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兵士君は不安
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俺の名前はロバート、サージェント辺境伯家に仕える兵士だ。
現在は国境を越えて攻め込んで来た隣国の軍を撃退する為に出兵している。
マクマーン砦の守備兵に配置された俺は哨戒の順番が来るまで休息を取っている。
「なぁ、ロバート。
なんか騒がしくないか?」
同期のアンディがそう言った。
確かに少し前からガヤガヤと砦が騒がしい。
ガチャ
「緊急事態だ、通常装備で中庭に集合しろ!
それからロバートとアンディ!
お前達は騎馬装備で城門前に行け!」
「「「「はい!」」」」
部屋に飛び込んで来た小隊長が矢継ぎ早に指示を出すと、急ぎ足で立ち去っていった。
休息部屋に居た兵士達が慌てて鎧を着込み始める。
「おい、ロバート。
俺達だけ騎馬装備ってのはどう言うことなんだ?」
「分からん、兎に角急ごう」
俺達は急いで装備を整えると、城門へと向かった。
すると、そこには既に何人かの兵士達が集まっており、更に俺達の後からも兵士達がこちらにやって来る。
「どうやら馬術達者な兵が集められているみたいだな」
集まった顔ぶれを見てアンディが言う。
成る程、確かに。
アンディは男爵家の7男で、実家で子供の時から馬術を教わっていたし、俺も実家が牧場を営んでいる為、馬の扱いには自信がある。
そして、50人程の兵が集まった頃、砦の兵を纏める騎士ラリー様がやって来て状況を説明してくれた。
これから俺達は500の敵軍をたった50人の騎兵で押し留めなければならないらしい。
「…………マジかよ」
「俺達、生きて帰れるのか?」
兵達の間に不安の声が広がる。
当然だろう。
こんなの死兵になれと言われた様な物だ。
「揃って居ますね」
そんな中、場違いな女性の声が聞こえた。
砦から現れたのは15~16歳位の少女だった。
「おい、誰だあの子?」
「さぁ、なんで砦に?」
戸惑う兵達をラリー様が一括する。
「全兵、傾聴!
こちらはダーリン辺境伯閣下の奥方、サマンサ様だ!
サマンサ様は、これから我らを率い敵軍迎撃へと向かわれる!
我らはサマンサ様の剣として!盾として!同行する栄を賜った!
辺境伯家に仕えし兵達よ!
諸君の武勇に期待する!」
ラリー様がとんでもない事を言い始めた。
辺境伯閣下の奥様だと言う少女を戦場に連れて行くと言うのだ。
神輿として担ぐにしても砦に居れば十分だろうに。
戦場に連れて行く何て信じられない。
しかし、一兵士である身で騎士であるラリー様に意見など出来る筈もなく、俺達は不安を抱えながら馬に跨るのだった。
現在は国境を越えて攻め込んで来た隣国の軍を撃退する為に出兵している。
マクマーン砦の守備兵に配置された俺は哨戒の順番が来るまで休息を取っている。
「なぁ、ロバート。
なんか騒がしくないか?」
同期のアンディがそう言った。
確かに少し前からガヤガヤと砦が騒がしい。
ガチャ
「緊急事態だ、通常装備で中庭に集合しろ!
それからロバートとアンディ!
お前達は騎馬装備で城門前に行け!」
「「「「はい!」」」」
部屋に飛び込んで来た小隊長が矢継ぎ早に指示を出すと、急ぎ足で立ち去っていった。
休息部屋に居た兵士達が慌てて鎧を着込み始める。
「おい、ロバート。
俺達だけ騎馬装備ってのはどう言うことなんだ?」
「分からん、兎に角急ごう」
俺達は急いで装備を整えると、城門へと向かった。
すると、そこには既に何人かの兵士達が集まっており、更に俺達の後からも兵士達がこちらにやって来る。
「どうやら馬術達者な兵が集められているみたいだな」
集まった顔ぶれを見てアンディが言う。
成る程、確かに。
アンディは男爵家の7男で、実家で子供の時から馬術を教わっていたし、俺も実家が牧場を営んでいる為、馬の扱いには自信がある。
そして、50人程の兵が集まった頃、砦の兵を纏める騎士ラリー様がやって来て状況を説明してくれた。
これから俺達は500の敵軍をたった50人の騎兵で押し留めなければならないらしい。
「…………マジかよ」
「俺達、生きて帰れるのか?」
兵達の間に不安の声が広がる。
当然だろう。
こんなの死兵になれと言われた様な物だ。
「揃って居ますね」
そんな中、場違いな女性の声が聞こえた。
砦から現れたのは15~16歳位の少女だった。
「おい、誰だあの子?」
「さぁ、なんで砦に?」
戸惑う兵達をラリー様が一括する。
「全兵、傾聴!
こちらはダーリン辺境伯閣下の奥方、サマンサ様だ!
サマンサ様は、これから我らを率い敵軍迎撃へと向かわれる!
我らはサマンサ様の剣として!盾として!同行する栄を賜った!
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神輿として担ぐにしても砦に居れば十分だろうに。
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しかし、一兵士である身で騎士であるラリー様に意見など出来る筈もなく、俺達は不安を抱えながら馬に跨るのだった。
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