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炎の継承者
受け継がれる炎
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「ググルゥゥウ」
断末魔の悲鳴を上げてオークが倒れる。
今日はもう3匹もオークを倒した。
この森でこんなにオークがいるとは異常だ。
「どうなってんだ、とにかく狩りは中止にして今日はもう戻った方が良いな」
そう呟くとカートは村に向けて走り出した。
十分程だろうか?
走るカートの視界に黒い煙が見えて来た。
「な、なんだ!」
カートは走る速度を上げる。
村が見えて来たが、なんと村はオークの群れに襲われている様だ。
村の前では父や村の男達がオークと戦っている。
カートは数年前、森でコボルトを倒した後に父から貰った剣を抜き放ち近くに居たオークを切り捨てる。
村の正面では父が複数のオークを相手に戦って居た。
「ぬぉぉお!」
裂帛の気合いと共に振り下ろされた剣からはその二つ名の通り、紅蓮の炎が巻き起こり、オークを飲み込んで行く。
父の持つ剣は火属性の上位属性である炎属性の魔法が込められた魔法剣だ。
「父さん!」
「カートか!無事だったのだな」
「ああ、俺も戦うよ!」
「いや、ここは俺達だけで大丈夫だ。
村の広場にみんなが避難している。
お前はそこに行け!」
「な、避難しろって言うのか!」
「違う、オークが数匹村の中に入り込んでいる。
お前は村人達を守っている母さんと合流するんだ」
「わ、分かった」
カートは村の広場を目指し駆け出した。
「灼熱の柱よ 焼き尽くせ フレイムピラー」
広場から火柱が上がる。
母の魔法だ。
「母さん!」
「カート!無事だったのだね」
「俺も戦うよ!」
「気をつけて、上位種も居るわ」
「分かった」
そうして居るうちにオークの上位種、ハイオークが現れた。
母は3匹のオークの相手で手一杯だ。
このハイオークはカートが1人で相手にする事になる。
「はっ!」
「ブゥモ!」
カートの剣をハイオークは槍で器用に捌いていく。
「くっ!」
カートが一旦距離を取るとハイオークはすかさず槍を回す。
高速で振られた槍で瓦礫を弾く。
飛来する礫をギリギリで躱したカートは無詠唱でファイアーボールを2つ放つと同時にハイオークに駆け寄る。
ハイオークは槍を振るってファイアーボールを打ち払うがその隙を突いたカートの剣はハイオークの喉を切り裂く。
「ブゥギョォォオ!」
ハイオークが倒れると母が駆け寄って来た。
「カート、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ」
どうやらオークの襲撃もそろそろ終わりの様だ。
オークの襲撃から数日後、かなりの規模の襲撃だった。
村人に死者は出なかったが、数人の重傷者が居た。
「うぐっ……すまんな、カート」
「大丈夫か、父さん」
父も重傷を負った1人だった。
複数のハイオークを1人で相手にしたらしい。
「カート、お前にコレをやろう」
「コレは」
父は自らの剣を取り出すとカートに手渡した。
「俺はもう戦えない。
その魔法剣はお前にやる。
これからはお前が母さん達を守るんだ」
「分かった。
俺がこの剣で母さん達を守るよ」
カートは父から譲り受けた剣に誓うのだった。
断末魔の悲鳴を上げてオークが倒れる。
今日はもう3匹もオークを倒した。
この森でこんなにオークがいるとは異常だ。
「どうなってんだ、とにかく狩りは中止にして今日はもう戻った方が良いな」
そう呟くとカートは村に向けて走り出した。
十分程だろうか?
走るカートの視界に黒い煙が見えて来た。
「な、なんだ!」
カートは走る速度を上げる。
村が見えて来たが、なんと村はオークの群れに襲われている様だ。
村の前では父や村の男達がオークと戦っている。
カートは数年前、森でコボルトを倒した後に父から貰った剣を抜き放ち近くに居たオークを切り捨てる。
村の正面では父が複数のオークを相手に戦って居た。
「ぬぉぉお!」
裂帛の気合いと共に振り下ろされた剣からはその二つ名の通り、紅蓮の炎が巻き起こり、オークを飲み込んで行く。
父の持つ剣は火属性の上位属性である炎属性の魔法が込められた魔法剣だ。
「父さん!」
「カートか!無事だったのだな」
「ああ、俺も戦うよ!」
「いや、ここは俺達だけで大丈夫だ。
村の広場にみんなが避難している。
お前はそこに行け!」
「な、避難しろって言うのか!」
「違う、オークが数匹村の中に入り込んでいる。
お前は村人達を守っている母さんと合流するんだ」
「わ、分かった」
カートは村の広場を目指し駆け出した。
「灼熱の柱よ 焼き尽くせ フレイムピラー」
広場から火柱が上がる。
母の魔法だ。
「母さん!」
「カート!無事だったのだね」
「俺も戦うよ!」
「気をつけて、上位種も居るわ」
「分かった」
そうして居るうちにオークの上位種、ハイオークが現れた。
母は3匹のオークの相手で手一杯だ。
このハイオークはカートが1人で相手にする事になる。
「はっ!」
「ブゥモ!」
カートの剣をハイオークは槍で器用に捌いていく。
「くっ!」
カートが一旦距離を取るとハイオークはすかさず槍を回す。
高速で振られた槍で瓦礫を弾く。
飛来する礫をギリギリで躱したカートは無詠唱でファイアーボールを2つ放つと同時にハイオークに駆け寄る。
ハイオークは槍を振るってファイアーボールを打ち払うがその隙を突いたカートの剣はハイオークの喉を切り裂く。
「ブゥギョォォオ!」
ハイオークが倒れると母が駆け寄って来た。
「カート、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ」
どうやらオークの襲撃もそろそろ終わりの様だ。
オークの襲撃から数日後、かなりの規模の襲撃だった。
村人に死者は出なかったが、数人の重傷者が居た。
「うぐっ……すまんな、カート」
「大丈夫か、父さん」
父も重傷を負った1人だった。
複数のハイオークを1人で相手にしたらしい。
「カート、お前にコレをやろう」
「コレは」
父は自らの剣を取り出すとカートに手渡した。
「俺はもう戦えない。
その魔法剣はお前にやる。
これからはお前が母さん達を守るんだ」
「分かった。
俺がこの剣で母さん達を守るよ」
カートは父から譲り受けた剣に誓うのだった。
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