゆっくりと来たばかりの彼等にプールを堪能するよう告げると、そのままシャワー室へ向う。
残された霧島は、首を傾げながらぽつりと独り言を漏らした。
「あれ?何で俺ちょっとショック受けてるんだ?」
その独白を聞いた潤は、「傷は浅くてよかったな」とどこか呆れた眼差しで年上の従兄を見やると、そのままプールへ飛び込んだのだった。
◆ ◆ ◆
軽くシャワーを浴びながら思う。
勝手に長月の設定を変えてしまったが、麗が自分と結婚したらそれも問題はないだろう。だが先ほどの霧島のように麗を婚約者として紹介すれば、長月はフリーと見なされて近寄ってくる害虫が増える恐れがありそうだ。
それならやはり虫除けの為にも、一刻も早く婚約指輪と結婚指輪を作らなければ。
「婚約指輪はデザインをまだお願いしているところでしたね・・・少し急がせますか」
知り合いのジュエリーデザイナーにお願いした指輪のデザインもそろそろ出来るはずだ。早く身につけさせないと安心できないほど、離れている時間が長くて不安になる。一体この気持ちはどこまで育つのか。
キュ、とシャワーの蛇口をひねり水を止めた。タオルで頭や体を拭いて着替えながら、ふと先ほどの会話を思い出す。
「麗は絶対に自分からPVに出たとは言いませんね・・・それなら、黙っていたことにお仕置きをしないと」
くすり、と微笑んだ白夜は想像をめぐらせる。
もし彼女が自分からPVに出た事を自分に報告したら。その件については煩く言わないでおくつもりだ。しかしながら、もし黙り続けて隠し通そうとするのなら・・・?
――その時は、二度と他の男の前で妖艶で挑発的な姿などを見せないように、一言二言告げる必要がある。
勿論その場合は、彼女がもうしないと誓うような罰を与えることになるが・・・
「さて。それはそれで楽しそうですね」
どっちに転ぶか、白夜には既に先が見えるようだった。
*一部表現を変更しました*
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麗が朝姫の手を引っ張りながらシャワー室へ向った後。
残された白夜は自社の社員である霧島と彼の従弟の潤に向き合った。そして背後の扉がしっかりと閉まる音を確認した後、今思い出したかのように金髪の青年に尋ねる。
「ところで、君のお知り合いの"一ノ瀬 麗"さんとはどのような方なのでしょうか?」
初対面の人間相手にも警戒心を抱かせない白夜の微笑みは、同性にも有効だ。穏やかな口調で訊けば大抵の人間は友好的に答えてくれる。そして今回も、AddiCtメンバー最年少である霧島 潤はやんちゃな少年っぽさを残した笑顔で答えた。
「ああ、同姓同名の麗か。実は俺は会ったことないんですよ」
「会ったことがない?」
聞き返す白夜に潤は頷いた。
なら何故知っていると、意味がわからない霧島はつい口を挟む。
「お前会ったことがないのに社長の婚約者を別人だと言ったのか?」
霧島は軽く眉間に皺を寄せた。怒った様子はなかったが、不快に思われたかもしれないと思うと若干冷や汗が流れるようだ。目の前の社長は気にした様子がないが、いつも微笑んでいる彼の本音は自分には読めない。
「俺じゃなくて同じバンドのメンバーが面識あるんだよ。この前もKが麗連れて来たって言うんで会いに行った時は既に帰った後でさー。ちゃかりQは挨拶済ませたらしいけど、Aなんかその後かなり悔しがってて。ま、あんな映像見せられれば確かに実物見たいって思うけど」
Kとは同じAddiCtのボーカルだったか・・・と、白夜はあまり多くはない芸能情報を瞬時に頭の中で探る。そういえばテロの時、麗と一緒にホテルから出てきたのが彼ではなかったか。テントウムシのサンバを歌ってあげると言った独特な雰囲気を漂わせていた彼とは、自分は会話をしていなかった気がする。確かに会場内で麗の近くにいたし、ホテルから出た後も彼女と親しげに会話をしていた。
――それなら、Kと知り合いの麗はまさしく先ほどまでここにいた麗ではないのか?
(平常心を装っていましたが、若干動揺していましたしね・・・)
普通の人間には気付かれないほど些細な変化も自分が見逃すことはない。にこやかな笑顔を貼り付けていたが、若干顔は引きつっていた。同姓同名と判断されて安堵したようだったが。
明らかに彼女は何かを隠している。そしてそれは自分に対して秘密にしたいのか、それとも・・・
「あんな映像とは一体何の映像なのでしょうか?気になりますね」
まるで世間話の延長のように白夜が問いかけると、霧島も頷きながら説明を促した。
「この間新曲のPVを撮ったんだよ。洋館を貸しきってさ。んで本当は来栖レイラが来る予定だったんだけど急遽来れなくなって代役で入ったのが麗だったんだ。まあKの相手役だったから俺には関係なかったけど」
「PVにその一ノ瀬さんと同じ名前の方が出たのか?すごいな。どんなシーンだったんだ?」
PV撮影と聞いて霧島は興味を惹かれたようだ。その様子に機嫌を良くした潤は調子に乗って説明を続ける。
「まあシーンは見てのお楽しみだけど、その麗がすっげー美女で!黒髪ストレートのパッツン前髪に瞳の青が色っぽくってさー。仕草とか流し目とか、映像見ただけでちょっと惹き付けられるもんがあったのに、あれを間近で、しかも目の前でやられたら間違いなくAじゃなくても手出しそうになるよなーって。Kだから靡かなかっただけだと思うよ、マジで」
「黒髪の青い目?なら別人だろ。いくらメイクしても彼女はどちらかと言うとかわいらしい感じの女性じゃないか。妖艶とかのイメージとは違う気がするが・・・」
首を捻って先ほどの麗を思い出そうとする霧島は、白夜に問いかけた。
「社長はどう思われます?やっぱり別人ですよね」
思案に耽っていた白夜は顔を上げると、「そうですね」と同意した。そのことに霧島はほっと安堵の溜息を吐いた。
だが白夜の本心では全くそう思っていなかった。
麗が既に変装好きで別人になる為にメイクを研究しているのを知っている。仕事での必要性を感じて始めたのであろう他人になりきる特技は、今では日常的に取り入れて披露しているはずだ。自分と出会った当初の麗は、ずっとウィッグと伊達眼鏡をかけて、化粧も今とは全く異なっていた。しかも口調まで変えた徹底振りだ。
別人になりきるのは恐らく彼女の趣味でもある。それを知らない人間が、ほとんど素顔の麗を見て別人だと判断するのは当然だろう。しかも話だけで今まで一度も会ったことがないのなら、尚更だ。
白夜は2人に気付かれないように目を眇めた。
新曲のPV撮影に参加した話は聞いていない。勿論AddiCtのメンバーと会話をするくらい親しい仲になっていたのも知らない。別に麗の交友関係や仕事内容を全て把握したいわけじゃないが、どうしても気になってしまう。束縛など鬱陶しいと思われるだろうからしたくはない。知っている事より知らない事のが多いのは仕方がないのに、秘密や隠し事をされるのは面白くなかった。自分だって言えないことはたくさんあるのに。
(いけませんね・・・自分で気付かないほど、心が狭くなっているようです)
麗のことになるとどうやら寛大でいるのは難しい。
危なくないように先回りをして危険から回避して、事務所での仕事も一つずつ選んで把握して、全てを知りたい守りたいと思ってしまうのは行き過ぎた恋情なのだろう。麗が仕事を続けることに反対はしない。出来るなら正社員にして週5日ずっと秘書業務に携わっていてほしいが、あくまでも事務所に依頼してパートとして来てくれる事で彼女の居場所を守っているのだ。
そうだ、自分は彼女の居場所(事務所)を奪うつもりはない。
麗が鷹臣を尊敬していて傍で働きたいと思う気持ちを尊重したいと思う。だが、同時に危険を伴う仕事に懸念や不安がないわけではない。怪我はしないか、危なくはないか。どこか無鉄砲で危なっかしい麗が、目を離した隙に何をしでかすのか落ち着かなくなる。
けれどそんな自分は隠し通すつもりでいる。心が狭い束縛男なんて、女性からしてみれば嫌な男だろう。
だからいちいち麗の事務所での仕事を聞いた事はなかったが、どうやら今回ばかりはそうもいかないようだ。何せ今まで自分が見たこともないような妖艶で色っぽい麗が映像に残っているのだ。そんな物を不特定多数の人間に見せるなんて冗談じゃない。
「その新曲のCDはいつ発売されるのですか?」
「えーと、確か来月の1週目くらいだったかな」
正確な日付まで把握していないようだが、それさえ分かればもう大丈夫だろう。
白夜はお礼を告げると、2~3会話を交わしてから2人を残してシャワー室へ向うことにした。
だが、ふいに何かを思い出したかのように立ち止まると、後ろを振り返る。
「そうでした、霧島君」
「はい、何でしょう?」
どこか大型犬を彷彿とさせ、鍛えられた体躯を持つ彼は、人懐っこい笑顔を浮かべた。
「君が先ほど気にしていたことですが。実は公にはしていませんが、長月は既に既婚者なので私と交際などはありえないのですよ」
堂々と今思いついた嘘を伝えた白夜に、霧島は目を見開いて驚いていた。
「え、ええ!そうだったんですか!ご結婚されて・・・そっか。それなら、逆に安心ですね」
「事情があって隠していたのですが。業務中は結婚指輪も外しているので驚かれるのも無理はありません」
「そういえば何もつけていませんでしたね・・・なるほど。それでお忙しいからパートなのですか」
勝手に納得してくれた霧島に、白夜は頷き返して「そういうことです」と一言添えた。
そしてごゆっくりと来たばかりの彼等にプールを堪能するよう告げると、そのままシャワー室へ向う。
残された霧島は、首を傾げながらぽつりと独り言を漏らした。
「あれ?何で俺ちょっとショック受けてるんだ?」
その独白を聞いた潤は、「傷は浅くてよかったな」とどこか呆れた眼差しで年上の従兄を見やると、そのままプールへ飛び込んだのだった。
◆ ◆ ◆
軽くシャワーを浴びながら思う。
勝手に長月の設定を変えてしまったが、麗が自分と結婚したらそれも問題はないだろう。だが先ほどの霧島のように麗を婚約者として紹介すれば、長月はフリーと見なされて近寄ってくる害虫が増える恐れがありそうだ。
それならやはり虫除けの為にも、一刻も早く婚約指輪と結婚指輪を作らなければ。
「婚約指輪はデザインをまだお願いしているところでしたね・・・少し急がせますか」
知り合いのジュエリーデザイナーにお願いした指輪のデザインもそろそろ出来るはずだ。早く身につけさせないと安心できないほど、離れている時間が長くて不安になる。一体この気持ちはどこまで育つのか。
キュ、とシャワーの蛇口をひねり水を止めた。タオルで頭や体を拭いて着替えながら、ふと先ほどの会話を思い出す。
「麗は絶対に自分からPVに出たとは言いませんね・・・それなら、黙っていたことにお仕置きをしないと」
くすり、と微笑んだ白夜は想像をめぐらせる。
もし彼女が自分からPVに出た事を自分に報告したら。その件については煩く言わないでおくつもりだ。しかしながら、もし黙り続けて隠し通そうとするのなら・・・?
――その時は、二度と他の男の前で妖艶で挑発的な姿などを見せないように、一言二言告げる必要がある。
勿論その場合は、彼女がもうしないと誓うような罰を与えることになるが・・・
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