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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第1部 《漆黒の少女》
156話 石版とわたし
お久しぶりです。
『君はなかなか教会に来てくれなかったからね』
済みません、色々と忙しかったもので……
『ああ、気にしなくて良いよ。
それで、今日は僕に何か用事があって来たのかい?』
いいえ、新しく手に入れたスキルについて調べる為に来たのですよ。
あ、そうだ!
あの称号はなんですか?
『あーあれね、どう?
この前、風呂に入っている時にふと思いついてね。
ちょっと着けてみたんだよ』
そ、そうですか……
なにか意味はあるのですか?
『一応、僅かだけど身体能力の上昇と犯罪者に対する場合のステータスの微上昇の効果があるよ』
なんだかゲームみたいですね。
『否定はしないよ。
僕達の様な存在に取って小世界の管理は趣味みたいな物だからね。
君が元いた世界でも仮想世界を管理して、発展させるゲームがあるだろう?
似たような物だよ』
つまり、神様にとってこの世界で起こっている事は全て微笑ましい出来事程度だと言う訳ですか。
では神の力で邪神や魔族を倒したりはしてくれないのですね?
『まあね。
勘違いして貰っては困るけど僕は別に君たち人間の味方と言う訳ではないよ。
魔族も邪神もその世界で生まれた者だからね。
僕からみれば人間と魔族の違いなんてあってない様な物だよ。
それに、改造データでプレイしても詰まらないだろう?』
なるほど、神の視点ってやつですね。
所で、わたしの王者の瞳のスキルはなんなのですか?
『あれに関しては僕は何もしてないよ。
覚醒の宝玉は使用者の潜在能力を引き出すアイテムだからね。
王者の瞳は君がもともと持っていた力だよ』
そうですか……ではやはり、自分で調べるしか有りませんね。
『ふふ、そうだね。
僕は人間の味方も魔族の味方もしないけど君たち異世界から来た3人の事は応援しているよ。
さて、もう時間がないな。
じゃあ頑張ってね』
はい、ありがとうございます。
「どうしたのだ、ユウ殿?」
「いえ、なんでも有りませんよ。
立派な教会ですね」
「ははは、王都で1番大きな教会だからな。
さぁ、こっちだ」
フレイド様に連れられて教会の奥の部屋に入ります。
部屋の中には聖職者らしき老年の男性が1人待っていました。
「お待ちしておりました、私はこの教会を預かっております大司教のクイレルと申します」
「うむ、私はガスト辺境伯である。
こちらは私が懇意にしている冒険者のユウ殿だ」
「ユウです、よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします」
「先触れの者から聞いていると思うが本日はこちらのユウ殿のステータスチェックをお願いしたい」
「はい、用意できております」
そう言うとクイレル大司教は部屋の隅にあった棚の鍵を開けて両手で抱えてるくらいの石版を取り出し、机の上に置きました。
「さぁ、この石版の魔法陣に手を着いて魔力を流せばステータスを確認できますよ」
そう言うとクイレル大司教は部屋の隅に置いてある椅子に腰を掛けました。
するとフレイド様達、辺境伯家の皆さんもわたしから離れます。
プライバシーへの配慮でしょうか?
「では」
わたしは言われた通り魔法陣に手を置き、魔力を流そうとして気がつきました。
わたしのステータスの称号欄には異世界人と書かれていますし、付与スキルには明らかに異常なスキルの数々が並んでいます。
なんとなく辺境伯家の皆さんの前でステータスを見る流れになってしまいました。
これは不味いですかね?
恐らくフレイド様はこの後ステータスを見ても良いか?と聞いてくるでしょう。
多分、フレイド様は狙ってこの流れに持ち込んだのではないでしょうか?
しかし、今更、ステータスを見ないで欲しいと言うのは、何かを隠していますと言うのと同義ですよね?
んーまぁ、良いか。
バレたとしても辺境伯家の人達なら大丈夫でしょう。
何かあるなら帝国にでも逃げれば良いですし。
開き直ったわたしは石版の魔法陣に魔力を流しました。
ユウ 16歳
断罪者
魔法適正 【水】 【木】 【闇】
【召喚魔法】
料理人《調理》《味覚強化》《解体術》
薬師 《調薬》《診断》《魔力付与》
《乾燥》《粉砕》
スキル
・速読術
・家事
・基本礼法
・挑発
・斧術
・魔力制御
・拷問術
・追跡術
・王者の瞳
・危機察知
・鑑定
・異常状態耐性
あれ?
自分で確認した時とステータスが違いますね?
「ユウ殿、もし良かったらステータスを見せて貰っても良いだろうか?」
「は、はい、良いですよ」
「おお、流石ユウ殿だな。
まさか16歳で12個もスキルを持っているとは!」
「ユウ様すごいです!」
「驚きましたね」
「え、ええ、自分でもびっくりです」
本当にびっくりしています。
こんな事が出来るのは神様しか居ませんね。
ありがとうございます。
わたしはこのピンチを切り抜けた事を感謝したのでした。
『君はなかなか教会に来てくれなかったからね』
済みません、色々と忙しかったもので……
『ああ、気にしなくて良いよ。
それで、今日は僕に何か用事があって来たのかい?』
いいえ、新しく手に入れたスキルについて調べる為に来たのですよ。
あ、そうだ!
あの称号はなんですか?
『あーあれね、どう?
この前、風呂に入っている時にふと思いついてね。
ちょっと着けてみたんだよ』
そ、そうですか……
なにか意味はあるのですか?
『一応、僅かだけど身体能力の上昇と犯罪者に対する場合のステータスの微上昇の効果があるよ』
なんだかゲームみたいですね。
『否定はしないよ。
僕達の様な存在に取って小世界の管理は趣味みたいな物だからね。
君が元いた世界でも仮想世界を管理して、発展させるゲームがあるだろう?
似たような物だよ』
つまり、神様にとってこの世界で起こっている事は全て微笑ましい出来事程度だと言う訳ですか。
では神の力で邪神や魔族を倒したりはしてくれないのですね?
『まあね。
勘違いして貰っては困るけど僕は別に君たち人間の味方と言う訳ではないよ。
魔族も邪神もその世界で生まれた者だからね。
僕からみれば人間と魔族の違いなんてあってない様な物だよ。
それに、改造データでプレイしても詰まらないだろう?』
なるほど、神の視点ってやつですね。
所で、わたしの王者の瞳のスキルはなんなのですか?
『あれに関しては僕は何もしてないよ。
覚醒の宝玉は使用者の潜在能力を引き出すアイテムだからね。
王者の瞳は君がもともと持っていた力だよ』
そうですか……ではやはり、自分で調べるしか有りませんね。
『ふふ、そうだね。
僕は人間の味方も魔族の味方もしないけど君たち異世界から来た3人の事は応援しているよ。
さて、もう時間がないな。
じゃあ頑張ってね』
はい、ありがとうございます。
「どうしたのだ、ユウ殿?」
「いえ、なんでも有りませんよ。
立派な教会ですね」
「ははは、王都で1番大きな教会だからな。
さぁ、こっちだ」
フレイド様に連れられて教会の奥の部屋に入ります。
部屋の中には聖職者らしき老年の男性が1人待っていました。
「お待ちしておりました、私はこの教会を預かっております大司教のクイレルと申します」
「うむ、私はガスト辺境伯である。
こちらは私が懇意にしている冒険者のユウ殿だ」
「ユウです、よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします」
「先触れの者から聞いていると思うが本日はこちらのユウ殿のステータスチェックをお願いしたい」
「はい、用意できております」
そう言うとクイレル大司教は部屋の隅にあった棚の鍵を開けて両手で抱えてるくらいの石版を取り出し、机の上に置きました。
「さぁ、この石版の魔法陣に手を着いて魔力を流せばステータスを確認できますよ」
そう言うとクイレル大司教は部屋の隅に置いてある椅子に腰を掛けました。
するとフレイド様達、辺境伯家の皆さんもわたしから離れます。
プライバシーへの配慮でしょうか?
「では」
わたしは言われた通り魔法陣に手を置き、魔力を流そうとして気がつきました。
わたしのステータスの称号欄には異世界人と書かれていますし、付与スキルには明らかに異常なスキルの数々が並んでいます。
なんとなく辺境伯家の皆さんの前でステータスを見る流れになってしまいました。
これは不味いですかね?
恐らくフレイド様はこの後ステータスを見ても良いか?と聞いてくるでしょう。
多分、フレイド様は狙ってこの流れに持ち込んだのではないでしょうか?
しかし、今更、ステータスを見ないで欲しいと言うのは、何かを隠していますと言うのと同義ですよね?
んーまぁ、良いか。
バレたとしても辺境伯家の人達なら大丈夫でしょう。
何かあるなら帝国にでも逃げれば良いですし。
開き直ったわたしは石版の魔法陣に魔力を流しました。
ユウ 16歳
断罪者
魔法適正 【水】 【木】 【闇】
【召喚魔法】
料理人《調理》《味覚強化》《解体術》
薬師 《調薬》《診断》《魔力付与》
《乾燥》《粉砕》
スキル
・速読術
・家事
・基本礼法
・挑発
・斧術
・魔力制御
・拷問術
・追跡術
・王者の瞳
・危機察知
・鑑定
・異常状態耐性
あれ?
自分で確認した時とステータスが違いますね?
「ユウ殿、もし良かったらステータスを見せて貰っても良いだろうか?」
「は、はい、良いですよ」
「おお、流石ユウ殿だな。
まさか16歳で12個もスキルを持っているとは!」
「ユウ様すごいです!」
「驚きましたね」
「え、ええ、自分でもびっくりです」
本当にびっくりしています。
こんな事が出来るのは神様しか居ませんね。
ありがとうございます。
わたしはこのピンチを切り抜けた事を感謝したのでした。
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(完結記念に澄石アラン様からラミアのイラストを頂きましたので、表紙に使用させてもらいました)