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マーリンさんの学業奮闘記
マーリンさん、イラつく
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「ウインドカッター!」
アルが詠唱を省略して放った風の刃はオークの死角から頭に直撃する。
詠唱をしなかった為、ウインドカッターの威力は大した物では無かったが、不意を打たれたオークはバランスを崩す。
アルはその隙を見逃す事はなく、オークの足を槍で掬い上げ、転倒させる。
すかさずクルスが走り寄り、短剣で、オークの喉を切り裂く。
Aクラスの生徒はどうにか隙を見て逃がす事が出来た。
オークも少しづ数を減らす事が出来ている。
これであとは、オーク2体とオークジェネラルだ。
「ぐごぉぉお!」
オークジェネラルが鋭く踏み込み、槍を突き出して来た。
速い!
私が後ろに跳ぶが、オークジェネラルの槍の間合いから抜ける事は出来なかった。
槍の穂先が私の喉を貫く寸前、シアの盾が割って入り事無きを得た。
「わたくしがオークジェネラルを抑えます!
その間にオークを倒して下さい」
「わ、分かったわ」
「アル、クルス、お前達は右の奴を倒せ!」
「了解」
「分かりました」
「風よ 炎よ 猛き戦士たちに 駆け抜ける翼を 悪を断ち切る刃を 多重上級付与」
今の私に出来る最上級の付与を4人に掛ける。
そして、私もレオの後を追い、オークに接近する。
風と炎の付与を受けたレオは疾風の様にオークの懐に飛び込むと炎の尾を引く剣でオークを斬りつける。
「ぐぶぉお!」
「レオ、下がって!」
私の声にレオは素早く飛び退く。
「風よ 炎よ 渦巻き 貫け ボルケーノランス」
風で出来た槍が炎を纏い、豪炎となる。
私の固有魔法、合成魔法だ。
風の力を取り込んだ炎はオークの胴体に大きな穴を開ける。
高威力だか、隙が大きいのが難点だ。
少し離れた場所では手数の多いアルとクルスの攻撃で傷だらけとなったオークが倒れるところだった。
「シアのところに急ぐぞ!」
「ええ」
私達はオークジェネラルを足止めしているシアの元に急いだ。
シアは私達の中で1番強いが戦闘経験は同じ様なものだ。
急いでフォローに入る。
「シア、大丈夫⁉︎」
「なんとか、マーリンさんの付与のお陰ですわ」
「ふん!」
「はっ!」
シアの左右からレオとアルが武器を振り抜くが、オークジェネラルは巧みに鎧で受け、ダメージを最小限で抑える。
「やっ!」
「ぐるぅぅがぁぁあ‼︎」
クルスが投擲した短剣が右頬を掠めるとオークジェネラルは激怒したのか腹の底に響く様な雄叫びをあげる。
そして、オークジェネラルがこちらに駆けて来ようとした時、怒りで周りが見えていなかったのだろう、足元の木の根に一瞬足を取られ、動きがとまる。
私達はその隙を逃さなかった。
私とシアの魔法がオークジェネラルの鎧を砕き、アルとクルスが振り上げられていた槍を止めた。
「斬撃最大強化」
斬撃の威力を最大限に強化したレオの一閃はオークジェネラルの首を斬り落としたのだった。
最大のピンチを脱した私達はオークジェネラルとオークの魔石と素材を回収し、森から出る為、歩き出す。
「どうしたのよ、クルス?」
「ん? なんでも有りませんよ」
クルスが森の木々に向かってお辞儀をしていた。
なにがしたいのか分からないが、まぁ、良いや。
今日は安全な平野でゆっくり休みたい。
あ!
あと、あのバカ貴族のランスなんとかをぶん殴らないと!
思い出したらイライラして来た。
アルが詠唱を省略して放った風の刃はオークの死角から頭に直撃する。
詠唱をしなかった為、ウインドカッターの威力は大した物では無かったが、不意を打たれたオークはバランスを崩す。
アルはその隙を見逃す事はなく、オークの足を槍で掬い上げ、転倒させる。
すかさずクルスが走り寄り、短剣で、オークの喉を切り裂く。
Aクラスの生徒はどうにか隙を見て逃がす事が出来た。
オークも少しづ数を減らす事が出来ている。
これであとは、オーク2体とオークジェネラルだ。
「ぐごぉぉお!」
オークジェネラルが鋭く踏み込み、槍を突き出して来た。
速い!
私が後ろに跳ぶが、オークジェネラルの槍の間合いから抜ける事は出来なかった。
槍の穂先が私の喉を貫く寸前、シアの盾が割って入り事無きを得た。
「わたくしがオークジェネラルを抑えます!
その間にオークを倒して下さい」
「わ、分かったわ」
「アル、クルス、お前達は右の奴を倒せ!」
「了解」
「分かりました」
「風よ 炎よ 猛き戦士たちに 駆け抜ける翼を 悪を断ち切る刃を 多重上級付与」
今の私に出来る最上級の付与を4人に掛ける。
そして、私もレオの後を追い、オークに接近する。
風と炎の付与を受けたレオは疾風の様にオークの懐に飛び込むと炎の尾を引く剣でオークを斬りつける。
「ぐぶぉお!」
「レオ、下がって!」
私の声にレオは素早く飛び退く。
「風よ 炎よ 渦巻き 貫け ボルケーノランス」
風で出来た槍が炎を纏い、豪炎となる。
私の固有魔法、合成魔法だ。
風の力を取り込んだ炎はオークの胴体に大きな穴を開ける。
高威力だか、隙が大きいのが難点だ。
少し離れた場所では手数の多いアルとクルスの攻撃で傷だらけとなったオークが倒れるところだった。
「シアのところに急ぐぞ!」
「ええ」
私達はオークジェネラルを足止めしているシアの元に急いだ。
シアは私達の中で1番強いが戦闘経験は同じ様なものだ。
急いでフォローに入る。
「シア、大丈夫⁉︎」
「なんとか、マーリンさんの付与のお陰ですわ」
「ふん!」
「はっ!」
シアの左右からレオとアルが武器を振り抜くが、オークジェネラルは巧みに鎧で受け、ダメージを最小限で抑える。
「やっ!」
「ぐるぅぅがぁぁあ‼︎」
クルスが投擲した短剣が右頬を掠めるとオークジェネラルは激怒したのか腹の底に響く様な雄叫びをあげる。
そして、オークジェネラルがこちらに駆けて来ようとした時、怒りで周りが見えていなかったのだろう、足元の木の根に一瞬足を取られ、動きがとまる。
私達はその隙を逃さなかった。
私とシアの魔法がオークジェネラルの鎧を砕き、アルとクルスが振り上げられていた槍を止めた。
「斬撃最大強化」
斬撃の威力を最大限に強化したレオの一閃はオークジェネラルの首を斬り落としたのだった。
最大のピンチを脱した私達はオークジェネラルとオークの魔石と素材を回収し、森から出る為、歩き出す。
「どうしたのよ、クルス?」
「ん? なんでも有りませんよ」
クルスが森の木々に向かってお辞儀をしていた。
なにがしたいのか分からないが、まぁ、良いや。
今日は安全な平野でゆっくり休みたい。
あ!
あと、あのバカ貴族のランスなんとかをぶん殴らないと!
思い出したらイライラして来た。
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