お蔵ぼっこと雪ちゃん

華岡光

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不思議な体験

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 「うん!思っていたより綺麗だし、それに凄く広くてお家の中でも遊べるね」

   「そうだね!家の中で隠れんぼもできるくらいの広さだからね。あ!そうだそうだもう一つの建物があるんだった」

   「え?このお家以外にまだ家があるの?」

 雪ちゃんはびっくりした表情で裕一に聞き返す。

 「うん。家というか小さい家みたいな倉庫的な感じの建物かな。蔵て言うんだよ!昔の人はねその蔵の中にいろいろと大事なものを入れたりしてたんだよ。その蔵はこの家のすぐ隣にあるんだけど、パパが初めて見た時に大きく感じたんだよ。それでこの蔵を改装して地産地消の身体に良いパン屋さんを開こうと思ったの。見てみようか」

 裕一はそう言うと雪ちゃんを連れて外に出た。
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