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神々の間では異世界転移がブームらしいです。第4部《新たなる神話》
4話 俺達と援軍
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邪神の神殿を目指して魔境を進むこと約1ヶ月、俺達は邪神の神殿を目視で確認できる所まで迫っていた。
「…………あれが邪神の神殿だな」
「ああ、間違いない」
俺とランスは魔族に気付かれない様に森の中に作った拠点から何度と無く邪神の神殿を観察する。
「あんた達、そんなに何度も確認しなくてもアレで間違いないわよ」
「そうじゃのぅ、なんとも禍々しい神殿じゃ」
マーリンは呆れた様に、バッカスは何処か関心した様に告げる。
それもそのはず、俺達はリゼッタさんの手紙に入っていた地図を頼りに進み、邪神の神殿らしき建物を発見したのだ。
では何故、その建物を邪神の神殿だと確信しているのかと言うと、王国の城の様に大きな神殿のすぐ横に、その更に倍はあろうかと言う石像がそびえ立っていたのだ。
石像は実に禍々しい姿をしているて、今にも動き出しそうなくらいの迫力を感じる。
多分、あの石像は、邪神と何か関係があるはずだ。
そして、邪神の神殿だと確信した理由 は何も、石像だけでは無い。
それは神殿の周囲を埋め尽くさんばかりの大量の魔物だ。
種類もランクもバラバラな魔物が神殿の周囲の荒野を埋め尽くしているのだ。
お陰で俺達は神殿に近づく事も出来ず、こうして森のある離れた場所で神殿を観察しているのだった。
「しかし、如何したものかな?」
ジンがぼやく。
「そうだな、あの魔物を掻い潜って神殿に潜入するのは流石に不可能だろう」
「精霊王様の試練を乗り越えた私達なら魔物を打ち押して入る事も不可能では有りませんが?」
自分で言いながらその手は無いと考えているのだろう。
ソフィアは苦笑いを浮かべる。
確かに力を付けた俺達はなら、魔物になどは負けはしない。
しかし、あの神殿には魔王や邪神が待ち構えているのだ。
消耗した状態で勝ち目などない。
と言う事で俺達は現在、絶賛行き詰まり中なのである。
しかし、そんなに俺達に衝撃と共に転機が訪れた。
ゴゴゴゴゴォォォオ!!!!
「な、何だ⁉︎」
「何が起こった!」
「おい、アレを見ろ!!」
ランスが指差す方を見る。
いつも通りの巨大過ぎる石像だ。
いや……何だか違和感が…………
「ね、ねぇ、あの石像……動いてない?」
マーリンが恐る恐る言う。
「マーリンもそう思いますか?」
「俺の気のせいじゃなかったのかか……」
なんと、巨大な石像が動き出したのだ。
なんて事だ。
アレが魔族の切り札だったのか。
あんな物が人間の国に攻め込んで来たら1歩で村が消え、2歩で町が壊滅し、ステップでも踏もう物なら国が滅ぶだろう。
「な、なんだよ……あれ……」
俺達は、そのあまりにも巨大な存在をただみているしかなかった。
「え⁉︎」
「ど、如何したマーリン⁉︎」
突然マーリンが声を上げて振り向いた。
マーリンが見つめるのは石像とは反対方向の空だった。
しかし、そこには厚い雲が掛かるだけだ。
「な、何か来るわ、すごい魔力よ!」
マーリンは精霊王の試練を乗り越えて完全に精霊王の瞳を使いこなせる様になっていた。
力を封印していた鍵も既に全ての封印が解かれている。
『お揃いじゃのぅ、マーリンちゃん』と言った精霊王様を殴り飛ばしていた。
マーリンが指差す空を睨んでいると雲の上から何かが現れた。
「な、なんだ、あれは⁉︎」
「うそだろ……」
「アレって……飛空船?」
ソフィアの呟きが1番的を射ているのだろう。
雲の上から現れたのは正しく空飛ぶ船だった。
「で、でも、雲の上を飛べる飛空船なんて……存在するのか?」
「しかもあの船、とんでも無く巨大だぞ」
ランスが言うにはミルミット王国の王女様が移動に使っている飛空船でもあの船の半分くらいの大きさらしい。
「それにあんな衣裳の飛空船なんてみた事ないわ」
博識なマーリンでも知らない形らしい。
その飛空船は複雑な文様が施されたパーツがいくつも連なり、翼の様な形を作り両翼を広げている。
船体に取り付けられたパドルの様なパーツからは、推進力に変換された魔力の残滓がキラキラと放出されている。
「 ⁉︎ 」
「如何したマーリン⁉︎」
マーリンが声にならない声を上げる。
「あ、あの船の莫大な魔力が船の前方に集まって行くわ……」
マーリンの話を聞いた俺達は船の前方に注目する。
すると船の前方、空中へと巨大な船に対抗すりかの様に巨大な魔方陣が描き出されて行く。
「な、なんだ……」
そして、魔方陣を形ずくる光が一周し、完全な円を作った。
「ふ……」
そんな声を漏らしたマーリンに視線が注がれる。
「伏せてぇ!!!」
マーリンの悲鳴の様な絶叫を聞くか聞かないか……俺達は地面に身体を投げ出し身を伏せた。
それはもう伏せた。
まるで地面と一体になったかの様だった。
ドゴォォオ!!!!
巨大な飛空船の魔方陣から放たれた光の槍は、轟音と衝撃波を撒き散らし、巨大な禍々しい石像の上半身を粉々に打ち砕いた。
そして、俺達にこれでもかと言うくらいに土をかぶせたのだった。
「ぺぺッ、一体何が起こったんだ⁉︎」
周囲を見回すと土の中からみんなが這い出て来る。
どうにか無事だった様だ。
「こんな、無茶をするなんて、あの人に違いないわ……」
マーリンが小さな声で何かを呟く。
ピィ
すると、そのマーリンの下に小さな白い鳥が舞い降りた。
その鳥の足にはメモ書きが付けられている。
マーリンがそのメモ書きに目を通すと、サッと顔色が青くなった。
「な、なんだ⁉︎」
マーリンがメモ書きをみんなが見える様に差し出す。
『みなさん、全力で防御して下さいね。死んじゃいますから。 ユウ』
「「「「「え⁉︎」」」」」
マーリンは、素早く立ち上がると防御魔法を唱えている。
「何やってんの!
あんた達も早く防御しなさい!」
マーリンの剣幕に押され俺達も防御魔法などを展開する。
大精霊様の試練を乗り越え、俺達は【精霊術】と言う新しい技を身に付けたのだ。
それを駆使して周囲に強固な防御を張り巡らせる。
俺達が防御を展開した後もマーリンは追加でどんどん防御魔法を展開して行く。
「何やってんの!
魔力が尽きるまで防御よ!」
「え⁉︎しかし……」
「ユウ先生はこう言う時、冗談は言わないわ。
あの人が全力で防御しないと死ぬって言うなら、全力で防御しないと死ぬのよ!」
マーリンの言葉に俺達も血の気が引いた。
それから数分、いや、数十秒だったかも知れない。
とにかく、防御を重ねた。
そして、その時はやって来た。
空から何が落下して来た。
それは先程の衝撃で混乱の渦に有った魔物の群れの真ん中に突き刺さる。
そして……地面からグングンと伸びたそれは、みるみる内に枝葉を広げて魔物の群れの真ん中に巨大な大木が出来上がった。
しかし………………その大木は全てが氷で出来ていた。
ゴッ!!
大木から吹き寄せる突風、いやブリザードと言っても生易しい表現だろう。
氷の大木の周囲に居た魔物は一瞬の内に凍りつき、ガラス細工の様に砕け散ってしまった。
そして俺達は……
「やばい!やばい!やばい!」
「ちょっと!もっと魔力込めなさいよ!」
「一瞬で半分以上の障壁が砕けました!」
「もう限界じゃぞ!」
「さみぃ!っか痛てぇ!」
「気をしっかり持て!俺達も魔物みたいに砕け散ってしまうぞ!」
防御の障壁のすぐ外を、『死』が大手を振って通りすぎて行く。
永遠にも感じられた時間がようやく終わり、外の世界が落ち着いた事を確認した俺達は、恐る恐る防御を説いた。
「さっむ……」
周囲は一面の銀世界へと変貌していた。
まるで、転移の魔法で何処か違う場所に移動にしたかの様だ。
しかし、目の前には見覚えのある邪神の神殿がある。
その光景に唖然としていた俺達の頭上を巨大な影が通り過ぎる。
そして、その影から小柄な少女が俺達の前に降り立った。
「みなさん、ご無事でしたか?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「はい……ユウ先生が来るまでは……」
「…………あれが邪神の神殿だな」
「ああ、間違いない」
俺とランスは魔族に気付かれない様に森の中に作った拠点から何度と無く邪神の神殿を観察する。
「あんた達、そんなに何度も確認しなくてもアレで間違いないわよ」
「そうじゃのぅ、なんとも禍々しい神殿じゃ」
マーリンは呆れた様に、バッカスは何処か関心した様に告げる。
それもそのはず、俺達はリゼッタさんの手紙に入っていた地図を頼りに進み、邪神の神殿らしき建物を発見したのだ。
では何故、その建物を邪神の神殿だと確信しているのかと言うと、王国の城の様に大きな神殿のすぐ横に、その更に倍はあろうかと言う石像がそびえ立っていたのだ。
石像は実に禍々しい姿をしているて、今にも動き出しそうなくらいの迫力を感じる。
多分、あの石像は、邪神と何か関係があるはずだ。
そして、邪神の神殿だと確信した理由 は何も、石像だけでは無い。
それは神殿の周囲を埋め尽くさんばかりの大量の魔物だ。
種類もランクもバラバラな魔物が神殿の周囲の荒野を埋め尽くしているのだ。
お陰で俺達は神殿に近づく事も出来ず、こうして森のある離れた場所で神殿を観察しているのだった。
「しかし、如何したものかな?」
ジンがぼやく。
「そうだな、あの魔物を掻い潜って神殿に潜入するのは流石に不可能だろう」
「精霊王様の試練を乗り越えた私達なら魔物を打ち押して入る事も不可能では有りませんが?」
自分で言いながらその手は無いと考えているのだろう。
ソフィアは苦笑いを浮かべる。
確かに力を付けた俺達はなら、魔物になどは負けはしない。
しかし、あの神殿には魔王や邪神が待ち構えているのだ。
消耗した状態で勝ち目などない。
と言う事で俺達は現在、絶賛行き詰まり中なのである。
しかし、そんなに俺達に衝撃と共に転機が訪れた。
ゴゴゴゴゴォォォオ!!!!
「な、何だ⁉︎」
「何が起こった!」
「おい、アレを見ろ!!」
ランスが指差す方を見る。
いつも通りの巨大過ぎる石像だ。
いや……何だか違和感が…………
「ね、ねぇ、あの石像……動いてない?」
マーリンが恐る恐る言う。
「マーリンもそう思いますか?」
「俺の気のせいじゃなかったのかか……」
なんと、巨大な石像が動き出したのだ。
なんて事だ。
アレが魔族の切り札だったのか。
あんな物が人間の国に攻め込んで来たら1歩で村が消え、2歩で町が壊滅し、ステップでも踏もう物なら国が滅ぶだろう。
「な、なんだよ……あれ……」
俺達は、そのあまりにも巨大な存在をただみているしかなかった。
「え⁉︎」
「ど、如何したマーリン⁉︎」
突然マーリンが声を上げて振り向いた。
マーリンが見つめるのは石像とは反対方向の空だった。
しかし、そこには厚い雲が掛かるだけだ。
「な、何か来るわ、すごい魔力よ!」
マーリンは精霊王の試練を乗り越えて完全に精霊王の瞳を使いこなせる様になっていた。
力を封印していた鍵も既に全ての封印が解かれている。
『お揃いじゃのぅ、マーリンちゃん』と言った精霊王様を殴り飛ばしていた。
マーリンが指差す空を睨んでいると雲の上から何かが現れた。
「な、なんだ、あれは⁉︎」
「うそだろ……」
「アレって……飛空船?」
ソフィアの呟きが1番的を射ているのだろう。
雲の上から現れたのは正しく空飛ぶ船だった。
「で、でも、雲の上を飛べる飛空船なんて……存在するのか?」
「しかもあの船、とんでも無く巨大だぞ」
ランスが言うにはミルミット王国の王女様が移動に使っている飛空船でもあの船の半分くらいの大きさらしい。
「それにあんな衣裳の飛空船なんてみた事ないわ」
博識なマーリンでも知らない形らしい。
その飛空船は複雑な文様が施されたパーツがいくつも連なり、翼の様な形を作り両翼を広げている。
船体に取り付けられたパドルの様なパーツからは、推進力に変換された魔力の残滓がキラキラと放出されている。
「 ⁉︎ 」
「如何したマーリン⁉︎」
マーリンが声にならない声を上げる。
「あ、あの船の莫大な魔力が船の前方に集まって行くわ……」
マーリンの話を聞いた俺達は船の前方に注目する。
すると船の前方、空中へと巨大な船に対抗すりかの様に巨大な魔方陣が描き出されて行く。
「な、なんだ……」
そして、魔方陣を形ずくる光が一周し、完全な円を作った。
「ふ……」
そんな声を漏らしたマーリンに視線が注がれる。
「伏せてぇ!!!」
マーリンの悲鳴の様な絶叫を聞くか聞かないか……俺達は地面に身体を投げ出し身を伏せた。
それはもう伏せた。
まるで地面と一体になったかの様だった。
ドゴォォオ!!!!
巨大な飛空船の魔方陣から放たれた光の槍は、轟音と衝撃波を撒き散らし、巨大な禍々しい石像の上半身を粉々に打ち砕いた。
そして、俺達にこれでもかと言うくらいに土をかぶせたのだった。
「ぺぺッ、一体何が起こったんだ⁉︎」
周囲を見回すと土の中からみんなが這い出て来る。
どうにか無事だった様だ。
「こんな、無茶をするなんて、あの人に違いないわ……」
マーリンが小さな声で何かを呟く。
ピィ
すると、そのマーリンの下に小さな白い鳥が舞い降りた。
その鳥の足にはメモ書きが付けられている。
マーリンがそのメモ書きに目を通すと、サッと顔色が青くなった。
「な、なんだ⁉︎」
マーリンがメモ書きをみんなが見える様に差し出す。
『みなさん、全力で防御して下さいね。死んじゃいますから。 ユウ』
「「「「「え⁉︎」」」」」
マーリンは、素早く立ち上がると防御魔法を唱えている。
「何やってんの!
あんた達も早く防御しなさい!」
マーリンの剣幕に押され俺達も防御魔法などを展開する。
大精霊様の試練を乗り越え、俺達は【精霊術】と言う新しい技を身に付けたのだ。
それを駆使して周囲に強固な防御を張り巡らせる。
俺達が防御を展開した後もマーリンは追加でどんどん防御魔法を展開して行く。
「何やってんの!
魔力が尽きるまで防御よ!」
「え⁉︎しかし……」
「ユウ先生はこう言う時、冗談は言わないわ。
あの人が全力で防御しないと死ぬって言うなら、全力で防御しないと死ぬのよ!」
マーリンの言葉に俺達も血の気が引いた。
それから数分、いや、数十秒だったかも知れない。
とにかく、防御を重ねた。
そして、その時はやって来た。
空から何が落下して来た。
それは先程の衝撃で混乱の渦に有った魔物の群れの真ん中に突き刺さる。
そして……地面からグングンと伸びたそれは、みるみる内に枝葉を広げて魔物の群れの真ん中に巨大な大木が出来上がった。
しかし………………その大木は全てが氷で出来ていた。
ゴッ!!
大木から吹き寄せる突風、いやブリザードと言っても生易しい表現だろう。
氷の大木の周囲に居た魔物は一瞬の内に凍りつき、ガラス細工の様に砕け散ってしまった。
そして俺達は……
「やばい!やばい!やばい!」
「ちょっと!もっと魔力込めなさいよ!」
「一瞬で半分以上の障壁が砕けました!」
「もう限界じゃぞ!」
「さみぃ!っか痛てぇ!」
「気をしっかり持て!俺達も魔物みたいに砕け散ってしまうぞ!」
防御の障壁のすぐ外を、『死』が大手を振って通りすぎて行く。
永遠にも感じられた時間がようやく終わり、外の世界が落ち着いた事を確認した俺達は、恐る恐る防御を説いた。
「さっむ……」
周囲は一面の銀世界へと変貌していた。
まるで、転移の魔法で何処か違う場所に移動にしたかの様だ。
しかし、目の前には見覚えのある邪神の神殿がある。
その光景に唖然としていた俺達の頭上を巨大な影が通り過ぎる。
そして、その影から小柄な少女が俺達の前に降り立った。
「みなさん、ご無事でしたか?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「はい……ユウ先生が来るまでは……」
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