6 / 66
マーリンさんの学業奮闘記
マーリンさん、お友達ができる
しおりを挟む
集会で学院長の長い話と、首席であるシンシアさんの挨拶が終わり、教室へと戻って来た私達は微妙な空気から脱けだすため、会話を試みた。
「え、え~と、さっきのシンシア様の挨拶、素晴らしかったです」
「ふふ、気を使う必要は有りませんわ。
ありきたりで当たり障りのない挨拶でしたもの。
それと敬語も要りませんし、わたくしの事はシアと呼んで下さい」
「え、良いの?敬語とか苦手だからそう言ってくれると嬉しいよ」
「はい。そもそも公爵令嬢なんて言われてもそれはわたくしの生まれた家が偉いだけで、わたくし個人が手に入れた物では有りませんわ」
「確かに、俺たちは民から敬われる立場にあるが、たまたま貴族に生まれただけだからな。
俺たちは此処から努力して、敬われるだけの人間に成らなければならない。
俺の事もレオと呼んでくれ。もちろん敬語など不要だ」
「レオ様はお立場が有るのですからほどほどにして下さいまし」
「わ、分かってるよ、シア」
「ははは、今から尻に敷かれていますねレオ。
女性は怒らせると怖いですよ。
ぼくの事はアルと呼んで下さい。
これからよろしくお願いします。
クルス、マーリン」
「こここ、此方こそ、よ、よろしくお願いします」
「よろしく~、所で貴族組の3人は知り合いなの?」
私が気になった事を聞いてみるとレオが3人の関係を教えてくれた。
「俺とシアは婚約している。まだ国民には発表してい無いが、来年俺の成人と共に発表する予定だ。
アルは俺の父上とアルの父上が学院の同期でな幼い頃から何度も会っている」
「僕とシア嬢は初めて会ったけどレオから何度も惚気話しを聞かされたからね」
「お、おい!アル、何を言っている」
「ふふふ、わたくしもレオ様からアルさんの事は聞き及んでおります。
大切な親友なのだと」
「な、シア!」
「アルさん、後でお話を聞かせてくださいまし」
「はい。もちろん」
おぉ、この国の第1王子が弄られている。
学院の外では有りえないわね。
「ひゃ~、マーリンさんは凄いですね。国のトップと言えるくらいの高位貴族の方達と普通に談笑出来るなんて」
「そお?本人達が普通にしてくれって言ってるんだから普通にしたら良いじゃない」
「そ、そうでしょうか?」
「マーリンの言う通りだぞクルス。このSクラスを卒業すればほぼ間違いなく上流階級の場に出るのだからな。
今の内に慣れておいた方が良いぞ」
「は、はい。でん……れ、レオくん。頑張ります」
クルスはかなり気が小さいようね。
此ればかりは慣れてもらうしかない。
「所でアルさっきからどうした。元気が無いようだが、何か悩みでも有るのか?」
幼馴染であるレオにはアルの様子がおかしく見えたみたいだ。
私には全く分からない。
「レオには敵わないな。
……実は妹の病状があまり良くなくてね」
「あぁ、ユーリア嬢の石化の奇病か」
「噂は聞いたことが有りますわ」
「うちの執事が大陸中の医者に声を掛けたんだけど手がかりがなくてね。
マーリンは大賢者イナミ様の弟子なんだよね。
身体が少しずつ石になって行く奇病について何かしらないかい?」
「ごめん。私は魔法を重点的に習ってたから、薬草や病気に関しては基本的なことしかしらないんだ」
「そうか」
「そうだ!ならこの学院の図書館に行って病気について調べようぜ」
「そうですわね。わたくしもお手伝いいたします」
「ぼ、僕もお手伝いします」
「私も手伝うよ」
「みんな……ありがとう」
「そうですわ!大陸中を探したなら今度は東方の島国へ行ってみてはどうですか?
我々とはかなり違う文化を持っていましたから、何か分かるかもしれませんわ」
「しかし、東方の島国は最近交流が始まったばかりの国、そう簡単に入国できませんよ」
「それならわたくしにお任せ下さい、東方の島国へ行けるように手配いたしますわ」
「本当ですか?ならすぐに実家に手紙でしらせます」
アルとシアは手紙を書く為、部屋に戻り、私達は先に図書館へと向かう事になった。
「え、え~と、さっきのシンシア様の挨拶、素晴らしかったです」
「ふふ、気を使う必要は有りませんわ。
ありきたりで当たり障りのない挨拶でしたもの。
それと敬語も要りませんし、わたくしの事はシアと呼んで下さい」
「え、良いの?敬語とか苦手だからそう言ってくれると嬉しいよ」
「はい。そもそも公爵令嬢なんて言われてもそれはわたくしの生まれた家が偉いだけで、わたくし個人が手に入れた物では有りませんわ」
「確かに、俺たちは民から敬われる立場にあるが、たまたま貴族に生まれただけだからな。
俺たちは此処から努力して、敬われるだけの人間に成らなければならない。
俺の事もレオと呼んでくれ。もちろん敬語など不要だ」
「レオ様はお立場が有るのですからほどほどにして下さいまし」
「わ、分かってるよ、シア」
「ははは、今から尻に敷かれていますねレオ。
女性は怒らせると怖いですよ。
ぼくの事はアルと呼んで下さい。
これからよろしくお願いします。
クルス、マーリン」
「こここ、此方こそ、よ、よろしくお願いします」
「よろしく~、所で貴族組の3人は知り合いなの?」
私が気になった事を聞いてみるとレオが3人の関係を教えてくれた。
「俺とシアは婚約している。まだ国民には発表してい無いが、来年俺の成人と共に発表する予定だ。
アルは俺の父上とアルの父上が学院の同期でな幼い頃から何度も会っている」
「僕とシア嬢は初めて会ったけどレオから何度も惚気話しを聞かされたからね」
「お、おい!アル、何を言っている」
「ふふふ、わたくしもレオ様からアルさんの事は聞き及んでおります。
大切な親友なのだと」
「な、シア!」
「アルさん、後でお話を聞かせてくださいまし」
「はい。もちろん」
おぉ、この国の第1王子が弄られている。
学院の外では有りえないわね。
「ひゃ~、マーリンさんは凄いですね。国のトップと言えるくらいの高位貴族の方達と普通に談笑出来るなんて」
「そお?本人達が普通にしてくれって言ってるんだから普通にしたら良いじゃない」
「そ、そうでしょうか?」
「マーリンの言う通りだぞクルス。このSクラスを卒業すればほぼ間違いなく上流階級の場に出るのだからな。
今の内に慣れておいた方が良いぞ」
「は、はい。でん……れ、レオくん。頑張ります」
クルスはかなり気が小さいようね。
此ればかりは慣れてもらうしかない。
「所でアルさっきからどうした。元気が無いようだが、何か悩みでも有るのか?」
幼馴染であるレオにはアルの様子がおかしく見えたみたいだ。
私には全く分からない。
「レオには敵わないな。
……実は妹の病状があまり良くなくてね」
「あぁ、ユーリア嬢の石化の奇病か」
「噂は聞いたことが有りますわ」
「うちの執事が大陸中の医者に声を掛けたんだけど手がかりがなくてね。
マーリンは大賢者イナミ様の弟子なんだよね。
身体が少しずつ石になって行く奇病について何かしらないかい?」
「ごめん。私は魔法を重点的に習ってたから、薬草や病気に関しては基本的なことしかしらないんだ」
「そうか」
「そうだ!ならこの学院の図書館に行って病気について調べようぜ」
「そうですわね。わたくしもお手伝いいたします」
「ぼ、僕もお手伝いします」
「私も手伝うよ」
「みんな……ありがとう」
「そうですわ!大陸中を探したなら今度は東方の島国へ行ってみてはどうですか?
我々とはかなり違う文化を持っていましたから、何か分かるかもしれませんわ」
「しかし、東方の島国は最近交流が始まったばかりの国、そう簡単に入国できませんよ」
「それならわたくしにお任せ下さい、東方の島国へ行けるように手配いたしますわ」
「本当ですか?ならすぐに実家に手紙でしらせます」
アルとシアは手紙を書く為、部屋に戻り、私達は先に図書館へと向かう事になった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!
貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。
腹に彼の子が宿っている? そうですか、ではお幸せに。
四季
恋愛
「わたくしの腹には彼の子が宿っていますの! 貴女はさっさと消えてくださる?」
突然やって来た金髪ロングヘアの女性は私にそんなことを告げた。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる