少年館

ジョセフとアドン少佐の2人の生活1

　「今の俺の上官に気に入られ、パリの防衛師団の士官として今はこの国の最も重要な場所の防衛を任せられてるんだ。エリート部隊の将校なんだぞ？こう見えて俺は」

 ジョセフの目は憧れの目線となってアドン少佐を見つめていた。

　「凄い、僕もいつか偉くなってお金持ちになれるかな・・でも、僕にはそんな頭も良くないし、体も女の子みたいだし、きっと無理なんだろうな・・」

 そう言うジョセフにアドンは優しく頭を撫でながら言った。

　「無理なんて決めつけた時点で無理なんだよ。できると思えばできる！！ジョフ！！お前はここに住んでるのか？」

     「うん。ここの地下に他の男の子達と部屋は別々だけど住んでるんだ」

     「地下？この建物は地下もあるのか？？ご飯はどうだ？？ちゃんと食べられてるか？？」