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ジョセフとアドン少佐の2人の生活37
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"パァン!"
アルマンが事務所のドアを開けようとした時、1発の乾いた銃声が室内から響いた。
「アドン少佐・・」
慌てて中に入ったアルマンの視界に入ってきたのは胸を押さえて口から血の泡を吹き出し苦しんでいるマリオット支配人の姿だった。
「少佐、銃を下ろして下さい。さあ、こちらに。」
アルマンは震えてるアドンの手から銃を取り上げると、マリオットの元へ向かった。
「大丈夫か。その傷じゃもう助かるまい。」
銃声の音に整備士達もかけつけきた。
「社長!!誰か救急車を呼べ!!」
アドンはアルマンに言った。
「おまえは逃げろ。あの少年をせめて親元に送り届けてくれ。巻き込んでしまって悪かったな。さあ、早く。」
「少佐、巻き込んでしまっただなんて、そんな事言わないでくださいよ。俺が好きにやった事ですから。分かりました。あの少年を家元に送り届けますよ。その後は逃げられないだろうから、軍に出頭します。アドン少佐 "今までありがとうございます"。」
アルマンはそう言うと表に向かって走りだした。
アルマンが事務所のドアを開けようとした時、1発の乾いた銃声が室内から響いた。
「アドン少佐・・」
慌てて中に入ったアルマンの視界に入ってきたのは胸を押さえて口から血の泡を吹き出し苦しんでいるマリオット支配人の姿だった。
「少佐、銃を下ろして下さい。さあ、こちらに。」
アルマンは震えてるアドンの手から銃を取り上げると、マリオットの元へ向かった。
「大丈夫か。その傷じゃもう助かるまい。」
銃声の音に整備士達もかけつけきた。
「社長!!誰か救急車を呼べ!!」
アドンはアルマンに言った。
「おまえは逃げろ。あの少年をせめて親元に送り届けてくれ。巻き込んでしまって悪かったな。さあ、早く。」
「少佐、巻き込んでしまっただなんて、そんな事言わないでくださいよ。俺が好きにやった事ですから。分かりました。あの少年を家元に送り届けますよ。その後は逃げられないだろうから、軍に出頭します。アドン少佐 "今までありがとうございます"。」
アルマンはそう言うと表に向かって走りだした。
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