神々の間では異世界転移がブームらしいです。《サイドストーリー》

はぐれメタボ

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マーリンさんの学業奮闘記

マーリンさん、遠征に行く

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  いよいよ、遠征の日が来た。
  私達は、ユウ先生のアドバイスを受けて、装備を整えたり、教わったポーションを作成したりと、準備を整えて来た。
  そして、私達は今、訓練所に集められている。
  先生から指示が有るまで待機とのことなので、今のうちに装備の確認や現地での行動を相談しておく。
  先程、今回の遠征の課題が発表されたのだ。
  今回の遠征での課題は現地で1人3つ魔石を手に入れる事だ。
  遠征での課題は毎年変わる。
  去年は1人銀貨1枚分以上の価値がある薬草を採取する事、一昨年は、1日ほど先の目的地まで向かう事だったそうだ。

「今回の課題は魔石か」

「つまり、魔物を倒せって事だね」

「わたくし達は5人、15体の魔物を倒せはクリアですわね」

「向こうでのスタート地点にもよるけど、やっぱりどこかに拠点を構えて罠を張るのがいいのではないですか?」

「確かにクルスの案は安全な方法だが、今回の遠征は時間制限があるんだぞ。
  魔物が罠にかかるのを待っていると時間切れで減点される」

「でも無茶をして大怪我をするより、減点されて補習を受ける方が良いと思うわよ」

「集めた情報では魔石が採れる魔物は弱いもので、ゴブリン、強いものだとハイオークやブラッドドックなどが確認されている様ですわ」

「間を取ってまず拠点を設置、その周りに罠を張って、拠点を中心に辺りを索敵でどうかしら?」

「俺はそれで構わない」

「わたくしも異論はありませんわ」

「僕も良いと思います」

「僕も良いよ」

「じゃあ、基本方針はコレで。
  あとは現地で臨機応変ってことで」

  みんなが頷くのを確認して、次の話題に移る。
  私達が野営でのお互いの役割を確認し終わった頃、先生から出発すると指示があった。
  そして私達の遠征が始まった。

  遠征の目的地は王都郊外の森だ。
  この森は国の管理下にあり、学院の為に管理されている森だ。
  一応、遠征の前には国から依頼を受けた冒険者が間引きをしている為、魔物に囲まれたりはしないはずだ。
  半日掛けて森の前の平原に到着する。
  成績下位の者はこの平原で先生の指導のもと講習を受ける事になる。
  私達を含む、成績上位者は森で魔石集めだ。

「よし、今日はここで野営する。
  今晩の見張りは先生達が交代行うからお前達はしっかりと休んで、明日に備える様に!」

  先生の指示を聴いた後、野営の用意をする。
  私達はユウ先生のアドバイスを受け、事前にしっかりと道具の使い方や役割分担を確認していたので、野営の用意はスムーズに進んだ。

「おい!何をグズグズとやっている!
  この俺をいつまで待たせる気だ!
  テントくらいさっさと組め、役立たずが!」

「す、すみません」

「すぐに用意します」

  隣はAクラスのバカ貴族と取り巻き達だ。
  あんな奴でも成績は上位なのだから貴族教育とは凄いものだ。

「貴族の恥だな」

「まったくですわ」

「少しは自分でやれば良いのにね」

  レオとシア、アルの貴族組は呆れ果てた目でおバカなランスなんとかくんを見ている。
  今はバカ貴族に構わず、明日の予定を詰めておこうと、私はみんなに声を掛けるのだった。
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