若葉さん♂と自分♂(仮)

kuria

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入学編

部屋

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黒崎「コレから寮へご案内致します」
車のドアを開き2人で車に乗り込む
車が動き出し寮へと向かい始めた
黒崎「高等部の寮は4箇所ございます」
車に設置してあるテレビモニターに地図とマークが映し出された
黒崎「錬様の寮は和風寮です」
地図に黄色い丸が映し出された
黒崎「和風寮は名前の通り和風の建物になっており大変生活しやすいです」
近くまで来たようで窓の外の景色が随分と変わってきた
建物は昔の日本のような建物
活気のある人達
着物で歩いている人すいる
黒崎「現在この和風寮にはたくさんの生徒さんが生活しております
料理も好評で皆様楽しく過ごしておいでです」
大きなお屋敷のような建物の前出車が止まった
黒崎「こちらが和風寮の4号館です」
手荷物を持ち中に入ると広々とした玄関があった
黒崎さんは近くのブザーを鳴らすと奥から1人の女性がでてきた
黒崎「こちらがこの和風寮の寮看である水上柚子さんです」
水上「どうぞよろしく」
うやうやしくお辞儀をされて少し遅れて挨拶をした
水上「ではお部屋に案内しますね」
水上さんについて部屋に向かった
黒崎「ここでは2人部屋が基本ですので誰かと同じ部屋になるはずですね」
水上「はい
八神くんの同室の子は今部屋にいるはずですよ」
そう言いながら4階の一番奥の部屋に案内された
そこのネームプレートの1枚に「水上夏鈴」となっていた
水上「ああすいませんこの部屋の同室は私の弟なんです」
そう言ってドアを開けた
中は広々としていていた
水上「ここが2人の共有スペースで奥に個人部屋があります
トイレとシャワールームは各部屋にあります
あとここは温泉がありますので後で入ってくださいね
食事は部屋にキッチンもありますが主にみんな食堂で食べますのでみんなで食べた方が美味しいですしね」
説明を受けて中に進むと奥のドアが開き人がでてきた
夏鈴「?
姉さんと黒崎さん?
あと誰その人?」
半袖のTシャツにジャージのズボンをはいてアイスをかじっている人がでてきた
水上「こら!!
夏鈴なんてかっこしてるの
今日あなたの同室の人が来るって言ってあったでしょ」
水上さんは少し顔を赤くして夏鈴に怒った
水上「すいません
この子が私の弟の水上夏鈴です」
夏鈴の頭を抑えてお辞儀させた
夏鈴「え、あーそっか今日だっけ?
初めまして夏鈴ですよろしく」
少しおっとりした人みたいだ
そう言われて握手を求められたので握手した
水上「出来の悪い弟ですがよろしくお願いしますね」
水上さんはそういい握手している手を握りしめた
黒崎「では私達はお暇致しましょう
夏鈴くん錬様と仲良くしてあげて下さいね」
微笑みながらそう伝えた
夏鈴「はい
でも何で黒崎さんがここまで案内してるんですか?
編入生って普通担任や先生達が案内するんじゃなかったでしたっけ?」
水上「そう言えばそうですね?
何故なんですか?」
黒崎「実は私の知り合いの方の息子さんなんです
なので仲良くしてあげてください」
少し無理がある気がするけど平気なのだろうか?
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